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2012. 05. 03  
I見です。
話は3年前に遡る。
我々は、ケイヅル沢正面バーンを滑降すべく、猫又川源流から上越国境稜線にスキーを滑らせていた。そして、景
鶴山の西の肩から覗き込んだ正面バーンは、なんと大規模な底雪崩で、地肌が見えていて滑降どころではなく、やむなく右岸の側壁から滑ったのであった...。

景鶴山は、尾瀬ヶ原の北側・上越国境稜線上の2002mのpeakで、南側に急峻なケイヅル沢を落としている。無雪期には湿原保護の為進入禁止区域であることから、専ら積雪期に登られている。近年は、日本200名山にも選定されて、登山者が増えているようである。山頂に巨大な岩壁(ヌ―岩)があり、滑降ラインとしては、西の肩からの正面バーン・東の肩からの正面右バーンが考えられるが、やはり一直線に落ちている正面バーンが最も美しい。
今回我々は、3年前のリベンジを果たすべく、ヨッピ橋からのアプローチを選択した。正面バーンは、山頂からのブロック雪崩でやや汚れているものの充分滑降可能に見える。但し、急な部分には亀裂が入っている。東面の尾根からシールを滑らせ、2ピッチで与作岳山頂へ。ここから見る景鶴山は、槍のように尖っている。コルからは、西風にあおられながら山頂を目指すが、細い雪稜にシール登行をあきらめ、スキーをかつぐ。問題は、山頂を越えて西の肩にどう行くか。3年前の経験から、藪こぎは必至である。ここで、相棒より正面右バーンの滑降が提案される。強風・この先の藪尾根を考えると懸命な選択か?やむなく1950m地点にシーデポし、山頂を踏む。丁度反対側から来た2名の登山者がおり、西側からの登頂の困難さを知らされた。シーデポ地点に戻り、正面右バーンにドロップイン!雪はほどよく緩み、傾斜30度程の斜面をジャンプターンで落ちて行く。沢底に下りて見上げる正面バーンは、やはりそこが本来のラインであることを告げるように西日を受けて光っている。3度目の正直は有るのか?年齢と体力と相談しながら考える来シーズン以降の課題である。
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まとめtyaiました【ケイズル沢正面バーンリベンジ】

I見です。話は3年前に遡る。我々は、ケイズル沢正面バーンを滑降すべく、猫又川源流から上越国境稜線にスキーを滑らせていた。そして、景鶴山の西の肩から覗き込んだ正面バーンは、なんと大規模な底雪崩で、地肌が見えていて滑降どころではなく、やむなく右岸の側壁から?...
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プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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