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2015. 09. 01  
頼母木川に続き、西の沢も三度目にしてようやく予定ルートを遡行できた。過去の山行を思い返してみると、赤津山の点検路を歩くときは毎回雨に降られているような気がする。

加治川治水ダムの駐車場で支度をしていると、蜂の巣駆除の業者の人たちがやってきた。加治川ダムから湯の平温泉の登山道に、二カ所蜂の巣があって、この日はそのうちの一つを駆除するそうだ。盆に往復したときには、全く気付かなかったなぁ。

業者の人たちがゲートを開けたのに便乗して、ゲートを通過。自転車で点検路分岐まで行ったが、雨が本降りになっていて、しばらく小降りになるのを待つ。一時間半くらい待ってから、赤津沢左岸のトンネルを抜けて、堰堤まで作業道を歩いて入渓する。
増水はしているはずだが、7月に訪れた時より水量は少ない。雪渓もほとんど溶けたということだろう。
DSCF2577.jpg

最初の滝、2Mのヒョングったやつ。前回は雪渓に遮られていた左壁のバンド、やっぱり行けた。
DSCF2582.jpg

しかし、すぐに抉れた右壁の下に釜を持った4Mのつるつるの滝に追い返される。
さっきのヒョングリをクライムダウンして、結局前回同様、枝沢の滝を登って右岸の悪い巻きで、滝上のウド畑に降りた。
DSCF2584.jpg

釜をもった2MCS滝を左からへつり、20M位続く狭いゴルジュを抜けると、西の沢と東ノ沢が水量比(2:1)で出合う。
西の沢には立派な末広状の8M滝が懸る。空身で右岸ルンゼを登って、左壁のバンドを落口に向かって斜上する。
この滝の壁は鋭角的に突き出たところがないので、荷揚げは楽だ。
DSCF2590.jpg

3M滝の左壁のバンドをへつると、前回右岸から巻いた4Mと壁の隙間から吹き出すような10M2段の滝が出てくる。
左岸も取り付けそうだったので、今回は左岸に取付くものの、ブッシュの間隔が見た目以上に大きくて、登るのに苦労する。
この先、登れなかった6M滝や、その先にも登れなそうな滝が懸っていることが分かっていたので、これらを一気に巻くことにした。
この点については、左岸に取付いたことは都合が良かった。
約2時間の高巻きの末に、懸垂20Mで標高580M付近に降り立つ。
その先も・・・まだゴルジュが続いている。
DSCF2595.jpg

しかし、悪い所はなく、短いナメと小釜が交互に現れるようになると、その先でやや開けてくる。
DSCF2599.jpg

潜れそうな大岩を右に見て、さらにゴルジュを進むと、完全にひらけてきて、左岸に草原の台地が現れる。
幕場にしようとしたが、ちょっと傾斜があるので、先へ進む。この先は、しばらくゴーロだった。
DSCF2606.jpg

ゴーロの中に、砂が堆積したテラスを見つけた。ここを整地、イタドリを敷いてツェルトを設営。ブルーシートで雨避け程度の前室も付けてみた。焚き火もできて、まずまずの居心地だったが、朝方はちょっと蚊が多かった。
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翌日、ゴーロ歩きから始まる。朝方から雨が降り出して、ちょっと暗い。
DSCF2609.jpg

800M付近になると、落差のあるゴーロ滝が懸り、谷幅が狭くなってくる。
間もなくゴルジュへと導かれ、小滝の連瀑を過ぎると、その先で谷が左に折れている。
DSCF2614.jpg

屈曲点には、右壁から枝沢が滝となって流れ込み、本流には4Mの斜滝が懸っていた。
4M滝を過ぎると、釜を持った5Mの滝が谷を塞ぐ。つるつるで手がかりがなさそうだが、右壁にところどころ岩が欠けたような小さな窪みがあったので、これをホールドにして落口へ向かって斜上気味に登った。
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さらに大岩を挟んだやっかいな滝が続く。
左壁の外傾したバンドに乗って、アンダーと1cmに満たない細い灌木とで体勢を整えて、落口左側のホールドに右手を伸ばす。
そして右手を頼りに滝身に体を寄せて、滝頭に這い上がった。
DSCF2620.jpg

さっきの滝でゴルジュを抜け、開けたゴーロの谷になる。この辺はまだ雪渓の残骸が残っている。
滝はあるものの、立っている滝はなく、落差もあまりない。
DSCF2622.jpg

両岸ともにイタドリが多い。次第に、イタドリの中の窪を辿るようになる。
窪は稜線付近まで伸びているので、写真の様子から想像するほどの藪漕ぎはなかった。
DSCF2625.jpg

点検路を下降していると、何か所か荷物がデポしてある。内容物は水、ガス、蜂の巣避けの薬品など。点検路調査と書いてありますね。触らずに写真だけ撮ってきました。
近々この道も整備されるかもしれない。
DSCF2629.jpg

点検路を下降すると、加治川治水ダムに向かって、自転車で林道を走るだけなのだが、四郎左衛門沢を過ぎた辺りで、頭を蜂に刺された。道路で捕食でもしてるところを踏みつぶしそうになったのだろうか?刺された理由が全く分からない。
きっつ~いお仕置きをしてやれなかったのが心残りでならない。
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Comment
No title
また雨ですか・・・毎度お疲れさまです。

写真のツエルトはファイントラック? 前から持ってましたっけ。この間のペテガリではテントの前室にしました。応用が利いてなかなかいいものですネ。
No title
ご明察の通りF.T.です。タープの時はいつも持ち歩いてます。今回はツェルトがメインで、タープの代わりにブルーシートという組み合わせでした。
何せロープが重いもので・・・。
7月を思い返しながら、何度も読んでしまいました。
水量少ないですねぇ
最初の2m滝の左壁をNGさんが見ていたのをよく覚えています。

あそこの高巻きをクリアできれば・・・!
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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