2015. 09. 15  
白川は2011年9月の七森沢に続いて二度目となる。
四森沢は七森沢よりも谷の切れ込みが浅いので、それほど困難なところはなかろうと思って、沢登り一年目のshinさん含め総勢4名で遡行してきた。

12日
大日杉小屋から地蔵岳への登山道を右手に見て直進する。
道が森の中に入ると、白川へ向かって降って行き、頼りない吊橋を渡る。
これでも、三面小屋への道中や、荒川に架かる吊橋よりは立派だ。
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右岸の山菜道をひがしたき沢まで進み、ひがしたき沢を左岸に渡って下降、出合に出る。
平凡な河原が続くが、白い石と透き通った水が心地よい。
河原を歩いたり、徒渉したりして進む。
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神滝7Mは白泡沸き立つ釜に追い返され、壁に触れることすら叶わない。
左岸を巻くと、大日杉小屋前の案内図に出ていた陰滝と鳴滝も一緒に巻いていた。
陰滝と鳴滝は滝というほどの落差ではなかったような気がする。
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神滝を過ぎると明るい河原となり、正面にかれまつ沢を分ける。
本流は左に折れたところに5M滝を懸けている。
右側のテーブル状の大岩の裏から大岩に乗って5M滝を巻く。
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間もなく5M逆くの字の滝が出てくるが、登れずに、左岸を小さく巻いた。
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徒渉したり、へつったり、少し釜に使ってみたり、楽しい遡行が続く。
天気が良くて、水が綺麗だと、気持ちよい。
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ササラ沢が出合う辺りからは、ひらけた河原が広がる。
二俣(七森沢出合)まで視界の中だ。
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出合に懸る七森沢の3M滝と、その奥の10Mを見ながら、長めの昼食タイム。
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二俣では河原が続いていそうだった四森沢だが、左にカーブすると岩床が露出してきて、ちょっと渓相が変わってくる。
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小滝をいくつか過ぎると、ナメと釜を交互に配したゴルジュが現れ、最奥には右から10M滝が瀑水を落としている。
滝直下の釜の手前まで滝見物に行ったあと、左岸を巻く。
懸垂でちょうど滝頭のあたりに降りた。
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すぐに7M滝が懸るが、左側の大岩の裏から簡単に巻ける。
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さらに8M滝が出てくる。想像した以上に、そこそこの落差の滝が懸っているものだ。
右壁をバンドまで登ってトラバースできそうだなぁ・・・と思いつつも、簡単に巻けるところは巻いてしまう。
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「そろそろ幕場を探しながら行きましょう」などと言っていると、すぐに適地を発見。
少し水面からの高さが少ないが、4人泊まれる幕場としてはベストの選択だった。
タープも張り終え、焚き火も点火して、楽しい団欒のひと時。
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安らぎの炎・・・か?
手前から上がる炎が、ト音記号のようにも見える。
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13日
幕場を後にすると、しばらく河原が続き、落込みや小滝が点々と現れる。
左に(1:3)で枝沢を分けると、大きなCSの5M滝が懸るが、河原に懸る滝なので、簡単に左側を通過する。
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5MCSを過ぎると、次第に側壁が立ってきてゴルジュになる。
そして5M滝に行き当たる。
右壁をやや手前から直登して、バンドをトラバースできそうだったが、ここも左岸から巻く。
取付きの草付斜面がやや急で、スリップが許されないので、念のためロープを引いて登る。
下降はそれほど斜度もなかったが、こちらも念のため懸垂で滝上に降りた。
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すぐに5MCSが続くが、こちらは右側の斜上バンドから簡単に越えた。
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さらに8M滝が続く。左のバンドを登り、少し下った後・・・
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スノーブロックが覆い被さっている左側の大岩の裏を登った。
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滝上では谷が蛇行して、左側に球技場の壁のように切れ崩れたスノーブロックがあった。
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いくつかの小滝を過ぎて、大きな岩の左側を横切り、右手に谷の先を見ると、開けたいい感じの光景が目に飛び込んできた。
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前の小滝の先に見えていた12Mの美しい滝を背景に記念撮影。
この後、左側の白く見えているリッジ状のところを登った。
滝上は河原で二俣になっていた(標高1070M)。
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本流の左俣へ進み、左側がスラブ壁となったところを過ぎると、雪渓が谷を塞いでいた。
右岸から雪渓に乗る。
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雪渓が切れる手前で、左岸に降りて、左岸に開いた穴から雪渓の下を潜って抜ける。
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しかし、またすぐに次の長い雪渓が出てきた。
今度のは断面が台形状に末広になっていてかなり厚みがありそうだ。
左岸から上に乗って雪渓上を歩く。
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最後は細く尖った雪渓の先端から右岸に乗り移るが、隙間が空いていて怖かった。
後続には念のため、安定していそうなところで待機してもらい、ロープを出して一人ずつ右岸に乗り移ってもらった。
運よく、クライムダウンもできるところだったが、スリップするとスノーブロックに挟まれたり、ナメ滝を下まで滑落しかねないので、ハーケンを打って懸垂で沢床に降りた。
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雪渓が終わると傾斜が強まり、ゴーロの中に小滝が断続するようになる。
傾斜が緩いナメ滝も懸っている。
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ナメ滝の奥に懸っていた8M2段の滝。
雪渓を過ぎてからは、唯一少し難しかったところだ。
中段まで左側をトラバース気味に登って行き、中段からはロープを引いて右壁を登った。
結構慎重に登ったが、確保されてる後続のメンバーはサクサク登ってきた。
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完全に源頭の様相。まだ水流はある。
DSCF2858.jpg

何度も細い水流が分岐していくが、水量が多い方へ進んでいくと、種蒔山から北東に伸びる小さな尾根に出た。
方向を右に変えてわずかに笹を掻き分けて進むと登山道に出た。
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途中で右手に分岐する沢へ入れば、藪漕ぎなしになだらかな草原でフィナーレを迎えられたようだ。
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切合小屋に向かい、小屋の前で昼食を摂った後、大日杉へ下山した。
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Comment
困難なところは・・・多々。

高巻き、草付き、雪渓、登攀、詰。。。
あぁ、全部か!?

もっと、うまく美しい遡行ができるようになりたいです。

緊張の連続ではありましたが、楽しいこともいっぱいでした。
ありがとうございました。

No title
飯豊で簡単な方とは言え、中級の内容はあります。
まだまだ初級者のshinさんには、難しいと感じるのも無理はありません。
でも、技能やルートを見る目ができてくると、これくらいの沢なら簡単に感じるようになります。
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逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

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東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
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