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2015. 07. 22  
前日降り続いた雨は、20時過ぎに止んだので、この日はなんとか予定通り行けそうな気がしていた。
この日の幕場は、ブナ林の中にある、このわずかなテラス。
テントのフットプリントははみ出すが、テントの中でちょうど自分が横になるだけのフラットなスペースがあって、なかなか快適だった。
DSCF2114.jpg

ブナ林の中を下降して、内の倉川本流に降り立つ。雨のせいか、もともとこんな風なのか、水は茶色を帯びていて、空も曇りがちで暗いので、それがそのまま内の倉川のイメージとして頭に焼き付いてしまった。
こんな谷底で泊まって増水でもされたらかなわんなぁ。
DSCF2121.jpg

朝っぱらから胸まで水に浸かったりしながら下降して、入り滝沢出合にたどり着く。
写真は本流と入り滝沢出合の滝の下。とても険悪な様相のゴルジュですね。
レンズに水滴がついて、ピントが合わない、合ってもボケる。
服でレンズを拭くのだが、透湿速乾の化繊では全然水を吸ってくれない。
この日はこんな写真が大量に撮れてしまった。
DSCF2124.jpg

入り滝沢出合に懸る滝。12Mくらいありそう。
本流側も6Mくらいのつるつるの滝で水流を落としている。
空身なら右壁を登れるか・・・とも思ったが、リスクが高いので、少し上流側から岩壁の上の外傾草付バンドに乗って、滝上にトラバースした。
DSCF2125.jpg

出合の滝を巻くと、しばらくは中規模の滝が連続する。
巻いたり、直登したり。あまり悪い所はなかった。
DSCF2133.jpg

幾つか滝を処理していくと、でで~んと35Mの大滝。
左岸の浅いルンゼを30Mくらい登ってブッシュ帯に取り付いたが、垂直の木登りが続いて、巻きも容易ではなかった。
DSCF2138.jpg

一旦は落ち着いて、単調なゴーロの沢になったかと思うと、ゴーロ混じりながらも連瀑となり、一気に標高差50Mを稼ぐ。
DSCF2141.jpg

連瀑の最上部は、この5条の滝。水の筋が綺麗です。
DSCF2143.jpg

ゴーロっぽいところは続きますが、随所に滝が懸ってます。
なぜかこの辺りは、左側に大岩を配した滝が続いています。
DSCF2151.jpg

やがて、正面に低い尾根、右手に岩壁、左手に何やら落差の大きな滝が見ていきます。
DSCF2154.jpg

ここも35M程ある大滝です。これまた左岸の斜面を30M程登った所からブッシュ帯に取り付いて高巻きました。
今度は、前の大滝よりもかなり楽。
DSCF2157.jpg

5Mクラスの滝がちらほらとあったが、地形図でも等高線が緩くなってくるあたりなので、もう滝もないだろう・・・
と思っていると、小ゴルジュの奥に25M2段の滝が・・・。
まだあったのか、という感じ。右側のバンドから滝の真下まで行って、そのまま左岸のブッシュ帯に取り付いて、足下にこの滝を見ながら巻きました。
DSCF2167.jpg

25M滝のあと、いくつか小滝が出てきたけど、ようやく落ち着きます。
そして、間もなく北俣沢左俣へ乗越すコルに詰める小沢が出合います。
DSCF2172.jpg

この小沢に、今年は雪渓は残ってませんでした。
DSCF2174.jpg

コルからは、北俣沢を下降する。
まだ記憶に残る光景が随所に表れる。
この小ゴルジュの滝は、右岸から巻いて懸垂下降。
DSCF2179.jpg

左岸の枝沢が18M滝を懸けて流れ込む。
DSCF2183.jpg

落差のある滝に、行く手を阻まれる。すぐ先にも大きな滝が懸っている。
ここも右岸を巻いて、懸垂下降で沢身に立つ。
DSCF2185.jpg

下降点から振り返るとこんな感じ。下段の滝は、18Mくらいあります。
DSCF2187.jpg

最後に二つ続く滝を左から巻いて降りると・・・・
DSCF2190.jpg

二俣です。
ここまでは、昨年下降したルートですが、この先は、夕立で急に増水してみることができなかった領域になります。
DSCF2191.jpg

右俣には、去年同様雪渓が残っていました。
そのせいで、下流にガスが流れて景色が霞んでいます。
DSCF2193.jpg

二俣から出合までの間に悪場はなく、基部がヒョングッたこの6Mナメ滝を下降すると、間もなく出合です。
DSCF2196.jpg

本流には、出合のすぐ上手に大プールがありました。この時間に泳いでずぶ濡れにはなりたくないし、高巻いて遡行を続けても、この渓相で好適な幕場を期待できないので、ここで行動を打ち切ることにしました。
DSCF2198.jpg

下流には分厚い雪渓が架かっています。
DSCF2199.jpg

幕場は、北俣沢に入ってすぐの左岸にある、ブナ林の台地です。
限られた人しか来ない(来れない)場所なのに、コッフェルやらサンダルやらゴミが散乱してました。
なんとも残念な気分になってしまいました。
DSCF2202.jpg

金曜日から天気予報は変わっていたようで、この晩から翌朝にかけて大雨になった。
新潟には大雨洪水注意報が発令されていた。
当然、沢は大増水。
下流にあった雪渓からは、頻繁に雷鳴のような崩壊音が響いていた。
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Comment
No title
去年の3連休といい、どうも内の倉は暗いイメージが強いですね。水のきれいな時に本流を行ってみたい気がします。

テンバのゴミは残置? それともホントの投棄物? 後者だとすれば釣り師の仕業か・・・  
No title
本流はとんでもないゴルジュなので、ここまで入る釣師がいるかどうか・・・
散らばり方からすると投棄に見えてしまいますね。

ちなみに、わらじのみやうちさんは、内の倉を昨年遡行した時に、「きれいなところが一つもなかった」と語っていたそうな。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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