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2011. 08. 09  
 先日の『新潟福島豪雨』で複数の水力発電所が停止したまま。そこへきて立秋以降の猛暑に東北電力は東京電力から緊急の電力供給を受けている。
この豪雨は前線の影響で予測が付いていたが、予測不可能なピンポイント雷雨を体験している方は多いのではないかな…。僕らが赤抜沢から下山した頃、所沢は激しい雷雨で西武池袋線が停電で立ち往生した。これこそがピンポイント雷雨だったと。
 赤抜沢左俣を詰め上げ、ガスが掛かり始めた地蔵岳のオベリスクを眺めながら稜線でラーメンを食ったのは12時半ごろ。白鳳峠へ下山中になにやらゴロゴロ始まった。樹林帯へ入る頃には雨粒が落ちだし、時々東に稲妻を遠望した。それから小一時間後の広河原への南ア・スーパー林道へ出た時は土砂降りになっていた。
 前日も笛吹川東沢のホラの貝ゴルジュ入り口で大粒の雨が!…まだ朝の9時半なのにまるで“夕立”のように。薄日が差していた空が急に灰色になりポツポツ来たのだ。鶏冠谷出合いから本谷の淵を幾つも泳いできた身には寒さが堪える。ホラ貝の難所突破には絶対欠かせないI谷さんは木陰にうずくまって震えている。流れに濁りは無いが、木の葉が時折混じり、水流も幾分速まった。中退を宣言して登山道から下山しようか、突撃か、小1時間ほど迷った末、小康状態になったのを期に “少量の降雨でも撤退(泳ぎ下り、登山道へエスケープ)” を条件に突入した。
無事、ホラ貝を抜け登山道を下山したのだが、「道の駅みとみ」付近はあまり降っていないようで道路は乾いていた。

 従来の予想可能な雷雨とは異なり、予測不能なピンポイントに急激な上昇気流が発生し、それが数分~数十分で1万m上空へ達して雨雲と成り、ゲリラ的な降雨となって襲い掛かってくる。熱帯のスコールのメカニズムに似ているらしい。
その移動速度は40km/h…あッと言う間に谷は激流に渦を巻く。

 黒雲が近づいてきたら“避難”である。横から見る積乱雲は白いが、1万mを真下から見上げれば太陽光は届かず暗いわけだ。トンビや鷹が羽ばたかずに旋回している所は上昇気流があるところ。前兆を見逃さず、避難する知恵を身につけよう。谷は鉄砲水、稜線には落雷がある。
今までのお天気知識に新たな知恵が必要になってきている。
 
「ファイヤーラーメンまん」こと -かばを-
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逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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