2013. 04. 29  
K崎氏リーダで、北アルプス鹿島槍ヶ岳東尾根(劔岳八ツ峰・源次郎尾根からの転進)に、4月27-29日で行ってきました。この3日間で厳冬期から春山までの季節を体験することになりました。

雪の降る中を山岳警備の警察官に見送られて出発し、↓尾根取り付きからの急登を上がりきった尾根で小休止です。このあたりは2週間前はもっと雪が積もっていたとのことです。

↓風雪で視界がすこぶる悪い中、一ノ沢ノ頭の手前で、数組の先行パーティのラッセル渋滞に追いつきます。

↓昼前ですが、早々と幕営地を二ノ沢ノ頭から一ノ沢ノ頭に変えて、テントを張ります。他に1パーティも隣に設営しました。濡れた衣服で寒く、シュラフに潜り込み昼寝で体力温存です。

↓日没前に雪は止み、視界も良くなり、第二岩峰が幽かに望めます。鹿島槍ヶ岳はその陰でまだ見えません。


一晩中強風。翌朝は幕営地は快晴ですが風がまだ強い。↓強風の中、二ノ沢ノ頭に向かいます。痩せ尾根のアラ沢側に雪庇ができています。昨夕見えていた第二岩峰もブリザードの中に隠れて、望めません。

二ノ沢ノ頭に着く前に、ブリザード等のために引き返す数パーティとすれ違いました。私たちが二ノ沢ノ頭に着くころには岩峰に掛かっていたガスは晴れてきていますが、まだ風はあります。↓二ノ沢ノ頭から、第一・第二岩峰を望みます。先行パーティが第一岩峰基部手前小ピーク下の標高2350m付近を登っています。

↓風で先行パーティの1-2時間前のトレースは消されています。ラッセルのアルバイトです。右側はアラ沢左沢の源頭部付近で雪庇が発達しています。左側は、大冷沢北股本谷三ノ沢が第二岩峰まで延びています。

↓振り返ると絵に描いたような雪庇際のトレース
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↓標高2400m付近から、第一岩峰を登攀中の先行パーティを望みます。

↓第一岩峰の渋滞。K崎さん(一番左)は別ルートから追い越しを企てます。
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↓第一岩峰上部の雪壁。

第一岩峰上の雪壁で先頭になりラッセル。↓先頭を譲り、トラバースして第二岩壁基部に向かいます。

↓午後2時半に第二岩峰基部に到着。順番待ち中、風は当たらないが日影は手袋が凍っていくのがわかるほど寒い。


爺ガ岳への稜線が美しい。
IMGP1127.jpg

↓【K崎追記】第二岩峰上部で後続をビレイ、岩峰下部に私の影が落ちている。1ピッチの岩峰だが途中チムニーを乗っ越す核心がある。なんとか日没前に突破しました。
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第二岩峰を抜け、↓冷池山荘幕営の予定を荒沢ノ頭の先標高2720m付近に幕営です。鹿島槍ヶ岳北峰・南峰、街の灯りが見え抜群の眺望です。


↓3日目の朝も快晴ですが、風が相変わらず強い中出発です。
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↓【K崎追記】北峰への最後の登りは烈風の中での緊張するナイフリッジ。
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↓【K崎追記】風の呼吸を読んで一気に登頂!
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↓【K崎追記】北峰から南峰まで烈風に耐えながら吊し尾根を最後は緊張する雪壁を登り南峰登頂!がっちり握手!
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↓【K崎追記】冷池山荘にて春山の暖かさと穏やかさにほっと一息。
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北峰、南峰、冷池山荘を越えて、↓西沢をシリセードで下降しました。
↓【K崎追記】赤岩尾根へは夏道通りのトラバースにトレースがあったのでピットチェックをしてから一人ずつ横断する。尾根に出てすぐ尾根から外れ右へ西沢下降の始まり。側壁からの小雪崩はあるものの概ね雪はしまっており暴走シリセード。とにかく気温が上がり雪が緩む前に下る。
20130429_3.jpg


下降するほど汗ばむ暖かさになり春山を感じました。


K崎さん、K原さん、3日目の写真などありましたら更新をお願いします。noy
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東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
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