2018. 06. 20  
F薪です。

6月最初の沢登りは、飯豊の主稜を水源とする実川の小さな支流を訪れた。
飯豊前衛の更に入口付近である。

前日も付近の沢を探索していた今回のリーダーnao氏&YMZK氏とはレイクサイド角神の駐車場で合流...とは言っても、F薪の到着した16日23時過ぎにはお二人とも夢の中であったが...
翌朝、朝食を済ませて出発。日出谷から実川沿いの林道に入り、八ツ目沢を渡る橋のすぐ先に車を停めて支度をした。

橋から覗き込むと、沢床までは結構な高さがある。しかも、両岸切り立っていて素直に下降できなさそう。結局、少し斜面を降りた後、懸垂下降で沢床に到達した。

歩き出してすぐ、写真の淵に遭遇。結構深そうだ。
まだあまり濡れたくない季節でもあり、YMZK氏の肩を借り左の岩を乗っ越して通過。
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この辺りはゴルジュ中に、深めの淵や滝が続く。
最初の5m滝は、倒木の懸かった左壁を登る。スタンス外傾プラスぬるぬるなので、ザイルを出した。
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深めの淵も果敢に攻めるnao氏。
もっとも、切り立ったゴルジュの底なので高巻きも大変なのだ。
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少し開けてくると堰堤が現れ(地形図にも堰堤記号がある)、その先は写真のような穏やか流れがCo260の二俣まで続く。
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Co260は計画どおり左俣に入るとすぐに写真のCS滝。シャワーを浴びる覚悟があれば直登も可能だろうが、覚悟がないので左岸を高巻く。
高巻くが、結構な大高巻きになった。ここも最後の数mは懸垂下降となった。
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そして、高巻いて降り立ったところに朽ちたドラム缶があり、さらに遡った先には、なんと土管が!
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この後も、何箇所かで同様の土管が放置されており、不思議な雰囲気を醸し出している。
林業用と思われるワイヤーが残置されている箇所もあり、妙に人臭い。
さて、高巻きを終えたところで時刻は午前11時5分。ザイルを出す箇所も数箇所あり、結構時間がかかっている。
なので、Co435付近の奥の二俣で、左沢(計画では右沢遡行)へ入り稜線を目指すことに。更に、計画では稜線を越した北側の沢を下降する予定だったが、時間短縮のため尾根をそのまま下降して出合に戻ることとした。
さて左沢だが、流れはだいぶ細くなったが、ところどころでのっぺりとした滝が懸かる。

ほぼ最後ののっぺり滝。ルート、見極め中
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Co435二俣から稜線までほぼ1時間半。ようやっと稜線まで到達。
鞍部ではないピークにある珍しい峠の高井峠から真西に伸びる尾根である。
尾根上は、うっすらと踏み跡があるように感じる箇所もあるが、まあ藪尾根だ。
藪を透かして、ところどころで飯豊の主稜線が望める。
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地形図に「556」と標高を記している地点の手前は、ザレた急斜面になっており懸垂下降を交えて下る。
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556地点から先は、踏み跡がややはっきりしてきた。ヤブは相変わらずだが...
尾根末端、Co180付近まで下ると取水施設があり、幅広の林道跡が延びていた。
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同行のお二人によると16日の沢は「ヤブ沢」だったそうだが、八ツ目沢は中間部が少々単調なものの、ゴルジュと滝、高巻き、藪と変化のある沢で、一日たっぷりと楽しめた。
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2017. 10. 30  
早いもので今年度の活動も残り一カ月余り。今年の飯豊の沢も今週で最後だ。
近年恒例となった飯豊登り納めの山行、今年は内川の岩魚沢を遡行する。本当は翌日櫛形山脈を縦走するつもりでいたが、台風の接近によって秋雨前線が刺激されて雨となったため、断念して来年に持ち越すことにした。

林道の舗装区間が終わり、二本目の枝沢を横切る手前に車を停めて歩き始めた。
間もなく林道は橋を架けて右岸に渡る。橋の下手には見栄えのする滝を懸けた枝沢が右岸から流れ込んでいた。
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林道を辿って道型が消えているところから沢へ下降した。
しばらくは河原が続いている。
小さな沢で、水量もなさそうなので、詰め上がるまでいくつかの小滝を越える程度のつもりでいたのだが・・・
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谷が右へ左へとクランク状に折れ曲がってから少しすると、ゴルジュの様相を帯びてきた。
両岸へ連れなくなっているところに深い淵が出てきた。
左壁にはワイヤーが渡してあった痕跡があったが、今は使えない。
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自分は水に浸かる気ゼロ、右岸を高巻くが、Tさんは淵に浸かって突破、Iさんもそれに続く。
淵の先は側壁は高くないもののゴルジュになっており、二俣となって右俣の大川沢を分けている。
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左俣は出合から2M滝が続き、その上で合流。
さらに2M前後の滝が数本続いているが、ここは難しい所はなく直登していく。
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滝場を過ぎると一時落ち着いたが、再び滝場を迎える。
入口の8M滝を手前ルンゼに取付いて左岸を巻く。
手頃な下降点がないので、続く3本の滝もまとめて巻いた。
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振り返ると、いい感じに色づいた尾根が重なって見えていた。
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今度の滝場は2~5Mくらいの滝が10本前後続いている。
結構手強い滝もあって、ロープやお助け紐を出したり・・・
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つっぱって直登して見たり・・・、この沢は期待もしていないのに余計な楽しみを与えてくれる。
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滝場が終わると詰めに入って、間もなく尾根に出た。
尾根には旧登山道の踏跡が残っている。
ここで温身平に下降するIさん、Tさんと別れる。
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分かれたところから15分くらいで境ノ峰に出た。周囲の展望がよい。
主脈の山々は雪化粧していた。
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ヒトハネノ峰へと続く尾根を見渡す。藪はそれほど濃くないし踏跡も比較的明瞭に残っているので2時間かからずに林道に戻ることができた。
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温身平へは玉川を見下ろしながら尾根を降る。
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コルには立派な小屋が建っているが、施錠されているので入ることはできない。
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檜山沢と大又沢出合まで様子見に散策してきたらしい。
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この日は飯豊山荘で打ち上げ。
美味しい山の幸とお酒につづいて、美味しいごはんに舌鼓。
翌日は米沢経由で帰京、米沢で米沢牛を堪能した。
2017. 10. 10  
大石川イヅグチ沢~マンダノ沢~オオドツ沢~小川~五郎平沢~ブナダチ沢~滝倉沢を塑行してきた、(ふぅ~、ルートが長くて息が切れちゃう)ワタシだ。

8日晴れ
イヅグチ沢入渓。何があるかな♪何があるかな♪
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入渓4分でF1、2m。ここはサクッと越える。
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F1以降も2m程度ではあるが、立っていてホールドが乏しかったり、倒木がかかっているがその倒木が不安定だったりと、ちょいちょい登りにくい小滝を3つ越える。

急にゴルジュになって、目前の滝は釜が深くホールドがない。その奥にもいやらしそうな滝がかかっているので、苦労して越えてきた小滝を2つ戻って、左岸から高巻きとなった。
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やや大回り気味に巻くしかなくて、入渓早々に1時間の高巻きとなってしまった。降りたったイヅグチ沢は崩落帯で、すでに先行きが不安・・・
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入渓から1時間50分でマンダノ沢に出会う。
ここも2m滝の連続だがホールドがあるので登ることができた。先ずは突っ張で越える。
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6つ程の滝を越えたところでCO530、地形図通りに左から枝が入ってくる。ここを詰めれば、630のコルにたどり着く。

詰め始めると藪。しゃくなげや椿といった手強いヤツラが行く手を阻む。尾根に出ても激藪が続いていて2時間もの藪漕ぎとなってしまった。
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14時過ぎに黒手ノ峰を越えて、オオドツ沢の下降開始。途中になめこの群生発見。ワタシは、初なめこに狂喜乱舞。夕食の釜飯と朝食のお味噌汁として頂いた。
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オオドツ沢下降は、高巻きで消耗した身体に応える。
ガレているので滑るようにして下降していく。
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15:45小川に着いた。
その出会いには、奇跡のテン場が!!
てっきりテン場天国なのかと思っていたが、次の適地は30分程下降しないとなかったので、まさに奇跡。
ちょこっとの整地でテントを設営することができた。


9日晴れ時々曇り
二日目は穏やかな小川をスタート。
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五郎平沢の入口はボサに覆われていたので、手前の沢形から取付きトラバースしながら進路を変えた。
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五郎平沢の10m程のトイ滝はなかなかきれいだったが・・・
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ピーク直下はまたしても藪。息が上がる。
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ブナダチ沢は崩落していて歩きにくい。浮き石に手こずりながら、下降していった。
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10:30滝倉沢に出会う。
水が増えてきて沢も迫力が出てきた。3mの滝は右岸からブッシュ帯を下降した。
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11:30滝倉沢に掛かる赤い橋が見えてきて、2日間の塑行は終了となった。
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おつかれさまでした


shin
2017. 10. 09  
今回はいよいよ長走川流域で遡行対象としてリストアップした最後の沢となる。
7月の淀ノ沢~大面沢のとき、悪天候のため切り捨て、先週時間に追われてやはり切り捨ててしまった小面沢、そして最後のお楽しみ与兵ェ沢である。それぞれの下降には、大面沢支流の雨乞沢と与兵ェ沢の隣の沢である上鱒沢をピックアップした。

10月7日
先々週の山行を終えて、「あの悪い林道からアプローチして長走川へ向かうのも当分ないと思うと・・・」などと書いたが、早速この林道からアプローチすることになってしまった。と言うのも、本来なら小面沢は先週下降するつもりでいたし、与兵ェ沢は裏川の支流からアプローチするつもりでいたが、先週小面沢に入れなかったために、長走川流域で踏破してない沢をまとめて登ってしまおうと考えたからだ。今回も林道壁山線分岐手前の広場に車を停めて長走線を歩いた。
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林道途中から分かれる山道に入り、壊れた吊橋を渡って尾根越で大面沢に入渓。
大面沢を下降して出合から小面沢出合まで本流を下降する。
地形図には毛虫記号が記されているが、河原主体の比較的開けた流れで、狭まって深くなっているところも側壁上がバンド状で簡単に通過できた。
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ほとんど膝上を濡らすことなく小面沢出合に到着。
想像はしていたが、それ以上に水量が少なくショボい印相を受けた。
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小面沢遡行開始まもなく3M、4Mの滝が連続する。
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しかし、その後は延々とゴーロが続く。大面沢を下降した時の予想が当たっていたようだ。
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800M付近で沢床に岩盤が見られるようになり、両側は草付のV字谷になる。
小滝を含めて三級-程度の岩登りといった感じになる。
しかしそれもほんのわずかな間で、すぐにゴーロに逆戻り。
結局ゴーロのまま藪に消える。
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最後は雨乞峰からやや小面峰方面に高度を下げた辺りに出て、雨乞峰のやや南方に詰め上がった。
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稜線には踏跡らしきものも見られなかったため、雨乞峰のピークを踏むことなく雨乞沢へ向けて下降を開始した。
雨乞沢もゴーロ主体の沢だ。
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小面沢と同程度くらいには滝も懸ってたが、ほとんどクライムダウンか極小さく巻くことができて、問題になる所はない。
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大面沢に合流してからは、今朝の入渓点まで広いゴーロを延々と下降した。
その後山道と林道を辿って、林道が本流の左岸から右岸に渡る橋の袂にツェルトを張って幕場にした。
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10月8日
朝ツェルトをたたもうかと思っていた頃に林道を軽トラが通過していった。
林道を終点まで歩き、その先の山道も終点まで辿って入渓すると、軽トラの主が先行している姿が目に入った。
ゴルジュを越えて右岸に河原が開けてから少し進んだところが与兵ェ沢の出合である。
軽トラの主の足跡は、本流をこれより先へ向かっていた。
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出合からしばらくは平凡な渓相が続く。
広い河原の本流から足を踏み入れると、平凡とは言えさすがに圧迫された感じがする。
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小滝が懸り始めると、頭上を樹林が鬱蒼と覆うようになる。
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小ゴルジュを過ぎ、左岸に小滝を懸ける枝沢を分けてから少し先へ進むと、5M滝に沢筋の遡行を遮られる。
右岸のルンゼから次のルンゼまでトラバースして5M滝を巻くと、その先も延々とゴルジュが続いていた。
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4M滝の左壁を小さなスタンスと外傾した壁面をフェルトのフリクション限界すれすれで斜上し、2.5M悪相の滝を右岸か巻くと、樋状4Mが懸る。CSを頭上に見ながら水流をまたいで越えた。
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4M樋状に続く4Mを左壁の斜上バンドからこえると、両岸が高く険しく切り立ってきて、正に井戸の底のような空間へと導かれる。
左へカーブしていくゴーロの沢床は枝沢で、先には6M滝が懸っている。
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本流は35Mの滝となって右壁の上から落ちてくる。
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もと来たゴルジュを少し戻って、右岸の緩いルンゼから樹林帯に取付き、大滝と別れた枝沢の上部をトラバースし、滝上へと下降していく尾根を伝って、一時間強で沢に戻る。しばらく厄介な滝がなければ・・・と思ってると、早速ゴルジュの中に15M滝が懸っている。しかし今度はちょっと悪いが左岸を小さく巻いて落口に出た。
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15Mに続く4M滝の右壁を登って越えると、正面にはガレルンゼが伸び、本流は左から15M滝となって落下している。
右岸の小尾根状をブッシュ伝いに続く2Mもまとめて巻いた。
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その直後に続く5M、2Mのスラブ滝を越えると、平凡なゴーロ状の渓相となり、ゴーロのまま詰めの急斜面に消える。
最後はあまりの傾斜に直進が難しくなり、ブッシュを伝って右岸から尾根に詰め上がった。
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上鱒沢への下降点目指して、まず南下、そして西へ向かう。
うっすらと踏跡も見られるが、かなり藪が濃く、1km強を進むのに2時間強を費やした。
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尾根が再び南方へ折れたところから上鱒沢へ向けて尾根を外れて下降を開始する。
しばらくブッシュ伝いに下降するが、ブッシュが無くなる辺りから更に斜度を増しているように見えたので、しばらく左岸の小尾根伝いに下降した。
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小尾根から沢を見下ろすと延々と倒木が散乱するゴーロが続いている。
尾根が切れ落ちている辺りから沢へ向けて進路を変え、最後は念のためロープをセットして30Mの懸垂で沢床に下降した。
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この調子なら出合まで行けるのではと思って、駆けるようにゴーロを下降していくと、510Mで滝場に遭遇する。
17時を回り暗くなり始めていたので、出合まで下降することは諦めて、滝上の河原を整地してツェルトを張った。
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10月9日
幕場直下の滝場には、8M、3Mと滝が連なった先がゴルジュとなっており、さらにその先に滝が懸っているのが見える。
幕場から少し上流に戻った所から左岸を巻いて滝下に降りた。
上部から見えていた先の滝は12Mで、その直下に5M滝が続いていた。
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滝下からはまた平凡な渓相になるが、もう一カ所滝場があって5M、4Mの滝が続いていた。
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その後、下鱒沢を併せると間もなく出合で、本流の広々とした明るい渓相が見えてくる。
出合で徒渉すると山道終点だ。山道と林道を辿って、途中山栗を拾いながらゆっくりと壁山林道分岐へ戻った。
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今回遡行・下降した沢4本のうち3本がゴーロ沢という、飯豊においては異例の山行になった。
とは言え、与兵ェ沢は短いながらも充実した遡行ができたし、小面沢はある意味最初の予想が当たっていたことが分かって満足だった。
2017. 10. 03  
今週は深沢の支流綱木俣沢と長走川右岸の小さな沢オウトウ沢を巡る沢旅をした。

9月30日

三川オートキャンプ場対岸の林道を辿って深沢の大堰堤の上に降り立ち、深沢を遡行して約2時間で綱木俣沢出合に着いた。
綱木俣沢に入るとすぐに連瀑帯となる。最初の2Mナメ滝が擁する釜を右からへつって水流をまたぐ。
ここから右岸の樹林帯から最初の連瀑帯とそれに続く5M滝をまとめて巻いていく。
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沢に降り立って小滝を越えていく。
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大した難所もなく、まもなく二俣に着いた。水量比はほぼ(1:1)だ。
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しばらくは小滝が断続する。巻きは取付きこそ悪くないものの、下降には下降ポイントの見極めが少し難しい。
上流部に差し掛かると10Mを超える滝が懸る。左の草付に隠れた浅いルンゼを登る。
上部は落口付近を目指して斜上し、続く小滝3本の上に出た。
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二つ目の12M滝も左側の草付スラブを登る。今度はこの滝の落口付近に出た。
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尚も6~8Mの滝が続いた後、水が涸れて草付スラブが続く。
スラブ帯が終わるとブッシュ帯に入り、硬い枝のブッシュが密集する尾根に詰め上がった。
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尾根の反対側では植生はガラッと変わり、細いブッシュが地面が見える程度の密度で生えている程度だ。
淡々と下降していくとガレた窪が出てきて、水流が出たり伏流したりしている。
綱木俣沢遡行に予想以上の時間を費やしてしまい暗くなってきたので、土砂が積もった所を丹念に整地してテントを張った。

10月1日

オウトウ沢は源頭からゴーロが続く沢だが、ぽつぽつと下降を阻む滝が懸っている。
クライムダウンか懸垂がほとんどで、巻きは悪いところが多い。
できるだけ大きな石や倒木を支点にするが、灌木に支点を求めざるを得ないところも多くてスリングを消費した。
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滝以外はゴーロ歩きなのだが。
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出合も近い340Mで右岸枝沢を遡行する。
ほとんど水は涸れており、下部で涸棚を越えた後はひたすらゴーロ歩きが続くが、思ったより源頭部の藪は薄かった。
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尾根を越えて綱木俣沢右俣の源頭に降り立つ。
こんな感じが続けばいいのだが、恐らく下降を阻むような滝に時間を費やされるのを避けるために、源頭部から左岸尾根に上がって420Mの三俣に向かって下降した。
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尾根から降りてきた三俣は穏やかな渓相だったが・・・
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すぐに滝場となり左岸を巻いた。
このあとも地形図を見る限り滝がなさそうな地形ではあるが、面倒な滝がいくつか懸っていて、高巻きや懸垂下降に時間を費やした。
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二俣からはルートが分かっているので気楽である。
深沢に合流したあとの高巻き困難なゴルジュも、底はゴーロが続くだけと分かっていれば早くも帰ってきたという気分になった。
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支流の支流ともいえる程の小さな沢でも侮れませんでした。
プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
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