2017. 05. 04  
4月29日から5月3日の山行予定だったが、初日の天気が悪く稜線上はかなり荒れそうだったので、入山を見合わせて30日に入山した。

4月29日
梅花皮荘手前の駐車場に車を停めて、西俣ノ峰への登山道を登る。十文字ノ池までは雪がなく、板を背負って登るが、背負った板にブッシュが引っかかって苦労した。ザックに括り付けたスキーの先端をまとめなかったのがよくなかった。十文字ノ池からは雪がついていて、西俣ノ峰の先までシール登行する。
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西俣ノ峰から頼母木山方面の尾根を望む。概ね雪が繋がっていそうだが、3か所くらい雪庇が崩落して雪面が断裂していたので、スキーを手にもって登山道を歩いた。
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もうすぐ頼母木山。この辺りは雪が切れている心配はない。
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地神山から門内岳方面。風が強くて何度か足を止めた。
梅花皮小屋までの予定を諦めて、門内小屋までに変更した。
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門内小屋の入口からは雪が入り込んでいて扉は開閉できない。梯子がついている二階の窓から侵入した。
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二枚の扉を抜けて小屋に入り込んだ雪。水を得る上では役立ちましたが・・・。
風は強く吹き続けて、小屋全体が揺れるほど。一階の窓は一カ所なくなっていて、ブルーシートで応急処置してあった。これがまた風になびいて煩さ倍増でした。
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5月1日
朝方は雨。窓に吹き付ける雨は凍り付いているが、すぐに融けた。ガスが濃くなったり薄くなったりで、視界は良くない。今日も尾根通しに梅花皮小屋へ向かうのは厳しそうなので、門内沢を下降して石転び沢を登れれば、登ってみようと思う。
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斜面の様子が分かる辺りに移動して門内沢をのぞき込む。
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ブッシュが露出している箇所の直上を避けて滑降を開始。
凍り気味の斜面は硬くて凹凸の振動が膝に堪える。
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途中で振り返る。真っ白で分かりにくいけど、結構斜度がある。
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出合から石転び沢を見上げる。こちらはデブリが多い。
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左岸のルンゼからはブロックが崩落してきたし、視界がまた悪くなってきた。
1300Mあたりで登り返しを断念して降ることにした。
560Mあたりまで滑っていったが、ここから下流は流れが出ていたので登山道を目指して左岸のルンゼを登った。
しかし道を発見できず登りすぎてしまい、余計な体力と時間を使ってしまった。
しかも、登るときに通り過ぎた枝ルンゼからブロックの崩落があって冷や汗をかくというおまけつき。
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飯豊山荘付近は除雪の最中だった。ここから板を担いで歩かなければならないことがはっきりした。
梅花皮荘まで一時間半歩いてようやくたどり着いた。スキーブーツでのアスファルト歩行は堪える。
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対岸の沢の様子。谷に詰まった雪の断面を窺える。
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5月2日
前川流域も見ておきたいので、大日杉からのアクセスを試みたが、こちらの道はまだ冬季閉鎖が解除されていなかった。
走り回った挙句、結局この日も梅花皮荘から西俣ノ峰経由で同じルートを登る。
今日も十文字ノ池までスキーを担いで、ここからシール登行。二日前の反省からスキーの先端をまとめたら、かなりブッシュに引っかからなくなった。
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一層雪庇の崩落と雪解けが進んだ感じがする。
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足下に梅花皮荘周辺を見下ろす。
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頼母木山へは登らず、途中から藪を横切って南の大沢へ向かう。
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南の大沢源頭部をトラバース。
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さらにこの藪を横切る。
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藪を抜けると千代吉沢源頭部に出る。
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沢に沿って登って行って、途中から右にトラバースしていくと頼母木小屋に着いた。
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小屋に食料と宿泊装備を置いて、ほとんど空洞にしたザックを背負って小屋の直下から適当なところまで千代吉沢を滑った。
小屋の直下の急斜面は適度に緩んだザラメのフラットバーンで快適そのもの。
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斜面真下から。滑ってる人が写ってないのでちょっとつまらない (たいてい自分は写ってない)。
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沢に沿って緩い斜面を登り返す。
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もう一本滑った後、再度登り返して沢の下方を振り返る。
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小屋には17時半頃に戻った。1時間半くらい遊んだことになる。
小屋では管理のために入山していた地元山岳会の方々に誘われて、酒の席に加えてもらった。
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小屋からは佐渡島に沈む夕日が見えた。
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5月3日

今日は、邪魔にならない程度に門内小屋の整備に参加されてもらうことにした。6時半に頼母木小屋を発ち、一同門内小屋へ向かう。
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午前中いっぱいかけて、小屋回りと物置入口の雪掻きを終了。特に小屋の入口は底の方が硬く凍っていて苦労されていました。下駄箱やサンダルも天日に当てて乾かし、ブルーシートで応急処置されていた窓も嵌め込まれて、小屋は本来の機能を回復しました。
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お昼にラーメンをご馳走になった後、頼母木小屋へ戻るみなさんと別れて下山します。
扇の地神の雪面の先に朝日連峰が見えます。
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扇の地神ピークから文覚沢上部に滑り込んで、途中からトラバース滑降で丸森尾根へ。さらにもんど穴の沢源頭部をトラバースして頼母木山から東へ派生する小尾根に乗った所で、扇の滑降ルートを振り返る。
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前方には目指す尾根が見える。目標地点と滑り出し地点を見定めて、少しシール登行してから藪が薄い所をすり抜けて三匹穴沢源頭部をトラバース。狙い通り三匹穴付近の台地状のあたりに滑り込んだ。
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十文字ノ池手前からは昨日教えてもらった西俣沢の枝沢を滑降。デブリが多く滑りは楽しめないが、下降と割り切ってしまえば問題ない。しかし、本流に出ると(やはり)早速流れが出ていて、徒渉の連続と高巻きを余儀なくされる。登山道を降った方が正解だったかな。
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明日は熊祭り。会場が準備されていた。祭り見物まで予定に入れておけばよかった。
後ろ髪を引かれる思いで長者原を後にした。
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来年の連休も飯豊で滑れたら、熊祭り見物まで予定に入れるようにしたいね。
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