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2014. 09. 27  
三日目、9月22日は、洗濯沢出合から地蔵カル沢まで本流を行き、地蔵カル沢を遡行した後、御西小屋まで行く予定。
洗濯沢出合からは河原歩きだが、水量が少なくなった分、徒渉が楽になり、8月の遡行よりも短い時間で赤渋沢が見えてきた。

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赤渋沢出合の滝は、上部ほど切り立っていて、横から見ると綺麗なカーブを描いている。この辺から壁の色が赤茶けた色に変わってくる。

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ザックを高巻き予定のルンゼ基部にデポして、ゴルジュを偵察にいく。8月は、ここに厚い雪渓が架かっていて、引き返した。

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さらにゴルジュが左折するところまで行くと、ツルツルに磨かれた壁の間に、一条の水流を落とす滝が架かっていた。この滝を見て、引き返すことにした。

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高巻き取り付き点のルンゼ。今回は、ルンゼ内の二俣を左寄りに進んでから、中央小尾根の潅木を拾って、ルンゼを直上した。石楠花が絡みつく左岸に逃げるより楽だった。

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尾根を乗り越して、対岸の下部が抉れたところを目指して下降する。下降ラインの左手にはゴーロのルンゼがある。雪渓があるときも、ないときも、まずはこのラインを試みるのがよさそうだ。

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沢身に降りた地点の直下には、登れそうもない滝が懸かっており、滝下は壁間いっぱいに水を湛えた釜があった。

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雪渓が消えたゴルジュを進む。

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高巻きの際に見えていたが、屈曲部には雪渓が残っている。雪渓の下は、岩とスノーブロックが混じったゴーロである。

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潜った雪渓を振り返る。上流側はかなり安定してそうだ。この雪渓は越年するだろう。高巻いた尾根のラインが美しい。

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8月に取り付いたルンゼを見上げる。

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地蔵カル沢出合の手前にも雪渓が見えてきた。厚いところは10M以上の厚みがある。この雪渓も越年するのだろうが、下部に開いた空間は、そのまま残るのか、新しい雪か雪崩に潰されて埋まってしまうのか?

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雪渓手前の釜を持った2M滝は、左壁をへつる。

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雪渓の下、本流には、地蔵カル沢出会いに、釜を持った2M滝が懸かる。

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地蔵カル沢は6M滝を二本続けて懸けている。ここで雪渓は大きく口を開けている。右壁も登れそうに見えたが、右岸を巻くことにした。しかし、ブッシュ帯に達するまではかなり悪く、ルンゼがゴルジュに落ち込んでいるラインにホールドがあるのを見抜けないと、全く登れないだろう。滝の右壁も、もっと近づいてよく観察すべきだった。

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右岸のブッシュ帯を右に進むと、地蔵カル沢はゴルジュの底にあった。

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先には20M滝が見えてきたので、その落口を目指して高巻を続ける。

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沢身に戻ると、一見穏やかなのだが・・・。左壁には水が湧いていたが、鉱物臭くて飲めなかった。

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少し進むと、悪相の8M滝が懸かる。滝から左壁にかけては下部がハングしている上にツルツルだが、右壁は、釜を回り込むように斜上することができた。

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しかし、直ぐに6MCS滝が出てくる。右も左も登れそうもないので、手前8M滝の落口付近から右壁を登ってブッシュ帯に取り付くが、ここも頗る悪かった。

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何とかブッシュ帯に入ったが、沢床は遠く、下降ラインを見つけるのに苦労する。

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CS滝が詰ったゴルジュの先は、ゴーロの中に滝が断続するような流れが続く。

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地蔵カル沢は、不安定な岩が多いのと、最近崩壊したような角の立った岩が多いのが目に付いた。

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巨岩の奥にある10M滝。この前後の滝は、大岩の裏を回りこむように、イタドリの斜面を登り続けて、まとめて巻いた。

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ゴーロ滝ばかりではない。こんなすっきりした(普通の)滝も懸かっている。

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次第に、ナメの連瀑が増えてくる。

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源頭近くなってくると、滝は多いが、楽しい滝はほとんどなく、ひたすら消化してる感じだ。
最後は(1:1)で水流が分かれるが、いずれも直ぐに消える。左は直ぐに藪に埋もれそうだったので、右に進んだが、稜線直下で日が暮れて、暗闇の笹薮漕ぎとなった。
御西小屋まで行きたかったが、断念。大日岳の手前で右の真ん中にテントを張って幕場とした。ほとんどフォースド・ビバークだ。

翌日は、夜明けとともに移動を開始。加治川治水ダムまでの11時間半の登山道・林道歩きには、ほとほと疲れた。
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Comment
No title
結果論から言えば洗濯沢出合から先にテンバをとったほうがよかったですかね。最終日にあのアップダウンと林道歩きは考えただけでも嫌気がさしますが。。。
No title
洗濯沢出合が正解のようです。行けても幕場にできるのはせいぜい赤渋沢出合くらいなので、15分程度のマージンを得るに過ぎません。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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