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2014. 09. 18  
④4日目:頼母木川

昨日気になった、藤七の池から門内岳へ伸びるラインの正体は?
濃密な笹薮が綺麗に刈られていました。
ここ2~3年のうちに、東俣沢を遡行するパーティにとっては朗報でしょう。
これで3時間以上かかっていた門内岳への藪漕ぎも、ハイキングと化すのです。

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笹が刈られた道を行き、コルをやや越えた辺りから、池の沢へ向けて下降します。

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池の沢は、地形図から窺える通り、ゴーロ主体の沢でした。
そして、源頭部はモーレツな笹薮です。
降るのも苦労するくらいの太くて硬い笹なので、これを遡行するのは大変でしょう。
稜線に出ても、少なくとも昨年までは藪だったわけで、記録も少ないわけです。
ゴーロとはいえ、いくつかゴーロ滝は懸かっています。

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1200M辺りからは開けてきて、広いゴーロになります。
一箇所、スノーブロックが残っていたので、縫うようにすり抜けます。

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大崩沢が滝を懸けて合流すると、8M滝が懸かっています。
実質、この滝が滝らしい滝としては最上部の滝になります。
ここは左壁を簡単にクライムダウンできます。
大崩沢の水は濁っており、出合より下流はやはり濁りが入っています。

P9161223.jpg
3M滝を降ると、三つの滝を擁するゴルジュがあります。
右岸の樹林帯に取り付いて、これを巻き、ゴルジュ下に合流するルンゼへ懸垂下降しました。

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出合から数えて2つ目の滝6Mは右壁からクライムダウンします。

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1つ目の滝の落口に降りるわけですが、出合を見下ろすと、本流にも滝が懸かっている様子です。
ここで、予報通り、雷雨に遭遇し、一時間弱合羽を着込んで、右岸の小高い所で待機してました。
雨があがって、空が明るくなってきたところで、右岸にハーケンを打って、様子を窺いに空身で本流に下りましたが、直ぐに滝が懸かっているので、中間尾根のブッシュ帯から滝上に降りることにしました。

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ブッシュ交じりの草付をトラバースして、本流にクライムダウンすると、直ぐに水流を二分した3MCS滝が懸かっています。

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本流も谷幅の広いゴーロが続いているようです。
中ほどに左から水を噴出している滝が見えてますが、ここは深い釜があるので、空身で左壁のホールドを拾って斜上し、落口の高さのバンドに乗って荷揚げしました。
それ以外にも、滝は懸かってますが、谷幅が広いので、ゴーロ歩きで巻いて行けます。
屈曲点手前から稟次郎沢出合までは、特に広々としてます。

P9161240.jpg
出合付近、本流の方が直角にナメで流入しています。
この先は岩盤上に岩が乗ってるようで、ゴーロとナメが交互に出てきます。

P9161243.jpg
この沢で印象に残ったのは、枝沢と本流の中間尾根が顕著に尖って見えること。
尾根を切り取って逆さまにすると、ちょうど谷に嵌まり込みそうな気がしてきます。

P9161244.jpg
3連瀑のゴルジュは右岸の樹林帯から巻いて、上段の滝10Mヒョングリの落口に出ました。

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続く4Mも右岸を巻いて、小滝を越えると、15M直瀑が懸かっています。
手前で左岸に入り込むルンゼを少し登って、草付に取り付いて、落口に向かってトラバースします。

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ナメ滝を三つ越えると、8M滝が懸かっています。
ここは右壁を登ります。

P9161248.jpg
主稜線と門内小屋が見えてきました。
この景色を見ながら沢を詰めていけたらよかったのですが、このあとガスがかかって視界がなくなりました。

P9161251.jpg
株毎根本から流されてきた笹が散乱してます。
笹薮でもないのに、藪漕ぎしてるみたいでした。
飯豊川本流の雪渓の上にも、こんな笹の株が散在してましたが、雪崩の威力を物語っているようです。
この後も、いくつか小滝はありましたが、ほとんど源頭と言ってもよく、間もなく水も枯れて、ガレ歩きになります。
最後は1時間以上、笹薮を漕いで、門内小屋から一旦降ってから胎内山に向けて登り返す辺りに出ました。
翌日、登山道から西側を見下ろして歩いていて分かったことですが、門内小屋に突き上げる窪だけが、稜線までガレが続いていました。視界がなかったので、一番本流っぽい方を選んで登ってきたのですが、無駄なアルバイトをしてしまったようです。

⑤5日目:下山(主稜線~足ノ松尾根)
P9171260.jpg
あとは降るだけです。
なだらかなアップダウンの主稜線を歩き、大石山から足ノ松尾根を下降します。
既に見慣れた光景ですが、一年振りとあって、記憶が薄れているところもちらほらと。
5時間弱で奥胎内ヒュッテ前の駐車スペースに戻りました。

この後、新潟で3泊して、体力回復と、次の山行の食糧補給をします。
あと、エアマット(修理したのに)に穴が開いていたので、ウレタンマットを買いました。
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逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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