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2015. 08. 16  
2013年から三度目の正直? ようやく頼母木川大瀬戸沢を遡行できた。
上流部は、昨年本流を遡行しているので、今回は禀次郎沢右俣を遡行した。

切通しの堰堤から入渓。手前のプールの右岸側が、一昨年よりも深くなっているように思える。
この堰堤は、左側についている梯子を登って越える。
堰堤を越えると、早速側壁が切り立ったゴルジュとなるが、しばらくは何もない。
今年は平水以下だったので、2013年に上の小俣沢を遡行した時と比べると、あまりにあっけなく通過した。
DSCF2467.jpg

最初の滝は、やや手前から左側のバンドに乗って越える。DSCF2475.jpg

2013年は雨の中の遡行だった。水量が多くて、途中から右岸を巻いたゴルジュも突破する。
このゴルジュの入口で、3人組のパーティがゴルジュを巻くために左岸枝沢の滝を登っていた。
ゴルジュへの侵入ルートと被るので、登りきるのを待ってから、枝沢の滝の下部をトラバースした。
写真はゴルジュ内最後に懸る滝。
手前の小さな落込みから左壁に乗って、釜を回り込むようにトラバースして左壁に取付き、直上して越える。
DSCF2484.jpg

最初の雪渓。この沢にしては結構開けたところにある。雪渓の真下に、少し大きな淵があった。
DSCF2492.jpg

深い瀞。泳ぎになりそうなのと、奥の滝が登れるか見極められなかったので、右岸を巻いた(踏跡があった)。
DSCF2497.jpg

600M付近のゴルジュに懸る15M滝。
ゴルジュ手前の右岸枝沢から巻くか、写真を撮った位置にあるリッジから左岸を巻くか、迷ったが、左岸を巻くことにした。
空身で登って荷揚げを試みたが、ザックが岩角にひっかかって揚がってこない。
懸垂で間近に降って、一段ずつ引き上げようとしたが、何と、登攀中にもかかわらず3人組が取付いている。
一生懸命ハーケンを打ち込んでいるが、危険は頭上じゃないのか?
先行者登攀中は、登攀終了を待つか、別ルートをとるべきではないのか?
この頃から雨が降り出す。天気予報は、昼間は曇りになっていたのだが・・・。
DSCF2503.jpg

650M付近屈曲部に架かる雪渓を潜り抜け、狭くなったゴルジュの釜を二つ過ぎたところで、壁間いっぱいに水を湛える小滝に阻まれる。雨もしばらく止みそうもないし、体温を温存したいので、ここから右岸に攀じ登って巻くことにした。
DSCF2506.jpg

右岸を登りきると、ブナが直立する緩斜面だった。
雨が強くなってきたので、タープを張って様子を見ようとするが、張り終わる前に大降りになり、沢は濁流と化す。
この日は遡行を諦めて、まだ昼を過ぎて間もないが、ここでビバークすることにした。
DSCF2509.jpg

翌日は懸垂下降で沢に降りて、遡行を開始。
すぐに雪渓に行き当たる。潜ったり、回り込んだりして通過する。
DSCF2510.jpg

雪渓を抜けると、5M、3M、7MCSの連瀑。右側からまとめて巻き気味に越えられた。
DSCF2515.jpg

長い雪渓を潜る。途中で口をあいているところで上に出てみたが、まだまだ続いていた。
雪渓は安定していそうなので、この先も潜り抜けた。
DSCF2520.jpg

5M CS。左右ともに大きな岩でハング状態。困った。
よく見ると、右側の手前に小さな(1Mくらい)岩がある辺りが弱点のようだ。
近づいてみると、ショルダーなら越えられそうだが、単独ではショルダーは使えない。
石の上にザックを置き、その上に20cmくらいの石をのせて踏み台にして、何とか黄色味がかった岩の上に攀じ登った。
DSCF2527.jpg

まだ記憶に新しい、池の沢の出合。
下から見るのは初めてだが、滝上から見た時の光景と合致した。
本流出合の滝(二段)は、いずれも左壁を登った。
DSCF2529.jpg

禀次郎沢を出合から見た様子。この辺一帯は、本流を含めて、開けたゴーロ帯だ。
DSCF2541.jpg

禀次郎沢右俣の核心。
連瀑の最初の滝、12M。右側の凹角状(写真からはみ出て移ってない)を絡むように登った。
それ以降の滝は、あまり難しくない。
滝場は、標高1200M~1350Mの等高線が詰まった辺りだけで終わる。
DSCF2547.jpg

滝場を過ぎると、穏やかな渓相になり、源頭の雰囲気が漂い始める。
できるだけ稜線近くまで藪に消えないでもらいたいという期待をもって歩くのみ。
DSCF2553.jpg

最後は門内小屋から北上して最初に行きつくピークの辺りに出た。そこには小さな慰霊碑が立っていた。
DSCF2556.jpg

頼母木小屋到着15時過ぎ。まだ早いので、予定を変更して下山することにした。
この頃になって、ようやく晴れる。遅いんだよ。
下山したおかげで、渋滞を避けて夜間に走行して、帰宅できた。
DSCF2562.jpg

一昨年も、去年も、雨で流れた頼母木川。
今年も遡行できたとはいえ、遡行中は終始雨に降られるという始末。
頼母木川は、最後まで自分に微笑んではくれなかったようだ。
しかし、これで胎内川流域の計画をすべて実施することができた。
今度頼母木小屋を訪れるのは、何年か先、大石川流域に取り組む頃になるのかもしれない。
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Comment
No title
初日の15M滝だけど、写真を見ていると右壁をトラバース気味に登れそうに見える。
この滝に行きついたときは、あまり登る気がなかったのか、あっさり巻くことに決めていたから、あまり登ろうという気で見なかったような気がする。
No title
単独ですし、普通に巻けるのでしたら、そのぐらいで丁度いいのでは。

でもそういわれると、右壁は確かに登れそう。確保があれば。
No title
登れたとすると、悪い泥付も登らなくて済んだし、荷揚げも楽勝だったはず。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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