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2014. 07. 16  
二週間ぶりに飯豊に戻ってきた。今週も加治川流域だが、内の倉川石ミキ沢の予定を変更して、本ルートにした。
両沢ともに随所に花崗岩が露出する美しい沢だが、松ノ木穴沢の方が滝が多く懸り険しい沢だった。周遊ルートとしては、逆に辿った方がよかったと思う。

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四郎左ェ門沢に架かる橋から、10Mくらい治水ダム方面へ戻った辺りから下降して沢に降り立つと、すぐにゴルジュに突入する。早速、雪渓がお出まし。

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小難しい小滝が続き、10M2段の滝が登れず、右岸の悪い高巻きを強いられる。巻いていくと堰堤に出るので、この下部ゴルジュはカットしてもよかったかな?

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堰堤上に降り立つと、しばらく穏やかな河原が続き、こんなトンネルが現れる。たぶん上流の加治川ダムから、下流の発電所まで水を引いている地下水路の、流量調整をするための作業道なのではないかと思う。

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尚も河原が続くが、470M付近は特に開けている。雪渓がなければ幕場が得られそうだ。

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530Mあたりからゴルジュとなって、青い釜の3M滝が壁間いっぱいに水流を落としている。右岸の急峻なブッシュ帯から巻いた。

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すぐに深い釜を持つ5M滝が懸っており、ここも右岸を巻いて、懸垂で沢床に戻った。

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いくつかの滝を直登したり、巻いたりしていくと、四段の釜を蔵するナメが出てくる。ここは、最上段の釜の手前に架かる、左岸枝沢のナメ滝を登って、ナメ最上段の5M樋状の滝の落ち口に出た。

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900M手前で水が濁ってきたと思ったら、崩壊した雪渓が水を濁らせていた。本流は、このスノーブロックの手前で左に向きを変えて、連瀑帯となっている。

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連瀑帯を越えると、幅1.5Mの袋小路のゴルジュに続いている。奥を偵察に行ったが、結局ゴルジュ入口から左岸のブッシュ帯に取り付いて、高巻いた。

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稜線の北側にはうっすらと踏跡が続いている。大倉と松ノ木峰の間のコルに、ちょうどよい平坦地があった(当てにしていた)ので、ここにテントを張った。

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松ノ木穴沢への下降は、少しブッシュを潜るだけで窪が出てくる。藪を漕がなくてよいのが嬉しい。

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1015M付近が湧水帯となっていて、少し進むと5M滝が懸っている。滝の周辺は崩壊地帯となっていて、下部にはゴーロが続く。

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815Mで左から支流を併せると、20Mくらいのスラブ滝が懸る。右岸のブッシュに取り付いて高巻き、隣の右沢に下降した。

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二俣のすぐ先にも、滝が懸り、ブッシュも乏しい磨かれた花崗岩のゴルジュが続いており、カーブしているために先の様子もわからない。慎重を期して、ここも右岸を巻いた。小尾根に登り詰めて、反対側のブッシュ混じりのスラブを下降した。滝ではないが、楽しかった。

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高巻きの最後は懸垂で枝沢に降りた。出合に出て、上流を見ると、15Mくらいの滝が懸っていた。今回持ってきたロープは30Mなので、ある程度沢床に近いところまでブッシュがないと、懸垂で降りることができないので、ちょっと大変だ。

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樋状から細長い深場へと続く。写真右壁に両手を当て、つっぱるように左壁を歩いて、水に浸からずにやり過ごす。

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しかし、すぐに釜を持った滝が続く。ここも先が見えないので、左岸から巻いた。巻いている途中に、この連瀑の全貌が明らかになる。上から見えなかった、最下段の滝は12Mくらいありそうだったので、やっぱり巻いて正解。

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いくつか滝を過ぎると、崩壊した雪渓が谷を塞ぐ。ブロックの上を縫うように通過した。この後、550Mの屈曲部に分厚い雪渓が架かっていた。潜って出口まで行くと、磨かれたゴルジュに釜を持った滝が懸り、その先はガスで見えなかったため、入り口まで戻って、左岸を大高巻きした。

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花崗岩の白い小ゴルジュ。2M滝-ナメ-6×12斜瀑と続く、美しいところだ。

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またもや、先が見えない滝場となっており、右岸を高巻いた。沢に戻って、上流を見ると、滝が続いていた。ここは最初の滝から沢に懸垂してもよかったかもしれない。

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河原を歩いていくと、堰堤に行き当たる。ここにも右岸にトンネルのようなものがあった。堰堤の下には崩壊して谷を塞ぐ巨大な雪渓の残骸があった。右岸の急斜面をブッシュを頼りにのぼると、明瞭な踏跡に出た。踏跡を辿っていくと、小さな枝沢に出て、あとは河原を歩けば、赤谷林道が見えてくる。

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蕨を摘みながら、のんびりと加治川治水ダムに戻った。記事を書きながら、つまんで一杯やってます。
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最後の一枚が心に残りました。(笑)
沢登りの技術もそうだけど、人生を豊かにする技術も見習いたいです。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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