2017. 07. 17  
今週は三連休。長走川の支流を遡行・下降して三日間堪能するつもりで出かけたものの、天候に恵まれず二日目後半から三日目のルートをカットして、普段の週末と変わらぬ山行になってしまった。
とは言うものの、楽しみにしていた淀ノ沢を遡行できたので、結構満足している。

今回は上ノ峠を越えて赤沢手前100Mくらいのところまで車で入った。オフロード車ではないので結構厳しかったが、何度かフロントの底を擦りながらも走れないことはないことは分かった。

駐車スペースから林道終点まで、さらに黒森沢の少し先まで山道を辿って、道が不明瞭になった所で入渓する。
今回の水量はほぼ平水、ゴルジュの深場は左岸の巻道で楽々越え、一カ所こんなところあったかなという屈曲した深場があったが、問題になる所はない。
DSCF6678.jpg

杉ノ沢出合に到着。
DSCF6681.jpg

杉ノ沢に入ると、出合から100Mくらいは河原のない狭い谷が続き、一旦開けた後、ジグザグの狭いゴルジュとなる。
ゴルジュを抜けて右岸に二本目の枝沢を分けると、谷に靄が立ち込めている。案の定雪渓が出現する。一つ目は潜って、二つ目は左壁との間から上に乗って通過。ここまでは歩くのみで登攀も泳ぎもなし。
DSCF6693.jpg

雪渓を抜けると狭い瀞。腰まで浸かって通過して、屈曲部の5M2段の右壁に取付く。
DSCF6697.jpg

さらに3M滝が続き、その奥には雪塊の尖塔が見える。
DSCF6698.jpg

雪塊の尖塔を越えると、12M2段の屈曲した豪瀑が懸っていた。この辺は去年杉ノ沢を下降した時に大高巻きした所だとすぐに分かった。3M滝手前まで戻って右岸のルンゼから巻いて、狭いゴルジュの上流に降りた。去年よりはだいぶ小さく巻いたことになる。
DSCF6700.jpg

高巻きの後は悪場はなく、穏やかな淀ノ沢出合に到着して、ここでお昼の休憩をとった。
DSCF6705.jpg

淀ノ沢に入るとすぐに谷が狭まり、雪渓が二つ続く。
DSCF6708.jpg

さらに三つの雪渓が続く。三つ目の雪渓下には3M滝が懸っていたが右側の岩の裏側から越えられた。
雪渓出口には10Mの直瀑が懸っている。
DSCF6709.jpg

雪渓末端より手前の右岸の支流の滝を登って10M滝を巻く。滝の右岸には岩壁が高く聳えているので、少し大きめの巻きとなった。張り出した尾根の先端に降りていくと、そこも雪渓の上。雪渓からは問題なく降りることができて、少し進むと左に(1:2)で枝沢を分ける。
DSCF6710.jpg

3M~5Mの滝を直登したり巻いたりしてゴルジュを抜けると、石塊の山を乗せたスノーブロックが。
DSCF6723.jpg

再び滝場となる。滝場の後半に懸る5M2段と7M。手前の滝は右壁を登るが、奥の7Mは左岸を巻いた。
DSCF6726.jpg

(1:1)の二俣を過ぎると狭いゴルジュとなるが、長くは続かなかった。
DSCF6731.jpg

ゴルジュを抜けて二つほど簡単な滝を越えたところで、比較的平坦な河原を見つけたので、整地してテントを張る。
冷蔵庫と薪が用意されたなかなかの幕場だ。
DSCF6735.jpg

翌日遡行を再開すると、まだ小さいながらも滝がいくつか懸っていた。最初の滝を少し大きめに巻いた以外は、ほぼ直登して越えていく。
DSCF6738.jpg
DSCF6740.jpg

滝場が終わると、細い枝沢をいくつか分けて水量が減っていく。
DSCF6743.jpg

沢を詰めると、杉ノ沢下降時に見たような景色が。
DSCF6748.jpg

木々の隙間から、鈴ヶ滝沢との境界尾根を確認して大面沢に下降を開始する。
DSCF6751.jpg

大面沢は平凡な流れが続くが、湧水点が多く存在している上に、右岸からの枝沢も規模の割に水量が多い。
当然、本流も沢の規模から想像するよりも水量が多い。
DSCF6754.jpg
DSCF6761.jpg

広大な雪渓。下流の末端はすっぱり切れていたので、末端付近だけ小さく巻いた。
DSCF6762.jpg

大面沢で唯一遭遇した滝だが、簡単にクライムダウンできる。
DSCF6764.jpg

350M付近で左岸の尾根にあがって道に出るつもりでいたが、高度計がなかなか高度を下げない。
自分の距離感でははるかに下降している感じだったが、果たして出合に出てしまった。
仕方なく出合付近から尾根に上がって東へ進むと、尾根が広くなってコル状になっているところで道に出た。
DSCF6765.jpg

壊れた吊橋を渡って、一部泥沼のようなところがある道を登り返すと林道に出た。
土砂降りの雨の中、車に荷物を放り込んで鹿瀬温泉へ向かった。
DSCF6769.jpg

淀ノ沢は、古い記録を見てかなり悪い沢という印象を持っていた。しかし、実際に登ってみた感想は、特に滝が多いわけでもなく、ルート取りに悩むところもなく、飯豊前衛の沢としては簡単な方かな・・・といったところだ。イメージとのギャップはあったが、訪れる人も稀な奥地の静かな沢旅に浸って満足だった。
スポンサーサイト
プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
このブログを訪れた方は、会員以外の方も、気軽にコメントを書き込んでください。
新人募集中!

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
検索フォーム
カテゴリ