2015. 09. 28  
中一週を開けて、飯豊に帰ってきた。
今回は、先々週遡行した白川の支流かれまつ沢から、登山道を横断して大又沢に降って御沢を遡行した。

26日

今回も、大日杉から山菜道を行く。
五段山への登山道と別れてから、次の沢を横断するところで、前回見失った道を探すが見つからず、杉林を歩いて、にしたき沢の下流で、沢が緩くW型にカーブしている辺りに降りて入渓した。
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こぐら沢を過ぎるまでは河原が続く。
前回よりも沢床が茶色くなっているように思える。苔のラインからはやや増水しているように見えるが、前回より水量は少なく感じた。
今回神滝6Mは、釜の流れ出しで右岸から左岸に渡って、右壁のバンドから滝の中ほどへ降りて・・・、
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落口付近で左壁に渡って越えた。
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陰滝、鳴滝はやっぱり1M程度の小滝でしかなかった。
神滝の上の小ゴルジュには、1M小滝の三連瀑があるだけで、難なく越えた。
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本流から分かれてかれまつ沢に入る。
何もないのでは?・・・と思っていたが、小滝を過ぎると、8M2条の滝が懸っていた。
空身で真ん中を登って荷揚げをする。そして、後続を確保。
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いくつかの小滝を越えていくと、右手にヨシの台地が広がって、開けたところに出る。
ここで小休止。
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中流域は荒寥とした感じのゴーロ帯だ。
ゴーロの中に滝が懸るが、谷幅が広いので、ほとんどの滝は、岩を縫って越えることができる。
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1250M付近に12M滝が懸る。
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左岸のルンゼを登って12M滝を高巻く。
滝上には、さらに12Mくらいの滝が懸っていたので、滝を眼下に見下ろしながら巻いた。
この辺りは、小さなルンゼや尾根が入り組んで、面白い地形だ。
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1250M付近の滝場を過ぎると、ひたすら小滝が続く。
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最後は草原に出て、わずかに笹を分けて進むと登山道(大日杉ルート)に出た。
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登山道を横切って、大又沢へ下降する。
最初は1330M右岸の支流を下降するが、途中で滝の処理が面倒になって、左岸の樹林帯を下降した。
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大又沢に降り立つ。
5M滝を右壁から越えると、河原が広がり、御秘所沢と御沢が出合う。
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出合から少し御秘所沢に入った河原にタープを張った。
濡れた薪しかなかったが、意外にも順調に火を熾すことができて、冷えた体を温めることができた。
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27日
御秘所沢上流を見ると、草木が大分色づいてきている。
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出合からは2~3Mのいくつかの滝を登っていく。
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右岸からのびたリッジ状の岩に抱かれるように、9Mの滝が懸る。
左岸を小さく巻く。
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御沢大滝まで5Mくらいまでの滝がいくつも懸っているが、ほとんどが登れる。
短いが楽しい沢だ。
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右に大滝15Mが見えてくる。
前衛の3M滝の手前から、右岸のルンゼを登って、落口近くに出た。
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大滝を越えると、巨岩積み重なる中に右俣と左俣が出合う。
左俣は出合に2本の滝を懸けて右俣に流れ込んでいる。
二俣を過ぎると、スラブ状の15M滝が懸る。
ここも少し手前から右岸のブッシュ帯に取付いて高巻く。
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高巻きの途中から対岸の紅葉を眺める。
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地形図の等高線の間隔は結構広くて、あとは歩くだけ・・・と、思っていたが、滝が次々と出てくる。
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滝の落差が小さくなってくると、草原の中の小川といった渓相になってくる。
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草履塚までは詰めずに、途中で右岸の草原にあがる。
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登山道に出た。
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稜線はだいぶ色づいている。
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すぐに切合小屋が見えてきた。
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下山途中、ガスが切れてきて、本山が見えた。
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先々週、登山道から見下ろしたかれまつ沢は、単調なゴーロの沢という印象だったが、登ってみると、滝もそこそこ懸っていて、荒れた感じはするが、意外に面白い沢だと感じた。レベル的には初~中級くらいだろうか。8M2条の滝は、若干取付きのバランスが要求されるが、それ以外に難しい滝はなく、高巻きも飯豊の沢では簡単だ。

御沢は短く標高差もあまりない流域に、大小の滝が詰まっている。遡行した後の感覚的な標高差は、実際の標高差を超えている。詰めが非常にすっきりした草原に出るのも、主稜線に詰める沢ならではだろう。出合付近に下降するのも比較的容易なので、御沢だけを登ることもできる。レベル的には中級といったところだろう。

今回は、今年飯豊の沢を登ってきて、初めて沢筋に雪渓もスノーブロックも見ない山行だった。
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東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
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