2015. 08. 03  
F薪です。

先週、ヘイズル沢の王道、左俣右沢を歩いたメンバーがいるらしいが、王道を潔しとしないメンバー(二人だけか...ははは)で、右俣を攻めてみた。
下山も、敢えて沢下降にこだわってみたところ...

林道ゲート前から、長いと言えなくもない林道歩きで、ヘイズル沢出合へ。
しばらく右岸沿いの踏み跡をたどって沢に降り立つ。さあ、いよいよ始まり始まり。

入溪後しばらくは、前のめりに足を運びすぎたか。美溪を楽しむ余裕があまりなかった点は反省...
入溪後すぐに現れるナメ。来てよかったと思わせる景観。
ヘイズル沢下流部のナメ滝

暑いくらいの好天のなか、ナメを楽しみます。
好天のナメを歩く

遡行開始から約2時間半。左俣、右俣を分ける二俣です。
あなたなら、左と右どちらを選びますか?
沢屋なら当然、右ですよね~(え?違う?)
さあ、二俣。どっちを選ぶ?

ということで、計画通り右俣に入ります ^0^;
二俣以遠の右俣は、谷が狭まりだいぶ小ぢんまりした印象です。

本日のテン場はCo1250にとりました。
テン場を決めてから、釣りに出かけましたが、右俣の方にいるイワナはやや小ぶりが多いのか、なかなか良型に恵まれません。
放流サイズは、潔く溪にお戻りいただいたので、残念ながら晩のおかずにはなりませんでした。
イワナにとっては幸いなことでしたが(笑

薪が湿っぽく、なかなか火が安定しませんでしたが、何とか焚火らしくすることができました。
テン場にて

この週末は、天候が不安定と言うことでしたが、案の定19時前後より雷鳴が聞こえてきました。ときどき稜線上に稲妻が走るのが見えます。幸いなことに、雷雨は30分程度で収まり、雷鳴も遠ざかっていきました。

雨のせいで早めに就寝したせいか、翌日は元気に出発です。
出発から1時間ほどで1490m付近の二俣です。
コースの右沢は、数段のナメ滝の後に垂直な5m滝が続きます。一番奥に小さく見える滝がそれですが、ここは、シャワーを浴びないと突破できません。まあ、濡れるのを厭わなければ、技術的には全く問題ないのですけれど。
右俣、1490m二俣

いよいよ源頭部です。源頭部は傾斜の増したナメと巨岩のゴーロになります。真っ青な空に向かってぐいぐい高度を稼ぎますが、登っている最中は夢中でした。
右俣源頭部

岩稜帯より少し登ると、頂上の標柱が見えてきました。
さすがに頂上は眺めもよく、気持ちのいい頂でした。

頂上標柱と、小至仏・至仏、遠くに霞んで見える頂稜が平らな山が平ヶ岳です。。
笠ヶ岳頂上から、至仏方面を望む

と、ここまでは大変順調だったのですが...

この後がなかなか忍耐を要する下降となりました。
笠ヶ岳の西尾根は、うっすらと踏み跡が確認でき、下降に問題はありません。ところが、西尾根から外れた途端、猛烈な藪漕ぎになりました。カンカン照りの中、2時間ほどもがき苦しんで、沢形に水が出てきたときにはホッとしました。
しかししかし、計画の座座良沢ではなく、隣の小井戸沢の支流を下降していたのでした...orz
尾根を乗っ越して座座良沢へ行こうかとも思いましたが、激藪との格闘を嫌い、そのまま小井戸沢を下降したという...

小井戸沢は、全体的に荒れた沢でした。
ときどき、こんなきれいなナメも出てはきますが、源頭部は藪藪でしたし、倒木もわずらわしく、沢としては完璧にスカです。
小井戸沢1300m付近二俣

もう、いい加減嫌気が差してきたので、途中の林道からエスケープすることにしましたが...
はい、林道です!!
林道も藪に埋もれていたというオチでした。

笠ヶ岳からの下山路に、座座良沢、あるいは小井戸沢は使えないもんだろうかと思って立てた計画でしたが、結果は笠ヶ岳からは、素直に登山道を下ろう、という結論に到達したのでした。(もっとも、ヘイズル沢の右俣右沢を下るというのは「アリ」だと思います。)

以上、ヘイズル沢右俣遡行の顛末でした。

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2014. 09. 23  
9月21日(日) 巻機の三嵓沢を変更して楢俣川支流の大石沢に行く。
大石沢はならまた湖に直接注ぐ右岸の支流で、直接入渓できないのでボートか継続遡下降によって入渓されている。

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東桶小屋沢出合を過ぎたあたりでバックウォーターが尽きるので、楢俣川に下降。

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最初はなだらかな湖岸で、順調に行けるのだがすぐにもろい崖になる。何とかトラバースしてみるが、傾斜がきつくなってきたので諦め、斜面に取り付いて山越えすることに。

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急傾斜と藪でふーふー言わされていると、対岸の彼方に至仏山が見えた。

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何と、古いトラロープが残置されている。釣り師のものか、ダム造成の測量の時のものか?

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やっと入渓。出発からすでに4時間近く経過。。。入渓前ですでに疲れている。

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大石沢本流は小規模なゴルジュ地形を見せるものの、穏やかな部類だ。左俣は5mの滝で出合う。

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右俣は緊迫したゴルジュで始まる。

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ゴルジュ内の滝は直登できて楽しい。

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側壁がせり出した5m滝。

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左壁を登る。晴れて爽快。

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大石沢のナメには青味がかった縞模様が入ったものがあり、これが一部の愛好家によって奥利根を代表する水石という評価が与えられたとか。(小泉共司著『奥利根の山と谷』参照)

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時間が遅くなりそうなので、右俣を12時ころまで遡行してから戻り、Co1020左岸枝沢にエスケープ。意外や立派な滝が出てくる。

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全部で5段50mほどあった。知られざる大滝か…

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西桶小屋沢を下って林道に戻る。西桶は滑床が多く、滑りやすい以外は下降向きのいい沢だ。

今回はアプローチが核心でしたね。お疲れさまでした。
ritani
2013. 08. 06  
8月3-4日。夏合宿前最後の山行は、奥利根の矢木沢ダム手前の芦沢を遡行し雨ヶ立山に登頂、矢木沢川東メグリ沢を下降する。

芦沢も東メグリ沢も記録が少なく、雨ヶ立山に道はない。先週の谷川に続いて2週続けて渋い山行ができ、満足。

なお、2万5千図の沢名は右岸側で混乱が見られるので注意。
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入渓直後の芦沢。前半はややゴルジュ状をなすが特に問題なし。ちびっこいイワナが遡上しておりかわいい。

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Co810辺りに出てくる東電芦沢避難小屋。ここまで道が来ている。

その後しばらくは癒し系の谷となり、Co1150二俣を右に入ると滝が結構出てくる。1箇所、7mほどの滝を空身になってシャワークライム、荷揚げという場面があったがそれ以外は難しい場面はない。

雨ヶ立山は首が辛うじて出るほどの藪の山。期待した草原はほとんどない。少し藪を漕いで東メグリ沢源頭へ。

P8030010-s.jpg
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東メグリ沢は下るにつれナメ、ナメ滝、直滝など綺麗な滝が次々出てきてなかなかいい渓相だ。
この日は芦沢にちょっと時間がかかったので矢木沢川まで下れず、Co1150付近に幕営。

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次の日。連瀑帯を下っていくとスラブに囲まれた素晴らしい20m大滝が出てくる。

P8040020-s.jpg
矢木沢川との合流点。いいテンバがある。

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滔々と流れる矢木沢川。水は綺麗なのだが魚がいない。
2012. 10. 09  
10月6-8日でM山氏と利根川源流の峻烈・越後沢中俣を登りに行く。

越後沢中俣は3段200mの「まぼろしの大滝」を有し、その豪快無比の登攀で人気は高い。6Pに及ぶ登攀距離もさることながら、Ⅳ+の難度、残置ハーケンがたった2本という内容もすばらしい。

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10月6日、十字峡から本谷山手前の水場の池にベースを構える。ここまでかなり急な登りで、既に結構疲れている。ちなみに今年の奥利根湖は渇水ではるか手前までしか渡し舟が入らないらしく、下からのアプローチは困難な模様。

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10月7日、暗闇の中テンバを出発、本谷山を経て越後沢中俣・右俣中間尾根を下降する。最初のうちはガスっていたがやがて視界が利くようになり、越後三山の山々が望めた。

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藪を漕いで中間尾根へ向かう。

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中間尾根の途中でようやく大滝を望むことが出来る。その威容に息を呑む。

中間尾根の途中から、大滝基部へ向かって支尾根を下降、下部を割愛する。

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大滝1ピッチ目、右壁スラブの登攀。

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3ピッチ目、右壁フェースを登る。大滝の核心部である。再び天気が崩れ、雨交じりの登攀になった。

計画では大滝を抜け、この日のうちにベースに帰着する予定だったが時間切れとなり、Co1450右沢を少し入ったところでビバーク。周りのものがすべて濡れていて不快この上ない。

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8日は一転、大陸高気圧の勢力下に入ったらしく抜けるような青空。快適に詰めていく。

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ベースへの帰途、素晴らしい眺望。奥利根の山々を一望する。
プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
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