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2015. 08. 13  
11日からは、梅花皮小屋で交流したWさんとパーティを組んで、ルートの後半を行く。
梅花皮小屋を6:00に発ち、先ず、梅花皮岳に向かってゆっくりと登山道を登る。
なだらかな稜線を滝沢を見下ろしながら進むと、烏帽子岳山頂に着く。
山頂を過ぎると、登山道は烏帽子岳南東のピークを巻くように、稜線を離れ、再び稜線に沿う。
今回の下降開始点は、烏帽子岳南東ピークをまいた後、登山道が稜線に沿い始めた辺りだ。
踏跡がついたところから尾根を乗り越すと、地形図に記されている通り池塘があった。
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池塘からの下降ルートは、傾斜が緩い分だけ笹薮が長く続いた。
ようやく水が流れ始めると、左右から流れを併せたり、湧水が出ていたりして、流れが太くなっていく。
どこから流れてくる水も冷たくて心地よい。
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だいぶ降ってきた。小滝がいくつか懸かるものの、問題になるところはなく、ゴーロが続く下降向きの沢だ。
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1150Mまで下降すると、中ノ沢と流れを分けている二俣が見下ろせる。
二俣まではゴーロ続きであることは確認済みで、その先を下降すると、多くのシュリンゲやハーケンを残置する必要がありそうなので、左岸の枝沢を登ってから、小尾根を越えて、清十郎沢出合下に滝を落とす小沢を下降した。
何もない平凡な小沢だが、最後は40M滝となって洗濯沢に注ぐ。
滝上からは、既に落ちていると思っていた、清十郎沢に架かる雪渓が、まだ残っているのが見えた。
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前日遡行しているときは気づかなかったが、3Mゴーロ滝の右岸に猫の額ほどの台地状の河原を見つけて、幕場にした。
真横にスノーブロックが残っていたので、ビールを冷やす。
雪でビールを冷やすことができたのは、今年はじめて。キンキンに冷えたビール、最高でした。
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整地を終えたところ。それぞれが横になる程度のスペースしかないが、なかなか快適だった。
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木がないので、方や岩にハーケンを打ち、片や重なった大岩の間にスリングを通してロープを張った。
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翌日11日はさらに雪渓が融けていたが、わずかに5cmほどの幅で繋がっている。
最悪の場合を考慮して、高巻きルートの目星もつけていたが、この分だと薄くなったところがぽろぽろと落ちてきても、しばらく大崩壊はしないと読んで、足早に潜って通過した。
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清十郎沢に入って、ゴルジュが右に曲がると、滝場が始まる。
深い釜の4M滝は、ルートを探すのに結構頭を使う。
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4M滝を越えると、すぐに12M滝が続く。
左の草付ルンゼを登って落口にトラバースしようとしたが、下から見たのとは異なり、かなり悪かったので、ブッシュ帯まで登って巻いた。
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ブッシュ帯から見下ろすと、さらに登れなそうな滝が懸かっていたので、一気に巻くことにした。
登れなそうな滝の下部からは、浅い草付ルンゼがせりあがっている。
ブッシュ帯を露岩が出てくるまで登ったところで、露岩伝いにそのルンゼを渡る。
ルンゼを渡った後は、ブッシュが茂る小尾根を下降して、最後は懸垂15Mで沢に戻った。
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高巻きの後は、快適に登れる滝が続く。8M滝は水流の左寄りを、飛沫を浴びながら登る。
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ナメの連瀑20Mを登ると、だいぶ開けてくる。
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尚も滝は続き、末広の釜を持った6Mを登る。
次の10MCSを越えると、ほぼ滝場は終わる。
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1250Mで右岸に支流を分けるあたりは、スノーブロックがゴーロをなすように転がっている。
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ほとんど真直ぐにゴーロが続き、右俣を分け、直ぐに中俣を分ける。水量はどの沢も同じくらいだ。
渓相も中俣がやや滝っぽい感じだったが、出合だけだろう。どの沢も概ねゴーロ続きだと思う。
写真は左俣と中俣の分岐で、ここから左俣へ進んだ。
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左俣に入ってからも二回顕著な分岐があるが、いずれも左へ進路をとる。
二回目の分岐を左に入ったところには5M滝が懸かり、右壁中段にマイクロカムをかませてA0で越えた。
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沢形は稜線付近まで続き、最後は草原に消える。
腰くらいの高さに伸びた草を掻き分けて登ることわずかで、あっさりと登山道の1739Mピーク付近に出た。
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登山道でしばらくゆっくししていたが、雷の音が聞こえたので、Wさんは門内小屋へ、自分は湯ノ平山荘へ向かって、先を急ぐことにした。
おういんの尾根は、この日ちょうど狩り払いを行っており、梅花皮小屋をベースにして、北股岳から滝見場までを刈ってきたところだったそうだ。
詰め上がった地点から、2時間50分で湯ノ平山荘に到着。
ちょうど泊まってた人が引き上げた後だったようで、この晩は小屋も風呂も独占して、快適に過ごすことができた。

日があけて12日は、7月の3連休にデポして帰った自転車を回収するが、回収地点に鍵一式(車、家、自転車)を落としてしまい、加治川治水ダムから、余計に一往復してしまった。我ながら、この抜け加減の酷さに腹が立った。
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No title
これまで和賀山塊の前衛だけでしたので、念願の奥深い和賀でした。ほんの一端かも知れませんが、和賀の魅力に触れられた気がします。特に稜線から下降・遡行は面としての立体的な遡行が出来ました。一日目は特に天気にも恵まれ飯豊本流に降り立って時はちょっと鳥肌が立ちました。
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これまで和賀山塊の前衛だけでしたので、念願の奥深い和賀でした。ほんの一端かも知れませんが、和賀の魅力に触れられた気がします。特に稜線から下降・遡行は面としての立体的な遡行が出来ました。一日目は特に天気にも恵まれ飯豊川洗濯沢に降り立った時はちょっと鳥肌が立ちました。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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