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2018. 09. 22  
9月後半の3連休は和賀山塊 堀内沢マンダノ沢を計画した。天気はネコの目のように変わり実施が危ぶまれたが、日曜、月曜の天気はどうにか持ちそうなので決行する。前日、I氏と盛岡駅でおちあうが結構強めの雨が降っており、ホテルのロビーでビール片手に作戦会議をする。この時は、堀内沢は増水で入渓できないことを想定し、和賀岳南面の斉内川の日帰りの沢に計画変更ということで就寝した。翌朝9時に集合し、タクシー移動より安上がりなのでレンタカーを借りて、和賀方面に出発。真木林道は、日曜以外8:30~16:30まで通行止めなのでゆっくり向かうが、田沢湖付近の道路は乾いていて、堀内沢を念のため見に行く。夏瀬ダム下の出合は、入渓できそうな水流にみてとれ、コンビニに戻り天気予報を確認し、堀内沢入渓を決めた。
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13時過ぎに出発し、まずは夏瀬ダム下で玉川を徒渉する。
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堀内沢の林道への徒渉ポイントもくるぶし上程度の水量で問題ない。右岸林道を30分ほど歩くがアブはもういないので快適だ。取水堰で入渓する。朝日沢まで昔は山道があったようだが我々には見つけられなかった。
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堀内沢はしばらくだだっ広い河原だ。
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が、徐々に川幅が迫ってきて、何度も膝上の徒渉を強いられた。
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巨岩が沢を塞ぐところは、左の倒木が詰まった部分を登って越えた。左から朝日沢が流れ込んでくる。その先の淵がいちばん深く、胸下まで浸かったところで、雨混じりの天気となり体が随分と冷やされた。右からシャチアシ沢が出合う。登れそうにないくの字の8m滝が懸かっている。
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1mの釜を持った滝は取り付けず、左を巻いて懸垂で河原に戻った。しばらく行くと三角錐岩っぽいのに出会う。が、これは違った。その先で名物マンダノ沢出合手前の三角錐岩が出てくる。時間が無いので上に登るのはパスした。
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マンダノ沢出合前の右岸にブルーシートが木に括り付けられており、整地されたテン場が現れる。今夜は雨模様なので焚火は諦め、タープ設営し、お酒&夕飯タイムに突入する。
時々、雨音が強くなり、明日の遡行が心配だが、シュラフに潜り込む。
翌朝は、水量が昨日より数センチ減っており、遡行継続を決定しマンダノ沢に入渓した。最初は平凡な河原状だ。
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所々、ナメや釜を交え癒し系の渓相だが、斜度が出てきて10mの多段、多条滝が出てきて楽しい。その先の釜つき4m滝はまとめて小さく右を巻いた。
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その先、2段10mは、左の大岩と滝の間や中央を登れるようだが水量が多く登攀を諦めた。
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左のガレ沢を登っていき、ちょっと厳しそうな岩壁で1ピッチロープを出してクリアした。
その先で斜面を右にトラバースしていき、30mぴったりの懸垂下降(途中空中となる)で川床に戻った。この巻きに1時間半要したが、ガレ沢のもう少し手前から巻く事が可能だったようだ。
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Y字状滝を越えると7×10m2段滝は左を登り。2m、4m二条滝は右を登る。3m滝が2個続くがいずれも右を登ってクリアする。その後15×30mの2段の斜滝は右の岩場を登ってクリアする。その先の右にテン場適地があり、右から何か所か水がわき出ていた。
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3条のヒョグ気味2m滝は中央の岩を登ってクリアした。
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岩が積み重なった滝を越えると、両岸が迫り2mのヒョグ滝でるが左を簡単に越えられる。
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すると急に視界が開けて広い河原が現れる。蛇体淵前の広い河原だ。
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その先、両岸が崩れたのか倒木が折り重なっている、左からの流れ込みも倒木下になって荒れた感じ。(後からここが蛇体淵の釜だったのではないかと推察する。)
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倒木をつたって両岸迫った淵の中に入るが倒木が挟まり荒れ気味。淵が深いので左に入って小さく巻いた。
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その先のY字8mは深く大きな釜を持っている。右のぬめったスロープを登って越えられるみたいだが、左を小さく巻いてクリアした。
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昼食を取り、小さい滝をいくつか越えていくと、後ろから人の声がする。福島登高会の3人で早朝夏瀬温泉を出発したとのこと。我々よりもかなりペースが速い。
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その先は、大きな滝は無く、綺麗な小滝が多く出て、魚も走った。ナメ混じりの美しい流れも随所にみられた。上天狗沢と下天狗沢の分岐で福島登高会の方達は右の下天狗沢を遡行するとのこと。お互いの安全を祈願し、我々は左の上天狗沢に分け入る。
早速6m滝がかかるが右を登ることができる。
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トイ状の流れも出てきて楽しい。
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茶色っぽいナメも出てくる。竿を出してみるが当たりも無く魚も見ない。
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ナメと滝が交互するような感じの中をテン場を探しながら遡行を続ける。
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滝は出てくるが何れもロープ無しで登れる。
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右岸に2人がどうにか寝れるスペースを見つけタープを張る。この日は焚火も出来た。
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翌朝は6:30出発。茶色い岩盤メインの川床を登っていき、時々滝は出てくるがせいぜい5m程度で、いずれも直登か脇のブッシュを登れる。
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源頭部となってきて最初co1190mの二俣で右に入るとすぐに水と沢形が消え藪になってしまった。結局戻り、左沢に入る。こちらは沢形が結構上まで続いていたが、結局笹薮となり30分ほど籔を漕いだ。
突然視界が開け山頂直下の草原に出る。
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山頂到着!時刻は8:26分、テン場から約2時間かかってしまった。途中の右沢でのロス30分が痛い。
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部名垂沢下降点への鞍部方面は、紅葉が始まっている。右側の生保内川のカールも素晴らしい眺めだ。下降点へは途中道を失い藪を漕いだりで1時間かかる。
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部名垂沢左沢には4~8mの滝が懸かるが、少し難しい5つの滝にはFixロープがかけてあり下りやすい。
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Co600m付近で斜度が緩むが、ゴーロが延々と2時間以上続き、足の甲が痛くなってしまう。
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右岸についた林道に出てしばらく歩くと堂田バス停と夏瀬温泉の分岐の標識が立っている。
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ここから早足で約40分で夏瀬ダムの駐車場に戻った。15時までの夏瀬温泉の日帰り入浴に間に合い、高級宿の湯船にゆったりと浸かり、疲れを癒した後、盛岡でレンタカーを返却し新幹線で帰京した。3度目の堀内沢の計画でやっと入渓ができ、どうにか予定どおり夏瀬温泉~マンダノ沢~朝日岳~部名垂沢の周回ができ満足できる山行となった。終始山行をサポートして頂いたI氏に感謝する。


bema

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Comment
福島登高会です
こんにちは。マンダノ沢でお会いした福島登高会3人のうちの一人です。我々も3日間の計画でしたが、雨を避けて2日間にしてしまいました。こちらの記録を拝見して3日間もアリだったなと思った次第です。我々は朝日岳到着が9:22でしたので、山頂から部名垂沢下降点のお二人の姿が現れてすぐ消えるのを見ていました。またどこかでお会いしましたら宜しくお願いします。
No title
こんにちは。トラ山さん、コメントありがとうございます。初日はテン場で雨に降られ焚火もできなかったのですが、その分2日目、3日目を楽にできました。でも、天狗沢の二俣まで当日朝発で1時前に来れる遡行力があるならば、2日の日程も十分ありです。こちらこそ、またどこかでお会いしましたらよろしくお願いします。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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