2012. 09. 10  
御釜の畔にテントを張って泊まる・・・I氏の企画に乗って濁川を遡行した。

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エコーラインから樹林帯の斜面を下降して標高540m付近で入渓する。川の名前の如く水は白濁して川底がとても見づらい。

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峩々温泉まで炎天下の平凡な河原歩きが延々と続く。

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峩々温泉から丸山沢出合まで林道を歩く。イタドリが多く、進むにつれて林のようになってくる。この林道歩きも単調でうんざりさせられた。勘弁してくれ・・・
丸山沢出合からさらにイタドリの藪を漕いで濁川本流の河原に出るが、またまた延々と単調なゴーロが続く。丸山沢を分けて水の濁りは一層増していた。

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ようやく滝らしい滝(7m)があった。歓喜に駆られた?I氏は釜に浸かって右壁に取り付いて直登し、後続I氏No2をビレイする。写真はI氏No2の登攀。この滝を登ったところで五色沢が合流している。

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さらにゴーロを行くと遠めに不帰滝が見えるようになる。不帰滝が手前の樹林に遮られて見えなくなると、左壁から水を落とす15m滝が懸かる。この滝の基部から不帰滝上まで一気に高巻くが、ガスが出てきて不帰滝は全く見えなかった。高巻きは蔓草が茂って進行に苦戦するのみならず、I氏が蜂の巣にヒットして刺されるというおまけも付いた。

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高巻きを終えると小川のような流れの不帰滝の上に出た。石垣模様の壁の5m滝を左から小さく巻くと、短いながらも両岸切り立ったゴルジュに迎えられる。

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ゴルジュを抜けると火山地帯特有の荒涼としたハゲ斜面と河原が続く。湧水も多いが、ほとんどが硫黄臭い。1490mには飲める水が湧いていたので水を確保した。(御釜に流れ込む小川は美味しい湧水だったので、必要なかったのだが。)

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いよいよ水が枯れそうになる頃、脆い壁のゴルジュとなる。ゴルジュの中には3m、4mの滝が懸かっていて、4m滝の手前で水が枯れる。とにかく脆いので四肢を壁に押さえつけるようにして登らないとホールドが取れてしまう。

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ゴルジュを抜けても窪となって水流跡(かすかに流れてる?)は続く。右手は丘のようになっていて、ここを登っていくと眼下に御釜を見下ろす位置に立つ。

御釜
しばらく御釜を見下ろした後、ケルンが積んである御釜の畔に降ってテントを張った。刈田岳にはまだ観光客が行き交う姿が望まれた。観光客の目に我々はいかなる存在として映っただろう?
日が落ちて、観光客の姿が見えなくなると、かすかに水の流れる音がするだけの静かな夜になった。

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御釜の畔の朝。我々だけの世界、この上ない贅沢。(I谷より追加)

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御釜上部には沢筋があり、ここで水を汲める。なかなか旨かった。(I谷より追加)
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