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2018. 07. 07  
F薪です。

仕事がゴタついて、出発時刻が遅くなるかと危ぶまれたが、なんとかゴタゴタをかわして予定通りに(ちょっと遅れたけど ^^;)出発!
今回はシーズン初の関川村入り。『関川村山岳渓流地図』を見て捻り出したルートに挑戦である。
女川流域、実は初めてだが、強力な助っ人(と言うか影のリーダーというか...)女川マイスターのI田氏とnao氏の参加を得られたので大変心強い。

さて、夜の関越を一路新潟目指して走る。途中I田氏と運転を交代しながら、道の駅・関川には24時30分過ぎに到着。軽く前夜祭の後就寝。関東ではなんと観測史上初という6月の梅雨明け当日の夜、新潟も夏のような天候で、夜もあまり涼しくなかった。
翌朝は、朝食後、女川沿いの林道を進む。ゲートのある箇所が出発点になる。ゲート前に車を停めて身支度。やっぱり暑い...夏だ、もう。

ゲート手前に女川本流方面へ下る枝道がある。それを辿り、本流を吊橋で渡った先の取水施設脇から踏み跡があるので辿るが、途中不明瞭な箇所も。尾根を乗っ越してはっきりしてきた踏み跡を辿り、遡行する予定の沢に降り立つ。吊橋の主搭とアンカーのワイヤーが残っており、かつて山道があったことをうかがわせる。
この沢、前出の資料では「コウザギゾ」とある。不思議な名前だが、参考資料によると女川を挟んでそびえる「光兎山」と関係があるようだ。(「コウサギザワ」が訛って「コウザギゾ」?)

件のコウザギゾだが、ごくごく穏やかに女川に流入している。それほど厳しくなさそうだなとは思っていたが、想定以上に穏やかな雰囲気。
20180630_Onnagawa01.jpg

中流部に若干滝場がある。
20180630_Onnagawa02.jpg

この20mほど続く、ゆるいナメ滝はなかなかきれいだった。
20180630_Onnagawa03.jpg

枝沢を分ける度にだんだんと水量も減り、森の中の小川のようになる。ところどころボサの煩いところも出てきた。
最後は藪を嫌って左へ寄ったため、予定の鞍部よりやや北側に出た。12時2分。
反対の大蔵赤松沢側を覗き込むと、急ながら何とか下れそうだ。笹薮懸垂でしばらく下ったところから、女川の対岸に光兎山がよく見えた。
20180630_Onnagawa04.jpg

ところが、ここから傾斜が急になり、ほぼ崖状。
安全優先で、懸垂下降で沢形へ降りようと試みる。そして、2ピッチの懸垂で何とか涸れた窪へ到達。ザイルを回収して、やれやれと降り出すと、いきなりすっぱりと足元が切れ落ちている。そんな涸滝を更に2箇所懸垂して、やっと流れのあるところに出た。標高差150mほどを1時間半もかかってしまった。ここで昼食休憩。ただ、この後もCo400付近の等高線が混んでいて何かありそうな予感。
ただ、しばらくは、やや傾斜が落ち着き、何とか歩いて下れる滝も。
20180630_Onnagawa05.jpg

しかしながら、懸垂下降になってしまった滝も。
20180630_Onnagawa06.jpg

この滝の下流に、多段のスラブ滝と、3段の滝が続くが、3段の滝の最下段が下れなさそうだ。
ゴルジュ内なので、高巻きの取り付きも難しい。止む無く多段の滝の上まで登り返し、左岸から巻きにかかる。しばらく順調に巻いていくと、崖に行く手を阻まれた。見下ろすと、少し先の木間越し50mほども下に流れが見える。ただ、手前は途中まで下りてピッチが切れそう。
I田さんに先行して様子を見てもらった。
結果、下の写真上部の岩壁の上から懸垂して、滝の落ち口右側で一旦ピッチを切り、滝の右、潅木帯との境をさらに懸垂して着地...。小さい沢だが、なかなかに渋い。
20180630_Onnagawa07.jpg 

この時点で16時近くなっていたので、どこかテン場になりそうなところ...と左右を見ながら下降を続ける。
そうしたら、また大きな滝が。落ち口のしっかりした木を支点に1日目最後の懸垂下降。
20180630_Onnagawa08.jpg 

やれやれ疲れた。
この滝のちょっと下流を整地すれば何とか泊まれそうだったので、土木工事を施し今宵の宿とした。焚き火も何とか熾せ、まあ快適な一夜だったが、辺りはカジカガエルの楽園で、夜中中沢音に負けじと合唱していた。

テン場は丁度Co300付近。翌日は、さすがにもう何もないだろうと出発するも、雪国の沢は甘くない。
下の写真はCo290付近で右岸から合わさる枝沢の滝だが...
20180630_Onnagawa09.jpg

この下で、つるつるの2m滝とこの下の写真の滝を懸垂下降...
20180630_Onnagawa10.jpg 

腰まで浸かる淵。
20180630_Onnagawa11.jpg

小溪ながら天晴れな溪相で、最後まで予断を許さない。
とは言え、この小滝を下るとさすがに本流も間近な雰囲気に。
20180630_Onnagawa12.jpg 

そして...
ふー、無事女川本流へ出ました。水量もさほど多くなく、徒渉に問題なし。
20180630_Onnagawa13.jpg

林道への復帰も、nao氏がトラロープを発見したところから比較的すんなりと...。
林道復帰時刻は8時40分。後はテクテク林道を車に戻り、温泉へGo!!
...と思ったら、途中林道上部の擁壁がごっそり崩落している。滑ったら、女川本流へ数十メートルダイブである。いや、ここは一番怖かった。何とか崩落箇所を通過し、1時間弱で車まで戻った。途中ミツバもたくさん採れたし。めでたしめでたし。そして、荷物を片付け、いざ温泉!と車を走らせていたら、首筋がモゾモゾする。何だろうと探ると、グニャっとした感触。
...ヒルにたかられてましたorz。「ヒルがいるから気をつけて~」とI田さんは言っていたが...。何でボクだけ...。しかも首筋。

最後は、ヒルでオチがついてしまったが、今回の計画、反対ルートだったら果たして登れたのだろうか?コウザギゾ下降は何の問題もないが、大蔵赤松沢遡行は、厳しい高巻きの連続になりそうだ。
標高は低いながら、なかなか手応えのある山行になった。
そして、2日間ともよく晴れて暑かった...。夏合宿に向け、暑さ対策訓練にもなったかな。

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逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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