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2011. 08. 22  
I谷です。

8月18-21日。今年も恒例の夏合宿を東北は朝日連峰で行う。今回は日程が前半組と後半組に分れ、我々後半組は当初、岩井又沢・畑沢を計画していたが18日の不安定な天気の予報にこれを断念、荒川・東俣沢左俣へ変更してそれぞれ現地へ向かった。

<18日(木)>
前夜に村上駅前某旅館へ全員集合し、朝6時にタクシーで荒川・針生平へ。28000円なり。いきなりアブの来襲を受けるが、岩井又に比べればかわいい方だろう。当然のことながら荒川は茶色く増水してい、遡行は到底無理。断続的に激しいにわか雨となり、大朝日小屋へ上がるのを諦め角楢小屋まで。
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非常に狭い足場のつり橋を渡る。こわ~

角楢小屋はせいぜい10人までの狭い小屋だが、この地まで人力で資材を運び入れたことなどが書かれた記録ノートが残されてい、昔日の苦労が偲ばれた。

<19日(金)>
この日は登山道を上がり、荒川・ヒノキモッコ沢を下降して中俣沢と東俣沢出合のテンバまで入る計画である。

非常にじめじめした空気の中急な登山道を登っていくが、不快なことこの上なく、げっそりとしてしまう。しかし小帯沢源頭に差し掛かるころには傾斜が緩み、展望が開けてくる。
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今年の荒川・毛無沢。峻険と膨大な残雪で名を知られるこの沢であるが、今年も本谷下部は雪渓に埋め尽くされている。

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ヒノキモッコ沢を下降する。ほとんどゴーロの沢で、時たま現れる滝も巻いて降りることが出来る。しかし途中で雪渓の残骸が・・・これは何を意味しているのか?

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中俣沢出合手前の小滝をショルダーで降りる。I谷が先行して釜へ飛び込み、後続をショルダーしたわけだが、あとは平らなテンバが待っているだけだし・・・と深くは考えなかった。

それが甘かった。中俣沢出合の絶好のテンバは、巨大な崩壊寸前のスノーブリッジに占拠されている。一同唖然として声も出ない。

仕方なく、中俣沢を少し入ったところにある雪渓の消え跡にテンバを求めたが、雪渓から降りてくる冷風が濡れた身に堪える。幸い薪は豊富にあった。

<20日(土)>
今日は東俣沢左俣を遡行し、稜線を縦走して竜門小屋まで。

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東俣沢最初の滝らしい滝、10m。左壁を登るが容易。この後も直登可能な滝が連続して現れ楽しい。

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左俣出合手前の3段25m滝。下2段は登れそうだが最上段が直登の望み薄く、巻けるか分らなかったので左岸のルンゼから巻きに入る。最初こそ急だったが後は比較的楽で、40分で滝上に出る。

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左俣最大の30m滝。この水量で直登は無理だろう。大人しく右岸から巻きに入ると・・・

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途中でこんなリッジになる。高度感抜群!

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滝は続くよどこまでも。上流部は滝が連続し息もつかせない。多くは直登可能で、巻いても草付+潅木、ルーファイは比較的楽な部類。大いに朝日を楽しむ。

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源頭の草原。生憎ガスってしまった。

この後は登山道を約2時間で竜門小屋へ。大朝日から縦走してきたW部氏に迎えられる。

今年の夏合宿も、天候にたたられ目標を達することは出来なかったが、荒川・東俣沢はなかなか楽しく、去年の大朝日小屋缶詰という悪夢は払拭することが出来た。
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二週連続で初日に雨・・・
先週の三面川に続いて、またしても初日の木曜に雨に降られて転進を余儀なくされてしまいました。心残りではあるけど、相手が天気ではどうしようもありませんね。これでも去年よりははるかにましだし、転進したとは言え遡行した沢は素晴らしかった。

二俣の幕場適地を占拠していた雪渓には参りました。楽しみにしていた幕場だったのに・・・
9月は
9月の連休に希望を託すとしましょう!
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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