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2018. 08. 15  
夏合宿はMリーダーのもと、合計4名で朝日連峰八久和川上流部の出合川中俣沢を3泊4日で遡行してきました。朝日では珍しくアブも少なく、3日間快晴の連続する絶好の条件のなかでの山行となりました。ところどころ大きな釜や淵が行く手を遮る出合川、上流部の連瀑帯が見事な中俣沢、美しい水流と戯れながらの沢登りとなりました。
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前夜山形駅周辺に4人とも宿泊していたので全員左沢線内で集合となる。電車に揺られながらパッキング具合のチェックや身支度を整えたりする。Tさんは既に足回りは完全装備でやる気満々だ。そうこうするうちに終点の左沢に到着。リーダーが手配していたタクシーに乗り込むが荷物が入りきらず、H氏のザックがはみでた状態でゴムバンドで止めて出発となる。案の定、堀尾さんのザックは林道でずり落ちる寸前まで行くが、運ちゃんが気付き事無くを得る。
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9時前に大井沢の南俣沢出合いの橋に到着し下車する。Tさんが南俣沢を遡行して尾根に詰め上げる計画と勘違いし装備を装着しようとするが、登山道で行く計画なのでその先の駐車場まで移動し身支度する。既に完全装備のTさんと林道歩き程度の身支度のMリーダーのコントラストが可笑しい。
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すぐに尾根に取りつく急登になり大汗をかく。樹林帯が切れると真夏の日差しが容赦なく照りつける。
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二時間半ほどの登りで、3つほど流水横切ると「猟師の水場」に到着。冷たい水が本当においしい。
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ブナの樹林帯は日差しが遮られまだましなほうだ。
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昼過ぎには樹林帯を抜けだし、炎天下の稜線歩きとなるが、風が吹いているのでどうにか耐えられる。東北電力の雨量計近辺で昼食休憩をとる。
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こんなところまできちんと石段を敷いてあるが、反射熱が身に応える。
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障子ケ岳方面を見ると大井沢源頭部は雪渓が残っていた。
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本日の最高地点「粟畑」に1時過ぎに到着。
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ここから天狗角力取山は20分ほど、有名な土俵で四股を踏むH氏。
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障子ケ岳と土俵。仕切板とか俵の石とか少し直しておきました。
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天狗角力取山から少し下ったところを薄い藪を漕いで右に降りるとすぐに沢形にでる。
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水もすぐに出てきて順調に岩屋沢を下降していく。
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岩屋沢は滝がほとんどなかったはずとMリーダー言っていましたが、明るい滝がでてきました。特に困難なく下降可能です。
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綺麗な斜滝もありました。もちろん下降可能です。
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ヤマガガシが漫画に出てくるような見事なとぐろを巻いて岩の上で日向ぼっこしていました。
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3m程度の滝も荷物が重いので慎重なクライムダウンとなる。
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河原もだんだん広くなってきて流れも穏やかになり出合川も近い雰囲気。
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と思うと、予想外に滝が出てきてクライムダウンを強いられる。
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5時ちょっと前に出合川に出ました。この出合の右側の砂地を今宵の幕場とする。お盆の時期にしては意外にアブがいない快適な朝日で驚きだ。恐らく先週の大雨で流されてしまったのではないかと思われる。泊り場周囲には足跡があり釣り師が入ったようだったが、私は釣りにトライ、リーダーは行水、H氏は焚火、Tさんは昼寝とそれぞれの時間を楽しむ。食いつきはあまり良くなかったが、どうにか粘って1匹は釣り上げた。尺イワナもかかったがそれは取り込みでバラして悔しい思いをした。
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今夜の焚火は星空の元、盛大に炎えあがり、至福のひと時を味わう。ジンギスカンとイワナのから揚げに舌鼓をうち、ビールもうまい。私は焚火の横で寝たが朝方、右まぶたをアブにやられお岩状態となる。
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翌日は朝から焚火を楽しみました。
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2日目は少しゆっくり目の7時半ごろに出発する。朝日が川面を輝かさせ、今日も好天の中の遡行となる。
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一時間ほど広い河原を歩いていくと、オツボ沢出合手前の瀞場は右の岩場をへつっていく。
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右から枝沢が流れ込む先で右上に赤テープを認め、突破できないかリーダーが探りを入れる。
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結局、右の枝沢を登っていき左斜面にとりつく。
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それ程濃くない樹林帯をオツボ沢方向に斜上していき、最後はオツボ沢に下る。
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オツボ沢に懸かる滝上に一旦出た。
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オツボ沢の右岸に取りつき、出合川左岸の崖上の樹林帯の中を巻いていき崖の終わるところで河原に降りた。
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川の流れは穏やかで時々砂地も出てくる。青空とエメラルドグリーンの水が何とも言えない。
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ときどき出てくる瀞場。ここでは泳ぎが必要になる。泳いで突破中のTさん。
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ウシ沢との出合いで両岸が狭まる。ザックをおいてコマス滝を見学に行く。
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深い釜と淵に遮られコマス滝は下からは見えない。
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右岸の岩場に登ると全貌が明らかになる。出合川の水を集め滝つぼに豪快に落としている。
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ザックをしょってウシ沢を少し登って右斜面に取りつき、薄い踏み跡をたどりコマス滝を巻いた。
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コマス滝の上はこんな感じの白い岩床状の流れとなっている。
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再び広い河原に一旦なる。が、すぐに深い淵が出てくる。ここは右を泳いで突破した。
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しばらく開放的な広い河原歩きとなる。
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少し川幅が狭くなってきた淵で大休止とする。トロ場に多数イワナが見えるので釣りをするが、ブドウムシでは見向きもしないか、寄ってきても直前でそっぽを向いてしまう。上流の流れに入れると多少食いつきがあった。
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大休止後、歩き始め直ぐに直径20mクラスの巨大な釜を持った呂滝が出てくる。
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釜の右側をヘつれるという話だが、無理せず右岸の明瞭な踏み跡をたどって巻く。
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下降も潅木が下まであり、特にロープは必要ない。
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再び穏やかな流れの河原をしばらく行くと、その先で左側から湯ノ沢が6×8mの一枚岩の滝となって流れ込んでくる。
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岩床帯となり両岸が迫ってくる。3mの滝が二つかかるところは、左壁を登り巻いてしまう。
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再び淵が出てくる。ここは25mぐらいのヘツリ泳ぎとなる。
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そこを越えると沢がまた開けてくる。右からの枝沢は岩床を流れ落ちてくる。
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その先、沢が左に曲がっていくところにテン場に絶好の砂地を見つけ今夜の幕場とする。
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時間は14:15分と早いが今宵の薪を集める。川の方はトンボ狙いのイワナが時々ジャンプをしている。
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今日も巨大な焚火を囲み、リーダー食当の角煮丼でお腹を満たし、西俣沢の出合いまで釣りに出かけ仕留めた尺イワナを刺身で頂いた。定番となった唐揚げもおいしくお酒がすすみH氏は早々と横になった。
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(その2に続く)

bema


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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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