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2014. 06. 09  
会山行(定例行事)である春の集中山行が開催された。
8日正午に浅草岳山頂で集中する計画だ。
浅草岳には3月にスキーで来たけれども、濃霧に前進を阻まれて、前岳手前で引き返すという悔しい思いをさせられた、曰く付の山だ。

我がB班は、左沢を遡行し、源頭で尾根を乗越して、大三本沢の源頭部を詰めて浅草岳に至る計画の元に行動した。
本山行の企画担当からは、集中に加えて食料規制の命が下っている。各班ともに持参が許されている食品は、主食(炭水化物)と調味料以外は200グラム以内。必然的に山菜を採ったり、魚を獲ったりしないと、おかずはない。

なるべく早く出発して、食料調達と調理の時間を確保したいところだったが、天は我らに試練を与えた。前夜降り出した雨はますます強く、高速道路は一部通行止め。やむなく集合場所の八王子から一般道を走り、予定より大幅に遅れて、入間ICでようやく高速道路に乗った。当然現地到着もその分遅くなった。

左沢の幕場予定地までは、高度差こそないが水平距離は結構ある。沢の出だしの部分をショートカットできないものかと、地形図に記載のある山道を探るが、地元の山菜採りの監視員に尋ねたところ、この道が使われていたのは50年も前のことで、今はほとんど消失しているとのこと。仕方なく、予定入渓点の左沢・右沢出合に戻った。これでさらに時間を失った。

そんなわけで、幕場予定地到着の目途が立つところまでは、食料採取に目をくれず、ひたすら遡行に専念することにした。

IMG_0351.jpg
左沢には難しいところはないが、雪融けの時期だけにそれなりに水量があって、行程は捗らない。
トップを自称弘法大師のMさんにお願いして、メンバーの歩調に合わせて最後尾を歩いた。

途中に湿原(跡)があり、コゴミ畑と化していた。さすがに何も採取できないと困るので、コゴミを採取。
ただし本山行で食べるだけ、これは厳守。
あと、ボリュームがあるアザミを少し採っておいた。

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湿原を抜けると、両岸が幾分切り立ってくるが、左沢にはほとんど滝らしい滝がない。
これを滝と言わなければ、全くなかったといっていい。一応ナメに続く2Mの滝と記録したが・・・。
こんな切り立った斜面では、トリアシショウマやヤマブキショウマが採れる。
ウルイやウドも。

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標高900M付近、沢は雪渓に埋まる。標高1000M付近からは、幕場にできそうなところを探しながら雪渓の上を歩いた。

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小さな枝沢が注ぐ左岸の台地を見つけた。最初は枝沢の雪渓が切れた直下にタープを張ろうとしたが、風が通り抜けて寒いので、幾分平坦な藪を少し切り開くことにした。結果的にはこれが大正解。夜雨に降られたので、雪渓直下だったら、増水した枝沢の流れに浸っていたことだろう。

IMG_0364.jpg
明けて8日も雪渓歩きが続く。大三本沢と左沢の中間尾根までずっと雪渓だった。
7日のペースを想定して早めに出発したが、だいぶ早く山頂に着きそうだ。
早く着きすぎても、風に吹かれて寒そうなので、休憩を多めにとりながら、ゆっくり山頂へ向かった。

IMG_0368.jpg
尾根に上がってみると、藪もそれほど密ではないし、所々に雪田もあって、歩きやすそうなので、大三本沢に降りずに尾根を歩くことにした。藪を抜け、雪田を歩き、また藪を抜けると、大三本沢の源頭につながる長~い雪渓となり、最後は1時間程度の笹薮漕ぎで山頂に出た。藪漕ぎが苦痛だと言っていたMさんだが、「タケノコがでてるよ」と言ってあげると、途端に藪漕ぎ(タケノコ採り)を楽しんでいるようだった。おかげで定時交信で伝えた時間で山頂に至ることができなくなってしまった。

IMG_0371.jpg
10時35分、A班とC班に続いて山頂到着。各班ともに早いなぁ。
残る日帰のD班をみんなで待つ・・・、そしてD班もほぼ予定の時刻に到着した。

下山途中から本格的に雨になり、ぬかるんで滑る道を苦労して降った。
最後に、神湯温泉で二度目の集中を果たして解散した。
計画担当Aさんはじめ、皆さんお疲れ様でした。
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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