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2014. 08. 03  
7月の2週目に転進により行きそびれた、石ミキ沢を遡行した。梅雨も明けて、水量もだいぶ落ち着いてきた。気温もぐんぐん上昇して、水に浸かっても、さほど冷たさを感じなくなってきた。この気候が盆休みの週にも続いてくれるといいのだが。

この沢の核心は、要平沢出合から標高680M付近の等高線の間隔が緩くなるあたりまでで、この間、ゴルジュや滝が次々と現れる。一方で、その前後は平凡な瀬やゴーロに終始するといった、やや大味な沢だ。

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廃道となった登山道を辿って、四十八沢出合の30M程下流まで進む。踏跡はまぁ明瞭といってよく、不明瞭なところも鉈目があるので、トレースできる。四十八沢出合付近から先は、どこへ降りているのか、確かめてはいない。

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四十八沢出合から要平沢出合までは、大水量の連瀑(写真はその下段の滝)があるのみで、概ね平凡な瀬が続く。写真の滝は、登山道跡を途中まで辿って高巻いた。

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要平沢出合の先は狭隘な袋小路のゴルジュで、そのどん詰まりには右壁から左壁へ水流を叩きつける12M(推定)の滝が懸っていた。ゴルジュを流れる水は、近くに崩壊した雪渓があるせいだと思うが、かなり濁っていた。
奥を見届けたら、引き返して、要平沢との中間尾根から巻いた。

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沢床に降りてから、しばらく行くと、巨大なスノーブロックと、その奥にスノーブリッジが谷を塞いでいた。

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ブロックもブリッジも潜り抜ける。暑いので、雪からの冷気は気にならないが、違う意味で寒さを感じる。

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さらに進むと、水がチョコレート色に濁っている。今度は20Mくらいの雪渓と、この雪渓の上流側の先端が崩壊したブロックが出てきた。濁りはそのブロックに寄るもののようだ。

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雪渓を潜り抜け、ブロックを縫って上流に出た。

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ブロックを抜けると、ゴルジュに突入する。手前の7M滝は、釜から右壁に取り付き、バンドに載って、荷揚げ、後続の確保をして越えた。その奥の5MCS滝は、左壁に取り付くも、ホールド・スタンスとも甘く、水流にも押されて踏ん切りがつかず、合羽を着こんで、空身で再挑戦するが、突然増水してきて登れなくなってしまったので、引き返した。
仕方ないので、ブロックが散乱しているところに流れ込んでいる枝沢との中間尾根に取りついて、このゴルジュを巻いた。

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ゴルジュを巻いて沢床に戻ると、すぐにスノーブリッジが現れる。先には8Mくらいの滝が懸っていた。難しそうな滝だったので、下降点付近に戻って、対岸のルンゼからブッシュ帯に取り付いて高巻く。途中10M前後の滝が三つ連なっていたので、それらも巻いて沢床に戻った。

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そろそろ幕場を得たいところだが、いやらしい滝が出現。右壁は、釜ヶ深いうえに見た目以上に手がかりがない。左壁は、バンドに見えるところも、傾斜が急でツルツルに磨かれている。それでも弱点は左だろうと踏んで、泳いでバンドに取り付く。運よく、壁に指二本かかる程度の穴があったので、バンドには乗れたが、そこからが踏み出せない。
左壁を少し手前に戻った辺りから、少し登って、細かいホールドに足先の神経を集中してトラバースして、滝上に立った。あとは荷揚げをして、後続を確保してツルツルの流水溝を登ってもらって、ようやくここをクリアした。

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さらに10M2段の滝が懸る。右壁を簡単に登れそうだが、さらに簡単そうな右岸からの高巻きを選択。
早く幕場適地がないかな~ぁ。

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滝を巻いたところに、おあつらえ向きの砂地があった。迷わずここにタープを張る。薪もあって、ロープを渡すのにちょうどよい倒木と灌木もある。快適な一夜を過ごす。

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二日目は、枝沢に懸る立派な滝を眺めながら、ひたすらゴーロ歩きに終始する。

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890Mで10Mクラスの滝を連ねる左俣を分けると、こちらも滝場となる。小滝が続いた後にナメ、5Mヒョングリ、樋状ナメと続く。
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5M滝まで左壁を登って、樋の中の急なナメを突っ張りながらクリア。
幕場より上は、滝場はここだけといってよかった。

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水流も細くなり、1050Mで右沢に入る。最後1180Mに滝が懸っていたが先へは行かず、左岸のルンゼを詰めて巡視路に出た。
猛暑の中を、枯葉でよく滑る巡視をを降り、赤谷林道を加治川治水ダムへ向かって歩いた。
さらに、加治川治水ダムから内の倉ダムまで、自転車で車を回収しに行って、再び車に乗って加治川治水ダムに戻って、荷物とS木さんを回収。これで、ようやく帰路に着いた。
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メモ: 林道赤倉岐線が通行止めになってました。
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逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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