2017. 06. 18  
F薪です。

仁田元沢は、数年前に松木川の支流を遡ってから、庚申山を経由して下降したことがある。
穏やかな上流部から下流に向かうにつれダイナミックな溪相に変わり、きれいな谷だという印象が残っている。
もっとも、ゴルジュや大滝とは無縁の、いわゆる"癒し溪"に属する谷ではある。

諸事情により、早朝発日帰りが条件である。本流ではなく、滝があるらしいという情報に基づき、左岸の枝沢を登って、石塔尾根を下山路に選んだ。JunH氏と二人パーティである。

朝8時少し前、銅親水公園の駐車場に到着したが、既に暑い位の陽射しで、青空が広がっていた。
本流下部は、こんな青空が似合う溪相だ。下山の尾根からの展望も期待できそうに思ったが...
仁田元沢01

林道を1時間ほど歩いて、最後の堰堤を左岸から巻き、ゴーロの河原に降り立つ。10分ほど歩くと、小滝が現れる。釜が深く、水の色がきれいだ。
仁田元沢02

ほら、やっぱり青空をバックにするといい感じだ。
仁田元沢03

このトイナメのあたりは、下降した時に一番印象に残った箇所である。相変わらずきれいであった。
仁田元沢04

最初の1時間ほどは、大きな滝こそないが、大きな岩の乗っ越しなどもあって、思ったより面白く遡行することができた。
標高1110m付近で、右岸から細い流れを合わせるが、そこからはゴーロ歩きとなり少々退屈だ。
1162m地点で合流する枝沢は、ガレっぽい感じで水量もあまりない。
今日はその先の1255m付近で合わさる枝沢を遡る予定。長く感じるゴーロ歩きを続けると、左岸からやはりゴーロで目的の枝沢が合流する。ゴーロの奥に滝が懸かっているのが見えるので、期待を持って進むと、最初の2段8m滝から連瀑帯となる。

2段滝の滝を越え、さらにひとつ滝を越えると二俣。左は奥まで傾斜の緩い滑滝が続いている。なかなかいい感じ。
仁田元沢05

ナメ滝の上では、谷が右に屈曲して、2段になったトイ状の滝を落としている。
下段を登るJunH氏。
仁田元沢06

中間から、上段を望む。
仁田元沢07

連瀑帯は30分ほど続き、なかなかいいじゃないと言い合いながら進むも、標高1380m付近の分岐を左に入ると、ほぼ水が涸れてしまう。うーん、ちょっと短かかったかな...。
しかも、鹿の屍(の残骸)があちらこちらに散乱している。さっき、水汲んだばかりですが...。
そこから標高差200mほどは、修行の詰め。最後は左の尾根に乗って膝丈の笹原を急登。息をきらせて尾根に詰め上げた。
尾根上には、なかなかいい道が続いている。

1704m峰を越してしばらく行くと、松木川の渓谷が見下ろせるようになる。
ただ、残念ながら雲が出てきてしまい、遠望はあまり利かなくなってしまった。
仁田元沢08

振り返ると、1704m峰から伸びる頂稜がいいかたちに望まれる。
仁田元沢09

中倉山は秘かに人気なようで、何組かのグループが行き来していた。
仁田元沢10

中倉山からは南に伸びる尾根を急降下。滑りやすい箇所もあるが、概ねいい道が続いていた。(単調なので長く感じるけれど)
仁田元沢11

枝沢の滝場は、予想より小ぶりだったがなかなかに変化に富んでいたし、朝の天気が続けば、稜線歩きも展望闊達で楽しめそうだ。
中途半端なスケジュールなりに、1日楽しめた。
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