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2012. 09. 18  
9月の三連休は朝日連峰の北西部の(はずれ)にある沢を遡下行してきた。

初日のルートは西大鳥ダムのバックウォーター付近でスーパー林道から分岐する林道を行き、桝形川がU字状のカーブを描いて流れている辺りで入渓して、フスベ沢手前の河原までだ。
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入渓点付近は谷幅一杯に水が流れるところもあるが、流れは穏やかで水量もそれほど多くない。

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次第に岩盤が露出してくるが、険悪さは感じられない。むしろ白い岩肌が谷を明るくしているように見える。

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標高398m地点(河原)が近くなると谷は開けてきて、河原が続くようになる。

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西俣沢出合付近では両岸圧迫された瀞の奥に8m滝が懸かる。本遡行最初の滝らしい滝だ。右壁に取り付いて水流目指して登る。

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西俣沢出合前後に続くゴルジュを抜けて開けてくると、土砂に堰き止められてダムのようになっていた。水は澱んでいて透明度は低い。このダムの巻きに一時間以上かかった。しかも水際を行こうとするとブッシュの下に蚊柱が立ち、鼻に口に入ってきてかなわない。初日のいや~な核心部。
ここを過ぎると水は澄んでいて、このあと5分くらい行った辺りの河原にテントを張った。

二日目はフスベ沢を過ぎて三俣沢に入り右俣を詰めて980mピークの西南西のコルを越えて西俣沢へ下降し、675mの二俣へ向った。
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フスベ沢を過ぎると滝が三つ続く。一段目は右壁の細かいホールドを拾って登るが、外傾気味のスタンスしかないので少し緊張する。二段目は空身になって釜を泳いで左壁にとりついて直上し、荷揚げする。三段目は左壁を簡単に登れる。

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荷揚げの後、二段目をフォローで登る。

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三俣沢に入ると草付きスラブが朝日に美しく映える。

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美しい斜瀑も懸かっていた。

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詰め上げていくと10mのチムニー状の滝が・・・、左壁から湧き水が噴出していたので飲み水用に確保した。湧き水が少ないこの流域では貴重な水だ。滝の登攀は簡単。

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コルへ向っての詰めは草付きスラブだ。日に焼けて岩が熱い。最後に少し潅木の藪を漕ぐと稜線に出る。
西俣沢源頭部は岩盤が露出したナメ状の窪に落ち込みが断続するので、ほとんどブッシュ帯を巻いて降り、最後は980mピークから派生する小尾根の樹林帯を降って西俣沢の780m付近に出た。あとは難所もなく二俣に着いた。水量は少なく、地形図で開けたこの一帯はイタドリ畑となっていた。小さな河原を整地してテントを張る。

三日目は西俣沢の右俣を詰めて1023mピーク西のコルを越えて亀ノ子沢を下降して、朝日スーパー林道に出る。
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西俣沢右俣ははっきり言って美しいところはどこにもなかった。水もよくない。
ホールドの少ないのっぺりした黒っぽい滝が断続して、結構時間がかかった。

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稜線に立つと眼下には朝日スーパー林道が見下ろせる。コルの直下は100mくらいスラブが続く。結構滝が多いのでブッシュ帯や樹林帯にとりついての巻きが連続する。亀ノ子沢の下降も思った以上に時間と体力を要した。そして、やはり、あまり美しい沢とは言えない。

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たまに懸垂下降やクライムダウンできる滝もある。巻いてばかりなので、何だかほっとする。

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10m滝を巻いて最後は懸垂下降で沢床に降りるとしょぼい堰堤があった。以降は金属ゴミなどが見られるが、滝らしい滝もなく、連瀑を下降すると間もなく鰍沢本流に出た。出合付近の林道はちょうど復旧工事の最中で、場所に似合わない騒音が鳴り響いていた。
約一時間あるいて西大鳥ダムのほとりの駐車スペースに戻った。
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Comment
No title
本流筋はさすがの美しさですね。写真で見る限り天気もよかったようで。
アブがいなくなったら今度は蚊ですか・・・朝日はなかなか虫から解放してくれませんね
No title
三日間快晴でしたが、かなり暑かったです。
水流が細くなってからの上流部に滝が集中していて、少し手強かったかな。
堰止められてなければ蚊柱に見舞われずに済んだはずなのですが・・・
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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