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2011. 08. 23  
夏合宿の先行パーティ(A班)は三面川へ。
昨年は台風のため初っ端から三面川を断念した挙句に、台風直後に続いた低気圧のおかげでほとんど沢登をさせてもらえなかった。今年は何とか三面川を遡行することができたが、木曜の雨による増水と金曜の不安定な天気のせいで、計画していた竹ノ沢へは入れず三面川本流にあたる以東沢へ転進することになった。

アプローチ、深沢に架かる怪しい吊橋
11日は村上駅に集合してタクシーで奥三面ダムへ。まずは林道終点から登山道で三面小屋を目指す。天候は曇り、なんとか持ちこたえそうな感じだったのだが・・・。写真は深沢に架かるかなり怪しい吊橋を渡っているところ。

三面小屋で休憩している頃から強い雨が断続的に降るようになる。三面小屋からは古い山道を辿るが、まずは藪に突入して踏跡を探す。一旦踏跡に出るとヒヨガラ小沢まではそこそこ快適に歩ける。その先、踏跡はほとんど消えかかっているところもあり、雨で滑りやすくなっていることと相まって歩きにくい。水量が少なければ三面川を遡行したいくらいだ。キスケ沢出合に着いたのは17時ごろだった。ほとんど豪雨とも言える降雨で川は濁流と化している。この日は踏跡がキスケ沢に降りる手前にあるちょっと広くなったところにテントを張って朝を待つ。雨は強く、虫は多く、テントの中では焼肉を焼くコンロの熱で蒸し暑く、何とも不快な晩となった。

キスケ沢から本流を見下ろす
日が変わる頃から小雨になり、明け方には時折弱い雨が降る程度になっていた。朝、キスケ沢から本流を見下ろすと、濁りは引いていた。本流に降りて水位を確認すると、まだ10cmくらい増水しているようだが、遡行できない程の増水ではない。しかしこの日も天気は不安定な感じだ。豪雨になってはひとたまりもなさそうなので、この時点で竹ノ沢遡行は断念し、以東沢へ転進を決めた。それでも何とか三面川を遡行できることはせめてもの救いだ。

笹原沢出合から小法師沢出合は変化に富む
アブにまとわりつかれながら本流を遡行する。胸まで水に浸かったりへつったりの連続で、時折泳ぎも強いられる。減水期なら泳がずとも遡行できてしまいそうだが、水量が多いと押し戻される力が強くて水線突破には骨が折れる。想定タイムより幾分遅れ気味に横山沢出合に到着。そこからはだいぶ水量が減って遡行しやすくなる。結局カマズカ沢手前でこの日の遡行を終了した。ちょっとした淵のほとりの小さな河原にテントを張る。幸い天候は回復に向っており、この晩以降は雨に降られることはなかった。

テントをこじ入れるような狭い場所しかない
以東沢だと普通に遡行しては一日余ってしまうので、13日からは意図してペースを落として遡行する。遡行も早めに打ち切り、この日は小法師沢の少し先でのんびり過ごす。ビバーク適地は極めて少なく、4~5人用テントを何とかこじ入れる程度の平地を見つけるのがやっとだった。ちなみにこの先にはこの程度の場所もなかったので、ここで泊まって正解だった。

源頭の気配が漂い始めるゴーロ帯
幕場から先は水量も減るし、斜度が均等になってくることもあって淡々と遡行できるようになってくる。1時間くらい遡行すると源流の雰囲気が漂い始め、単調なゴーロが続く。

ゴーロの奥に大滝が現われる
ゴーロを淡々と歩き、右手にそれなりの水量の枝沢を見送って右へとカーブしていくと大滝が見えてくる。大滝手前の河原で滝を眺めながら小休止。

大滝は水流の左側を登る
遠目に見た大滝は下部が取り付きにくそうだったが、実際には水流の左側を簡単に登っていける。高度感はあるがホールドはしっかりしているし、傾斜もそれほどでもなかった。この滝を登るといよいよ源頭といった渓相になった。

詰めは草原を以東小屋へ
最後は草原となった斜面を登り以東小屋へと突き上げた。碧玉水まで水汲みに往復して、以東小屋の前でしばらく休憩した。碧玉水は手が切れるように冷たく、美味い水だった。晴天下をオツボ峰ルートで鳥原小屋へ降りて、テントを張る。当然ビールも買う。晴天下の登山道歩きの後のビールは最高だった。

翌日15日は泡滝ダムまで降るだけ。
バスを乗り継ぎ、途中「ぼんぼ」で入浴して、鶴岡駅で解散した。
少し物足りなさを感じたが、久々に沢の生活にどっぷりと浸れて生き返った気分になれた。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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