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2015. 10. 09  
この沢も去年から機会を窺っていたが、諸々の理由でなかなか実行できなかった計画だ。
しかも、わらじのブログによると、宮内さんが、「最初っから最後まで綺麗なところが一つも無い沢だった」とおっしゃていたそうで、あまり気が進まなくなっていた。

10月3日
ちょうど同じ日から七滝沢に入るパーティがあったので、加治川治水ダムから内ノ倉ダムまで車に乗せてもらって、一緒に入渓点へ向かう。
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途中で七滝沢パーティと別れて、石ミキ沢出合付近で入渓する。
両岸ともに傾斜は急だが、しばらくは問題になるようなところはない。
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胸まで水に浸かって深い瀞を過ぎると、開けた空間に大滝が現れた。
12M程の滝だが、水量が多いせいか、落差以上の迫力がある。
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大滝の上に降りようとしたが、深い瀞と落ち込みが連続している。
10月の曇天下とあっては、長い時間水に浸かってゴルジュ突破というわけにはいかないので、このゴルジュは左岸から巻いた。
左岸にはうっすらと踏跡がある。
途中で一度ゴルジュに降りてみようとしたら、スズメバチに威嚇されて、逃げるようにその場を離れた。
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大滝倉沢を過ぎると、再び両岸切り立ってきて、倒木が堰状になった3M滝の先に、激流から流れ込む瀞場がある。
流れ込み付近に倒木が沈んでいたので、二回ほど突破を試みるが、足がつかずに押し戻されて、結局寒さに耐えきれなくなり断念した。手前の3M滝をクライムダウンして右岸から巻いたが、冷えによって二回ほど脚が攣りそうになった。
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五匹穴沢を過ぎ、入り滝沢出合付近のゴルジュは手前から左岸を巻いていって、出合に懸る本流の滝の少し上に降りる。
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そこから二ツ倉沢を過ぎるまでは難所もなく、沢通しに進む。
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二ツ倉沢出合のやや上流にある連瀑は、最初の滝に取り付くのが難しそうなので、右岸を巻いた。
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ちょっとした深場をいくつか過ぎると、左岸から18Mのスラブ滝を懸ける枝沢が流れ込んでいる。
ここを過ぎると間もなく北俣沢の出合に着く。
日も暮れてきたし、今回も北俣沢左岸の台地に泊まることにした。
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10月4日
北俣沢出合のすぐ先には大渕がある。前回ここに来たときは増水していたとはいえ、違う場所に思えるほど今回の水量は少ない。
前日の反省から、できるだけ水線突破を控えて遡行することにして、この落ち込みは左側の岩に登って濡れずに越えた。
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又八沢出合を過ぎるまでは特に悪場もないが、再び深場が続くゴルジュとなる。
少し戻って、又八沢を少し登ったところから左岸を巻いた。
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対岸に滝を連続して懸ける枝沢を見てから高度を下げて、谷が左に折れる辺りを目指して降りて行った。
足下には二つの滝が続いているのが見える。
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沢床に降りた先は、両岸垂直に切り立ったゴルジュである。
左岸からは枝沢が雨のように滝を落としている。
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ゴルジュを抜けるとやや開けた渓相となり、右岸には下ノ鱒取沢と鱒取涸沢がそれぞれ8M滝を懸ている。
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鱒取涸沢を過ぎると、7M直瀑が懸る。空身で左壁の層状節理のリッジ状を登って、足場が安定するところまでトラバースしてから、荷揚げした。
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赤い壁のゴルジュが続き、悪いルンゼを登って右岸から12M滝を巻くと、ゴルジュを抜ける。
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4MCSから続く連瀑は左岸から巻いて、最上段の滝上に降りた。
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河原が続くとヤンゲン沢出合に着く。出合のすぐ先には10M2条の滝が懸る。
滝身に取付けば登れそうにも見えたが、寒いので巻いた。
ヤンゲン沢をスラブ滝手前まで登ってから、10M2条の上流に続くいくつかの滝もまとめて巻いた。
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こんな感じの層状の岩が多くみられる。
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2M~5Mくらいの滝が続くゴルジュを巻くと、三本槍沢が出合う。
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三本槍沢の少し先で、右岸から枝沢が入る対岸の小さな河原を幕場にした。
水面からの高さがないので、増水したら水浸しだ。
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10月5日
幕場のすぐ先で5MCSを登るが、すぐに6M滝が出てくる。左壁の様子を窺ったが、のっぺりしていて厳しそうなので、5MCSの下まで戻って右岸から巻いた。
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ゴルジュ状の渓相は続き、登れる滝、登れない滝がつぎつぎに現れる。
この滝は左から巻いた。
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10M滝。左側の細い水流が流れる凹角を登った。凹角に取付くまでがちょっと大変だった。
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稜線が見えてきた。
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滝の基部で伏流しているので、流れ出しがない。
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苔生した小ゴルジュに懸る2Mの小滝。結構いやらしい。
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この滝を目にしたときは、手がかりがなさそうに見えたが、近づいてみると右壁に適度な間隔でホールドがあった。
高巻くのも大変そうな渓相だったので、助かった。
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源頭部のCS滝。まだわずかに水流がある。
稜線付近まで窪が続き、ほとんど藪漕ぎなしに点検道に出た。
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点検道は赤津沢西の沢を遡行した際に下降したが、点検道調査の物資を見かけて近々整備されるのではないかと予想していたが、その通りになっていた。刈払いされていて、登山道並みに快適になっていた。天気も良く、この道を気持ちよく歩けたのは初めてかもしれない。
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赤谷林道が歩行可能になって、湯の平温泉が仮オープンした。
通行止めの標識は、登山者への注意書きに架け替えられ、登山届のポストも設置されていた。
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内の倉川は本当にゴルジュが多い渓だった。
前回訪れたときは、沢床も茶色くて、水も濁っていたので、綺麗な印象を受けなかったが、今回は沢床の石も白くなっており、水も澄んでいて、それなりに綺麗なところもあったと思う。
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Comment
No title
これは・・・夏向きの沢ですなあ。

それはそうと加治川ダムまで車両通行の見通しは立ってないのでしょうか?
No title
一般車は今後も通さず、加治川治水ダム-加治川ダム間にシャトルを運行するという噂を耳にしています。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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