2017. 06. 11  
今週は会の年間行事「春の集中山行」で会津たかつえスキー場の北西にある1252Mピーク(集中地点)の周辺の沢を遡行・下降してきた。どの沢も滝らしい滝もなくゆるやかなナメが続き、あまり変化のない沢という印象を受けた。
この山域は標高が低いため上流部の雪渓はなく、大きな雪崩も起きにくい地形のためと思うが、下流~中流域にも雪渓がなかった。夕食は現地調達を主としたものの、山菜は成長しすぎていて食べ頃のものを採取するのに苦労した。収穫は、ミヤマイラクサ、モミジガサを中心に、ウドの穂先、ワラビ、トリアシショウマ、フキと僅かながらウルイとコゴミ。ウルイはもっとあってもよさそうだったが、意外にも少ない・・というか、ヒョロヒョロの貧弱なのしかなかった。魚も非常に少なく(水量が少なく魚が生息するのに適した環境ではない)、糸を出さなかったので釣果はなし。

6月10日
小滝川沿いの林道に車を停めて、枝沢を下降して小滝川へ向かう。
小滝川を200Mほど下降すると、最初の遡行予定の沢「ここたき沢」が出合う。
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ここ滝沢は全体に緩い流れのナメが続く。両岸の等高線は密なのだが、あまり急峻さを感じなかった。
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右俣を進んで920M付近から西隣の大内沢へ乗越そうと枝沢を詰めたが、稜線が意外にすっきりしていたので、大内沢には下降せず、稜線を南下して矢竹沢を目指した。
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矢竹沢もナメが断続する緩い沢だった。
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地形図で940M付近まで伸びている矢竹沢沿いの林道はさらに上まで伸びていて、下降を遮られた。
林道を歩いて910M二俣まで下降して、13時半頃に左俣右岸の植林帯にタープを張った。
タープを張った後に、焚き火を熾すが、14時ごろと15時半頃に土砂降りとなって一気に冷え込んだ。
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6月11日
7時45分頃幕場を後にして林道を登る。林道から見た幕場周辺の様子。木々に隠れて幕場は見えない。
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940M左岸の枝沢を遡行して大内沢(集中地点のピークを挟んで異なる大内沢が南北に流下している)へ乗越す。
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1103M小ピーク西側のコルを乗り越すが、この稜線も下草が少なく心地よい所だ。
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大内沢もナメの沢だった。1010M左岸枝沢に入ってダイレクトに1252Mピークに詰め上がった。
1010M出合で、単独日帰り半のMさんが追い付いてきた。Mさんはさらに本流を遡行して大回りして山頂を目指した。
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集中予定時刻よりも1時間強早く到着したが、このとき既に到着している班がいた。
予定時刻より約30分早く全班が集中。記念撮影後に各々のルートを下降していった。
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我が班はB班が遡行してきた出戸深沢を下降した。今回の沢では唯一滝らしい滝(とは言っても5M前後の緩い滝だ)がある沢だった。
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しかし大半は緩い流れのナメと河原状である。
入深沢出合の手前で右岸に踏跡が出てきて、踏跡を辿ると間もなく林道に出た。
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林道を30分ほど降ると駐車地点に到着。
そのあと赤岩荘にて二度目の集中をして入浴の後解散となった。

今回は、虫よけをもっていかなかったのだが、幕場で露出部位をことごとく刺されてしまった。
蚋は見ていないので、この痒みと腫れはヌカカだと思う。非常に質の悪い虫だ。
2017. 06. 05  
那須連峰では初級者向きの沢として人気の高い白水沢だが、比較的遡行者が少ない右俣・大白森沢・一ノ沢を繋げるルートを辿ってみた。北風が強く吹き付けて気温も上がらない日だったので、終始雨具を羽織ってルート取りも晩秋のような山行になった。

堰堤上で白水沢に入渓すると早速出迎えてくれるのが、白い壁の10M滝。
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10M滝のルートは左側。明瞭な踏跡がついている。この滝を越えたあと、堰堤を過ぎると左岸に吹上沢を分ける。
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吹上沢を分けたあと、6MY字型の滝を左から巻いて越えると、ナメ状の小滝が流れ込むエメラルドグリーンの淵がある。
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20Mの滝は左側を巻き気味に登る。
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中段でヒョングッてる10M2段の滝も左壁を登る。この滝は正面から見た方がヒョングッてる様子がよく分かる。
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続く7M直瀑も左壁から。
ここを過ぎると、ナメと小滝が断続するようになり、二俣となる。
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二俣を右に入ると間もなく大白森沢の出合。青っぽい灰色の石の右俣と赤茶色の石の大白森沢とが対照的だ。
右俣は上部に二基の大きな堰堤がある以外は何もなく、あっさりと甲子林道に出た。
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甲子林道を甲子峠に向かって歩き、大白森沢に入渓する。上部は所々雪渓が残っていた。
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右俣と大して変わらないだろうと思っていたら、意外に滝が懸っていて楽しめるところもある。
1540M付近の4M滝をクライムダウンする。
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12M滝はすっぱり切れ落ちており、水流横を懸垂下降すると飛沫を浴びて寒そうなので、高巻いて水流から離れたところを懸垂下降した。
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すかさず8M-3Mと続く滝も高巻きと懸垂で下降する。大白森沢と右俣とは逆に辿った方がよかったみたいだ。
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二度の懸垂下降の後は滝もなく出合に戻った。昼食の後二俣まで降って左俣を遡行する。
左俣に最初の滝が懸る所に、左岸から7M-3M-4M-4Mの連瀑を懸けて流れ込むのが一ノ沢だ。
最初の7Mと次の3Mを右壁を登って越えたが、後続には巻いてもらった。
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しばらく遡行すると8M斜瀑が懸るが、難なく越えられる。
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さらに7M-4M-9Mの連瀑が懸る。難しくはないが、最上部は壁が脆いので慎重に登らなければならない。
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(1:2)で左に流れを分けると4M滝が懸るが、簡単に越えられる。
この後は小滝が出てくる程度で、やがて水が涸れ、少しだけ薄い笹薮を漕いで詰めて行くと甲子峠へ続く登山道に出る。
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登山道を1時間ちょっとで大黒屋に戻ってくるが、日帰り入浴時間には間に合わなかった。
2017. 06. 04  
2015年5月に当会が発見した?!釜ノ沢東俣カラ沢へ行ってきた。
あれから早2年、今回はリーダーをやらせてもらったものの全然記憶にない。初見の沢状態で全く役に立たなかった、ワタシだ。

吊り橋渡っていざ釜ノ沢へ!!
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しばらくは林道歩き。上から見る釜ノ沢は青くてキレイ。
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ホラの貝ゴルジュ。ここも行ってみたい。
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乙女の滝とおやじとおやじ。
前半は楽勝なので、ただただ楽しい。
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魚留滝。ここまでに3パーティと出くわす。さすが人気の沢である。
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千畳のナメ。天候にも恵まれ本当にきれい。
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両門の滝は絶好の写真ポイント。絵になるなぁ。
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ここが目的のカラ沢入口。しばらく伏流なので見た目はすごく地味。
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カラ沢を進むと水流が復活。少し早いが1日目はここで終了。薪は乾いていて簡単に火をつけることができた。
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二日目、テン場を少し進むときれいなナメ。ワクワクするぅ。
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前日にお話したパーティが興味を持ったそうで予定を変更してカラ沢に入渓。12m滝を登はんしていたので我々は右から巻いて懸垂下降で沢筋へ戻る。
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しばらくはガレ場とナメが交互に現れる。
倒木と岩のごろごろ地帯。
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荒れた渓相の後のナメは格別。
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ラストは長いナメの連爆帯。
最初を右から巻くと次の大滝が現れる。
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傾斜がきつくなり、巻きにも苦労する。
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「また、大滝だー」っとうれしい悲鳴が続く。
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100mを超えているであろう連爆帯を抜けると鶏冠尾根に詰め上げることができ、木賊山までは苦労せずたどり着くことができた。
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下山は長い徳ちゃん新道をだーっと下った。

今シーズン初焚き火ができ、カラ沢ラストの迫力に感動し、大満足の山行でした。
2017. 05. 28  
今年の沢初めとして、近年沢初めのルートとして定着してきた感のある那須・男鹿山塊の沢へ行ってきた。
今回は木ノ俣川西俣沢左俣の計画をしたときから地形に興味を惹かれていた大巻川がターゲットだ。

大巻川橋の近くのスペースに車を停めて入渓に向かうが、橋からはすぐ先に堰堤が見えており、両岸急峻な地形なので、大巻川の名の通りに大きく右岸を巻いて堰堤上で入渓した。
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しばらく平凡な渓相が続く。両岸とも深く浸食されており壁の上の樹木に光を遮られて薄暗い印象だ。
小雨も降り続いていて尚暗かった。
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小滝が出てきたと思ったらすぐに堰堤が・・・。簡単に左岸から越えると、堰堤上は谷が浅くなって明るくなる。
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950Mあたりから斜度が増してきて、小滝や斜瀑が懸って楽しくなってくる。
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8MCSは登れないが、右側の大岩を挟んで抜け道が・・・
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とは言っても、細流の5M滝が懸っていて右壁を直登して越えなければならない。
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さらに10M滝。左岸を巻いていくと上部にはトラロープが・・・常連の釣師が入っているらしい。
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1100M辺りからはナメが出てきたりして、さらに渓相が変化してくる。
この6M滝は遠目には登れないかも・・・だったが・・・
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近くで見てみると右壁に簡単なルートがあった。
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さらに水流を二分する8M滝は、右から取付いて中段で左に渡って落ち口へ抜けた。
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8M滝を越えて、右に(1:5)で本流とも思える水量の多い沢を分けると、雪渓が谷を埋めるようになる。
雪渓の先に懸る10MくらいのCSは、CS部分が完全にハングしていて無理。
手前で右岸の泥付に取付いて巻いた。
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さらに30Mに渡る連瀑を右岸から巻くと、またも雪渓が谷を埋める。
末端に15Mくらいの連瀑が懸っていたが、水流を嫌って右壁のチムニーを登った。
この後もう一本簡単なチムニー状を登ると水流に合流する。
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チムニーを越えた辺りで傾斜が緩くなり、次第に登ってるのか降ってるのか分からないくらい平坦になる。
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黒滝山から西村山へ向かうピンクテープの藪道が交差する地点で谷を離れて、藪道を辿って西村山へ向かう。
西村山山頂から北斜面を下降して西俣沢右俣に入渓した。
まもなくするとびっしりと雪渓に埋まっていた。
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雪渓が途切れた1310M付近になんとか横になれそうなところを見つけて、丹念に整地して幕場にした。
近くにコゴミが群生していたので、夕食のために少々採取した。
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幕場直下は3M滝、20×30の連瀑となっていた。
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1030M付近で左岸から支流を併せると8M、12Mの滝が懸っている。
左岸を巻いていくと、途中からトラロープが張ってあった。ここにも釣師が入っているようだ。
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970M付近にも6M、8Mの滝が懸る。見下ろしたときは下段の下降が難しそうだったので、左岸を大きめに巻いたが、下から見てみると大巻きする必要はないことが分かった。
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一層開けて平凡になった沢を下降していくと二俣に着く。
ここからわずかに降ると取水堰があって、左岸に道がついている。
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取水堰の点検路を辿って林道を目指す。
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林道に出て大巻川橋へ向かう途中、ヤマウコギの木を見つけ若芽を採取した。
明日の朝食はウコギ飯で決まりだな。
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2017. 05. 27  
 F薪です。

 5月27日土曜日に、日帰りショートカット・ルートで古礼沢を歩いて来た。
 中途半端な日程のため単独行を決め込んでいたが、泙川源流1泊の計画が諸般の事情で中止となったため、w部さん、i田さんという心強いメンバーが参戦して3名のパーティで臨むこととなった。

 朝、前泊地から作場平橋まで車で移動したが、出発準備をしていると次々に車が到着する。お天気もよさそうだし、車で手軽に入れるというのが人気の理由なのだろう。ただ、今年は林道の通行止めがあり、犬切峠方面からしかアクセスできない。
 ともあれ、支度をして登山道を歩き始める。ヤブ沢峠から、当会の某会員が入り浸っているという噂の笠取小屋前で休憩。人の気配がなく、今日はお休みかしらという雰囲気であった。(帰路通ったら、たくさんのテントが張られすごい賑わいだった ^o^;)
 休憩後、雁峠へ向けて出発。雁峠の手前の廃屋となった山小屋の脇を抜けて、ほんの少し下ると、車道跡の平地に降り立つ。
 小屋裏は少々ゴミが目立つので、雁峠から明るい斜面を下った方が気持ちがよかったと思う。
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 車道跡は古礼沢・ブドウ沢中間尾根のブドウ沢側を通り、車道が尽きた先も踏み跡が続いている。踏み跡が尾根を越えるあたりからは、滝川源流の谷を挟んで雁坂峠がよく見えた。
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 作場平登山口から約4時間で古礼沢に降り立つ。なかなか長かった...。
 遡行開始から10分ほどで最初の滝。左岸を簡単に巻けるが、覗いてみると登れそうでもあり、右壁と倒木を突っ張りながら登ったが、水量が多くだいぶ濡れた。
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 滝の上はプチ・ゴルジュとなっており、ゴルジュを抜けるとナメ地帯が始まる。青空と新緑の下、ナメを流れる水がきれいで見とれてしまう。
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 気持ちのいい遡行が続く。
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 ナメが一旦途切れた先の6段と言われる滝。水量が多いからか5段にしか見えなかった。途中まで右コーナーを上がったが、上段を登るのが少し難しそう。無理せず、途中から左岸を小さく巻いて越えた。
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 6段滝から先で、再びナメが始まる。
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 う~ん、気持ちがいい。
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 「おー!」と思わず小さく声が漏れる。
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 ところどころ倒木が煩いものの、ナメ主体のまま1700m付近の二俣に到着。右は階段状の小滝が続き楽しそうだが、今日は作場平へ戻るので左に入る。傾斜はやや強くなるが、左に入っても水量は豊富で、苔の緑の中を流れる、いかにも奥秩父らしい情景が続く。写真は1750m付近にかかる多段の滝。
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 1900m手前の二俣も左に入る。詰めると古礼山と2044mピークとのコルに出るが、なかなかの急登。喘ぎながら高度を稼ぐ。
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 コルからは、主脈縦走路を足早に進む。登山道を30分ほどで雁峠を見下ろすところへ出た。昔はつづら折れの登山道だけだったと思うのだが、ショートカットの道ができてしまっている。気持ちは分かるが、ここはつづら折れをゆるゆると登り下りする余裕が欲しいな~。このままだと、斜面が崩れて酷いことになりそうな気がする。
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 ともあれ、出発から8時間ほどで雁峠へ戻って来た。約9時間の行動時間中、遡行は約3時間しかなかったが、歩きと地図読みのトレーニングと思えば、沢もキレイだし、なかなかの内容だったのではないかとぉ...自画自賛(笑。
 お付き合いいただいたお二人には感謝<(__)>
2017. 05. 22  
当初は休暇を取って二泊三日で剱岳周辺を滑るつもりでしたが、諸々の事情のため、日曜日に日帰りで西穂高沢を往復しました。

沢渡バスターミナルからシャトルバスで上高地へ。
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河童橋を渡ります。
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目指す岳沢は河童橋からもよく見えます。
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登山道入り口。スキーの時は夏道の歩きがあると結構面倒に感じます。
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ここは水流れるのか? 河原状のゴーロを横切ります。
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さらに藪を横切ると西穂高沢出合です。
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アプローチシューズをここにデポします。
念のためブーツにアイゼンを装着して登ります。
シールは使わないので、アプローチシューズとともにここにデポしました。
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2400M、盆栽のようにも見える尾根の末端付近で一服しました。
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岳沢ヒュッテを探してみました。結構目立たないんですね。
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沢を詰めた後、西穂高岳山頂まで往復しました。
尾根道はアプローチシューズがあった方が良かったようです。
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南西に伸びる尾根を見下ろすと西穂山荘が見えます。
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剱岳、飛騨沢方面。
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これが結構いました。雷鳥は見ませんでした。
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コルに戻って西穂高沢を滑ってきました。
沢は全体に縦の起伏が大きく、湿雪が流れた跡がU字状の溝になっていて、快適とは程遠い状態です。
石もあちこちに隠れていて、何度かガリッといってしまいました。
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登山道に戻ってパッキングしなおして、上高地に戻りました。
河童橋からバスターミナルの区間は大混雑でした。
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今回は少し物足りないスキー山行になりましたが、これで2016-2017年のスキーはお終いにします。
2017. 05. 11  
GW後半は南紀、黒蔵谷の支流、出谷へ行ってきました。
出谷の二俣付近で泊まり、荷物をデポ、翌日右俣から左俣へぐるっと1周して荷物を回収、往路を戻る計画です。
多くの人が前を通り過ぎていく出谷は、地形図に現れない標高差に大滝が懸かり、やっぱり南紀って面白いなと思わせる沢でした。

5日(晴れ)
今回は泳ぎがあるので体調を万全にせねば・・・と、前日に集合場所の新宮に到着。宿に泊まって十分睡眠をとる。
名古屋からの特急ワイドビュー南紀はディーゼルのエンジン音を響かせて走る。のんびりと車窓からの風景を眺めながら、久しぶりに一人旅に出たような気分を味わえた。

6日(曇りのち雨)
朝9時、他のメンバーと新宮駅前で集合し、レンタカーで入渓点へ向かう。
今日の天気は下り坂。午後から雨の予報なのが気がかりだが、予定通り出発。
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黒蔵谷は穏やかに始まる。
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少し歩くと鮎返し滝。
右側へ回り込んで写真を撮ったりした後、釜を泳いで取りつき・・・はせずに右岸から巻く。
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斜面を登っていくと山道に出た。岩屋があるね、なんて言って尾根を乗越したら、岩屋じゃなくてトンネルでつながってた!
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沢に戻ると、いよいよ下ノ廊下へ突入。最初の泳ぎはザックピストンで。
水はそれほど冷たくない。泳げる温度でよかった。さすが紀伊半島。
先週の奥多摩の水のほうが冷たかった・・・。
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濡れた岩が滑りそうな(実際滑る)嫌なへつりも交えつつ、胸まで浸かったりしながら進んでいく。
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もう2回ほど泳ぎを交え、下ノ廊下を抜けると、右から出谷が流れ込む。
穏やかでゆったりとした出合だ。
本流はこの先が中ノ廊下、この谷の核心だ。
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この頃から雨が降り出す。すでに全身濡れているから関係ないけど・・・

出谷に入ると、いきなり10m位の滝が懸かる。
意外と登れる滝でした。
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手前の水たまりにはアカハライモリさんがたくさん♡
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もう1つ滝が続く。
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沢は穏やかに・・・
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と思いきや・・・滝が現れる。いやはや。
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大滝登場。
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滝場が終わると、水量が減り、スギの植林地帯を流れる平凡な沢と化す。
もう、この雰囲気のまま終わるのかな、と思うがそうではなかった。(→7日へつづく!)

二俣手前にちょうど良いテンバがあり、タープを張る。15:30着。
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集めた薪は濡れていたが、秘密兵器を駆使して火をつけ、焚火もできた。スギの丸太をくべるとふんわり良い香りがした。
夕食はおつまみ数品とシソと梅干しの混ぜごはん、キムチ鍋。おいしかったです。

日が暮れても、雨はなかなか止まず、服が乾かない。先輩方はタープの下に引っ込んでシュラフに入ってしまったが、
焚火の前で粘っていると、ようやく雨が止む。服を8割位乾かして就寝。


7日(うす曇りのち晴れ)
朝のテンバ。6:30出発。
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右俣へ入る。入口は平凡だ。
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やがて連瀑帯となる。
この上にもさらに何段か続いている。
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再び、滝場となる。
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510m付近で左に入り、尾根を乗越して左俣へ降りていく。
最初は急だが、下降向きの沢だ。
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9:05、テンバに戻り、荷物を回収。来た道を戻る。

出谷の最初の滝を懸垂下降。
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本流を下降する。
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緊張のトラバース。逆コースは難しかった。
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帰りはラッコ泳ぎで、流れに流されて楽に下るはずが流れがなさすぎて進まない。
結局、交代でロープを引いて泳ぎ、後続はザックピストンにした。
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昨日より天気は良いが水は冷たい。
太陽の日差しが欲しいところ。
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鮎返し滝の手前で山道に上がる。
ようやく日差しが強くなってきた。
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13:55、車に戻る。
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渡瀬温泉の大露天風呂に立ち寄り、17:30のワイドビュー南紀に乗り込む。
新宮駅前にはコンビニができて便利になっていた。


お疲れ様でした!!
来年もまた紀伊半島へ来ましょう!

nao
2017. 05. 08  
これからは、分断した計画の後半部分である蓮華温泉ツアー。
雨が降る前に蓮華温泉までなどと思ってましたが、出発前から雨が降り出して出鼻を挫かれちゃいました。
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ロープウェイ自然園駅からシール登行開始です。
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雨は強くなったり弱くなったりで止むことはなく、気温が高いので登行中は通気性の高さを謳うアウターも対応しきれず、服の中は蒸し風呂状態です。
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天狗原に到着。このころだけ雨がやんで、雲が取れかかったのですが・・・。
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これから蓮華温泉へ向かって滑りだそうという頃に土砂降りになっちゃいました。
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振子沢上部を滑って蓮華温泉を目指します。
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途中から西隣の沢に滑り込むのが通常ルートですが、林道まで振子沢を滑ってみました。
何か所か穴が開いていましたが、問題はありませんでした。ただ、橋にあがる所だけは板を持ってツボ足で残雪上を歩かなければなりませんでした。
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乗鞍沢に架かる橋を渡って、ようやく蓮華温泉に到着。
自然園から約3時間、寄り道せずに来たけどずぶ濡れでした。
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我々が到着した時に、宿にいたのは一組だけ。停滞しているグループが多いかもしれないと思ってましたが、みんな朝方出て行ったそうです。そして宿にいたというのは、かつて当会に所属していたIさんとその友人Tさんの二人組。昼から酒を飲んで今昔の話に花が咲きました。

初日はなかなか上がらなかった雨もあがり、雲も消えて快晴となるも、風が強い日になりました。
天狗の庭経由で大池を目指そうとしましたが、風も強いし今回のメンバーには厳しいかも・・・と思って、途中で引き返して振子沢経由に変更。定番ルートで天狗原を目指します。
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沢を登っていきます。サングラスかけたまま撮ったので、露光オーバーになっていることに気が付きませんでした。
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天狗原から北野ルートの尾根にでました。
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天狗原から自然園に滑り込みます。
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船越の頭を目指す人たちや、金山沢上部から滑降してくる人たちを横目に、地味に自然園をトラバースして、少し登った所から斜滑降で金山沢を目指しました。
ブッシュの多い尾根側壁の急斜面を斜滑降と横滑りで降って金山沢に出ました。
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広い金山沢を滑降していくと、あっという間に雪に埋もれた出合に到着。
途中一カ所右岸からデブリが出ており、落ちるかもしれないブロックが上部に残っているところがありましたが、左岸寄りを横滑りで通過しました。
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二日前同様に林道を滑って猿倉に下山、タクシーを呼んで栂池高原スキー場の駐車場まで乗せてもらいました。
2017. 05. 08  
今日は大雪渓をピストンした。
当初は大雪渓を登り切った後に祖母谷に降りてテント泊。そこから蓮華温泉を目指す予定だったが、6日の天気が悪いとのことなので、大雪渓日帰りと蓮華温泉一泊のプランに分断した。

駐車場でビーコンチェックを済ませて、猿倉荘に立ち寄ってスタート。
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猿倉荘から林道までの登りに案外手こずっていた。確かに経験が浅いメンバーにはちょっと傾斜がきついかもしれない。
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長走川も追上沢も埋まっていて、馬尻には楽々到着。
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大雪渓は単調に登り続けるが、葱平に向けて次第に斜度が急になってくる。
しかし、全体に適度に緩んだザラメでシールの効きは良好だったので、シールだけで労せずに登り切った。
(経験の浅いメンバーは四苦八苦の様子だったが)
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右岸も左岸も絶えず湿雪が沢のように流れ落ちていた。
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ハイマツ帯には雷鳥の親子がハイマツをついばんでいた。
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稜線に到着。荷物をデポして白馬山荘へ、さらにスキーをデポして山頂を目指した。
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一名は途中でリタイアしたが、山頂到着。この頃を見計らったかのようにガスに包まれてしまった。
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重い雪と急な斜度に四苦八苦で降りてくる。
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この後ここも湿雪の沢と化してしまった。
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猿倉に戻ってリタイアしたメンバーと合流した。この辺は晴れているが山頂付近にはガスが残っていた。
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この後、白馬の町中で風呂と夕食をしたが、どちらも激混みで落ち着かなかった。
GWの行楽地だから仕方ない。
2017. 05. 04  
4月29日から5月3日の山行予定だったが、初日の天気が悪く稜線上はかなり荒れそうだったので、入山を見合わせて30日に入山した。

4月29日
梅花皮荘手前の駐車場に車を停めて、西俣ノ峰への登山道を登る。十文字ノ池までは雪がなく、板を背負って登るが、背負った板にブッシュが引っかかって苦労した。ザックに括り付けたスキーの先端をまとめなかったのがよくなかった。十文字ノ池からは雪がついていて、西俣ノ峰の先までシール登行する。
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西俣ノ峰から頼母木山方面の尾根を望む。概ね雪が繋がっていそうだが、3か所くらい雪庇が崩落して雪面が断裂していたので、スキーを手にもって登山道を歩いた。
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もうすぐ頼母木山。この辺りは雪が切れている心配はない。
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地神山から門内岳方面。風が強くて何度か足を止めた。
梅花皮小屋までの予定を諦めて、門内小屋までに変更した。
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門内小屋の入口からは雪が入り込んでいて扉は開閉できない。梯子がついている二階の窓から侵入した。
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二枚の扉を抜けて小屋に入り込んだ雪。水を得る上では役立ちましたが・・・。
風は強く吹き続けて、小屋全体が揺れるほど。一階の窓は一カ所なくなっていて、ブルーシートで応急処置してあった。これがまた風になびいて煩さ倍増でした。
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5月1日
朝方は雨。窓に吹き付ける雨は凍り付いているが、すぐに融けた。ガスが濃くなったり薄くなったりで、視界は良くない。今日も尾根通しに梅花皮小屋へ向かうのは厳しそうなので、門内沢を下降して石転び沢を登れれば、登ってみようと思う。
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斜面の様子が分かる辺りに移動して門内沢をのぞき込む。
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ブッシュが露出している箇所の直上を避けて滑降を開始。
凍り気味の斜面は硬くて凹凸の振動が膝に堪える。
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途中で振り返る。真っ白で分かりにくいけど、結構斜度がある。
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出合から石転び沢を見上げる。こちらはデブリが多い。
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左岸のルンゼからはブロックが崩落してきたし、視界がまた悪くなってきた。
1300Mあたりで登り返しを断念して降ることにした。
560Mあたりまで滑っていったが、ここから下流は流れが出ていたので登山道を目指して左岸のルンゼを登った。
しかし道を発見できず登りすぎてしまい、余計な体力と時間を使ってしまった。
しかも、登るときに通り過ぎた枝ルンゼからブロックの崩落があって冷や汗をかくというおまけつき。
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飯豊山荘付近は除雪の最中だった。ここから板を担いで歩かなければならないことがはっきりした。
梅花皮荘まで一時間半歩いてようやくたどり着いた。スキーブーツでのアスファルト歩行は堪える。
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対岸の沢の様子。谷に詰まった雪の断面を窺える。
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5月2日
前川流域も見ておきたいので、大日杉からのアクセスを試みたが、こちらの道はまだ冬季閉鎖が解除されていなかった。
走り回った挙句、結局この日も梅花皮荘から西俣ノ峰経由で同じルートを登る。
今日も十文字ノ池までスキーを担いで、ここからシール登行。二日前の反省からスキーの先端をまとめたら、かなりブッシュに引っかからなくなった。
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一層雪庇の崩落と雪解けが進んだ感じがする。
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足下に梅花皮荘周辺を見下ろす。
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頼母木山へは登らず、途中から藪を横切って南の大沢へ向かう。
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南の大沢源頭部をトラバース。
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さらにこの藪を横切る。
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藪を抜けると千代吉沢源頭部に出る。
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沢に沿って登って行って、途中から右にトラバースしていくと頼母木小屋に着いた。
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小屋に食料と宿泊装備を置いて、ほとんど空洞にしたザックを背負って小屋の直下から適当なところまで千代吉沢を滑った。
小屋の直下の急斜面は適度に緩んだザラメのフラットバーンで快適そのもの。
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斜面真下から。滑ってる人が写ってないのでちょっとつまらない (たいてい自分は写ってない)。
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沢に沿って緩い斜面を登り返す。
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もう一本滑った後、再度登り返して沢の下方を振り返る。
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小屋には17時半頃に戻った。1時間半くらい遊んだことになる。
小屋では管理のために入山していた地元山岳会の方々に誘われて、酒の席に加えてもらった。
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小屋からは佐渡島に沈む夕日が見えた。
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5月3日

今日は、邪魔にならない程度に門内小屋の整備に参加されてもらうことにした。6時半に頼母木小屋を発ち、一同門内小屋へ向かう。
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午前中いっぱいかけて、小屋回りと物置入口の雪掻きを終了。特に小屋の入口は底の方が硬く凍っていて苦労されていました。下駄箱やサンダルも天日に当てて乾かし、ブルーシートで応急処置されていた窓も嵌め込まれて、小屋は本来の機能を回復しました。
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お昼にラーメンをご馳走になった後、頼母木小屋へ戻るみなさんと別れて下山します。
扇の地神の雪面の先に朝日連峰が見えます。
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扇の地神ピークから文覚沢上部に滑り込んで、途中からトラバース滑降で丸森尾根へ。さらにもんど穴の沢源頭部をトラバースして頼母木山から東へ派生する小尾根に乗った所で、扇の滑降ルートを振り返る。
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前方には目指す尾根が見える。目標地点と滑り出し地点を見定めて、少しシール登行してから藪が薄い所をすり抜けて三匹穴沢源頭部をトラバース。狙い通り三匹穴付近の台地状のあたりに滑り込んだ。
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十文字ノ池手前からは昨日教えてもらった西俣沢の枝沢を滑降。デブリが多く滑りは楽しめないが、下降と割り切ってしまえば問題ない。しかし、本流に出ると(やはり)早速流れが出ていて、徒渉の連続と高巻きを余儀なくされる。登山道を降った方が正解だったかな。
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明日は熊祭り。会場が準備されていた。祭り見物まで予定に入れておけばよかった。
後ろ髪を引かれる思いで長者原を後にした。
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来年の連休も飯豊で滑れたら、熊祭り見物まで予定に入れるようにしたいね。
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逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
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