2016. 07. 11  
今週は当初計画に挙げた内の倉川の最後の支流を遡下行する予定だったが、雨による増水のため、本流部の遡行が困難と思われたため、敢え無く断念。9日は、今年初めての加治川流域訪問だったため、湯の平温泉まで往復して様子を見てきた。10日は、大白布沢の本流御沢を遡行することにした。

キャンプ場に車を停めて、大滝までは遊歩道を歩く。途中、長滝の雄姿を足下に眺め、大滝の基部に着いた。
大滝下にも、8M、10Mと滝が続いている。
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右岸のブッシュ帯から大滝を巻いて落口に出る。大滝上からの眺め。
大きな落差を堪能できる。
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大滝に続く4M滝を越えると、まっすぐに伸びる河原となる。
正面には、長坂峰へ向かって急峻な枝沢が突き上げている。
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本流は右へ直角に屈曲して、幅3~4Mくらいのゴルジュになる。
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ゴルジュの上流側末端には、2M、5Mの滝が続き、いずれも左側を登ってくる。
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深くて大きな淵をへつって2Mナメ滝を過ぎると、水流を噴射しているような12M滝が現れる。
この滝は右壁に明瞭なスタンスがある。
少しムーブを考えないと安定しないが、難しくはない。
落口の木に、古いシュリンゲがくい込んでいた。
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直後に、3条の優美な8M滝が懸る。
斜上バンド状の左壁が釜を抱えるように張り出している。
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開けた河原を歩き、上部にナメが続く8M滝を右から登る。
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8M滝の上のナメを歩くと、谷は右に屈曲して、両岸が草付のV字谷になる。
V字の谷には、小釜や小滝が連続している。
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谷の切れ込みが緩くなりはじめて、左へ曲がっていくと、左岸から中間に岩が挟まったチムニー状の滝を懸けた枝沢が入る。
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チムニー状CS滝の枝沢の直後に、下モグラ沢出合となる。
昔下モグラ沢に来たことがあるが、ここまでの渓相を全く覚えていなかった。
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谷の真ん中に大岩が鎮座する。その右側に慎ましく4M滝が懸る。
大岩の左側はゴーロ状で、簡単に通過できる。
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大岩を過ぎると、30Mの長さの雪渓が現れ、下を潜る。
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さらにもう一つ短い雪渓を潜り、上流側の崩落後のブロック越しに越えると、8M滝が懸り、左壁から越える。
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両岸ともに切り立ったゴルジュとなる。
ゴーロ滝の奥にはまた雪渓が口を開けている。
DSCF4349.jpg

雪渓を潜り、30Mくらい進んだところで、左岸の枝沢の滝を登って、雪渓上の様子を窺う。
ここから草付をトラバースして雪渓に乗り、100M程雪渓の上を歩く。
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雪渓の末端手前30Mくらいのところで、左岸に乗り移って雪渓下に降りる。
雪渓末端直下の2MCS滝をショルダーで越え、幅2M弱のゴルジュに挟まったスノーブロックと小滝を越えて、ゴルジュを抜ける。
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幾分開けた渓相になったが、滝の先にまた雪渓が口を開けている。
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6M滝は右岸の草付バンドから簡単に通過できた。
雪渓は疣岩山に突き上げる枝沢(左俣?)に架かるもので、本流は直前で右に屈曲していた。
本流はナメ状の瀑流帯となっており、谷は浅いV字で明るく、気持ちよく遡行できる。
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谷幅がやや狭まった所に、長さ30Mくらいの雪渓が架かっていたが、今度は難なく上を通過した。
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5M前後の滝を幾つか越えると、流れが二分した。
6M滝を懸けた本流右沢から分かれて、左沢へ入る。
平凡な流れの中、水流が分かれ、やがて藪に消えた。
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急峻な藪の斜面を登って、疣岩山-三国岳の登山道に出た。
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この沢の記録は、わらじの仲間のもの以外見たことがない。
例年遅くまで雪渓が残る沢なので、雪渓処理の経験を要するが、小粒ながらも登れる滝を多く懸け、変化に富んだ秀渓だ。
何でこんなにも記録が少ないのか、不思議にすら思う。
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Comment
No title
ヘッデン潜りですか。寿命縮みますわ(@_@)
忍者さんもですか

他にも、あんな事やこ~んな事がありましてね、、、
なかなか楽しい沢でした(^-^)
No title
あーんなことやこーんなことを、今度こっそり教えてください(@_@)
面白い沢でした
こちらの記録を拝見して10月2日に御沢に行ってきましたが、手頃でなかなか面白い沢でした。きっかけを与えて頂きありがとうございました。私のブログでこちらの記事にリンクさせて頂きましたのでよろしくお願いします。
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