2016. 09. 28  
日数を要しそうなために後々まで残ってしまった飯豊川中流域左岸の沢、福取沢と蓬沢を訪れた。

24日:
湯の平温泉から福取沢出合までは、本流を遡行する。温泉付近は少し深さもあって流れが急だが、左壁沿いに水没したバンドがあるので、左壁際をへつって前方屈曲部に見える河原を目指す。
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青く深い釜に注ぐ2Mの斜瀑。この程度の滝でも、本流の水量ではとても登れないが、右側を簡単に巻いていく。
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谷がおういんの尾根寄りにせり出してカーブしている辺りは、開けていて河原となっている。
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再びゴルジュに突入していくと、間もなく蓬沢が出合う。思ったより谷幅が狭くて険しい渓相の沢だ。
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蓬沢を過ぎて、左岸に取付きやすい所から樹林帯をトラバースして福取沢出合に出た。福取沢は小スラブ状の岩盤に滝を懸けて本流に注いでいる。
この滝は右壁を登るが、右壁から樹林帯に入って、上部に続く滝をまとめて巻いた後、懸垂下降して沢身に立った。
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急峻なV字の谷を遡行して、谷が左に折れると12MCS滝が懸る。この先にも滝が続いており、右岸を巻いていく。
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やや開けた谷をしばらく行くと、ナメ滝、5M、10Mの連瀑が懸っており、まとめて左岸を巻いていく。
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だいぶV字も浅くなり、幾分開放的な雰囲気になってくる。
この後、3Mの滝から少し長めの高巻きを終えた辺りで、運よく平坦な台地があったので、この日の行動を打ち切った。
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25日:
だいぶ源頭の渓相になってきてはいるが、上流域も滝が続く。
左岸に枝沢を分けた直後に懸る6M滝を登れず、枝沢に懸る15M滝を登って中間の草付をトラバースした。
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思惑よりも約50分超過して稜線に出た。詰めの笹薮はかなり手ごわかったが、稜線上は膝下位の灌木が茂る程度で、歩行に難を感じるほどではない。眺望良好で、烏帽子山周辺の荒涼としたスラブが目を惹く。
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蓬沢を下降する。こちらも草付の両岸に挟まれた滝が続き、下降に時間がかかる。
ここは、まばらな灌木を経由して、12M、28Mの懸垂2ピッチで中央に見える草付を下降した。
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蓬沢は狭く、急峻なところが多い。
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1130M付近で左岸から枝沢を併せると、15M滝が懸る。この滝は右壁の上のテラスにハーケンを残置して懸垂下降した。
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草付スラブの間に連続する滝を根気よくクライムダウンしていくと、ようやくほうじょう沢と出合う二俣にたどり着く。
このとき既に15時を回っており、ほうじょう沢を源頭まで往復することを断念した。
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二俣から10Mの滝をクライムダウンすると、しばらく平坦でまっすぐな谷となり、その末端に小さな砂地の河原があった。
今夜はここにテントを張る。流木も豊富で、この日は焚き火の横でまどろんだ。
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26日:
幕場を発つとすぐに滝場となる。7M-15Mの2段の滝は、上段をクライムダウンし、下段は右岸のブッシュ帯から巻いた。
さらに、20Mの滝を懸けて、深いゴルジュの底に落ち込んでいる。左岸を3Mほど登ると、そこは滝の脇に突き出た小尾根の上。
尾根上には樹木があるが、下部は草付が続く。一旦ロープを垂らして沢身に届くことを確認してから30Mの懸垂でゴルジュの底に立った。
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ハングした壁に挟まれた険しい地形のゴルジュの底。ナメ滝、小滝、スラブ滝が続いている。
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ゴルジュの滝場を振り返る。
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だいぶ本流対岸の斜面が近く見えるようになってきて、このまま出合まで行けるかと思ったら、狭まった壁間に滝を懸けて落ち込んでいく。左岸の樹林帯にあがって、沢身を見下ろしながら進むと、出合を確認できた。
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本流が開けた河原状になるところまで樹林の台地を辿り、本流を下降して湯の平温泉にたどり着いた。
出合手前で雨に降られたが、本降りにはならず、温泉に着く頃には止んでいた。

湯の平山荘の管理人の話によると、加治川ダムの補修工事は、トラックの転落事故があったため休止中だそうだ。
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