2014. 07. 28  
今週は、新人を連れて灰ノ又沢へ。平凡な沢かと思いきや、変化に富んだ秀渓でした。
雨池橋にメンバーと荷物を降ろして、荒沢岳登山口に車を置きに行って、この日のために調達した折り畳み自転車で再び雨池橋に戻る。気温はぐんぐん上昇して、初日は絶好の沢日和になった。

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白い岩盤上を滔々と水が滑り来る中ノ岐川本流。こんなところに泊まって、ゆっくり過ごすのもよいかもしれないが、そんな楽しみは老後にでもとっておこう。

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約50分歩いて、灰ノ又橋に到着。沢支度を整えて入渓。橋の袂には釣りに来た人たちの自転車があって、入渓点にはすいかやビールが冷えていた。最初は平凡だが、水量は結構ある。

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6M滝を左岸から巻いて、河原を歩くと、エメラルドグリーンの淵に滔々と水を湛える小滝が懸る。奥に見えるのは、次の写真の8M滝。

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8M滝は左壁の段差を利用して、斜上して快適に登る。

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4M滝を右から巻き気味に登って、続く8M滝はJちゃんとYさんには右壁を登ってもらったが、新人Tさんにはちょっと難しそうだったので右岸を巻いた。次に出てくる5M滝は左の凹角を登った。

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二つの滝を巻いて、右から滝を懸ける枝沢を過ぎると、広大なゴーロが広がる。この後すぐに花降沢が出合う。

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花降沢を分けると、総落差25Mの5段の滝が懸る。巻きを交えて、通して滝身の左側を登った。

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再びゴーロとなって、裏荒沢を分けると、ゴルジュが続く。難しい滝はないが、いくつかの滝が懸っていて、ちょっとしたプレッシャーを楽しめるところだ。

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ゴルジュ屈曲点に懸る4M2段の滝を登る。

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ゴルジュの出口には、写真の8M滝と、この上にもう一つ5M滝が懸っている。写真の滝は右壁をへつって滝身に取り付いて、水流右側を簡単に登れる。続く5M滝の右壁のホールドを拾って斜上して越えた。

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あとは幕場探しのみかと思いきや、まだ滝が出てくる。15Mの立派な滝で、落ち口のブッシュに残置シュリンゲがあった。自分が捨て縄用に使ってるのと同じロープを使ったやつだったが、これを確保に使わせてもらった。

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水流を遥か下方にしてJちゃんが登ってくる。階段状で簡単だが、一応確保はしてます。

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15M滝のあと5M2段の斜め滝の右側を歩いて越えると、ようやく開けてくる。イタドリの台地の中にぽっかりと佇む草地を馴らして幕場にした。
先週の尾根上の斜めの幕場と比べると、天国のような快適さだ。

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久々に盛大な焚き火を楽しむ。焚き火番のYさん。

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翌日、天気予報は雨だが、まだ降っていない。降られる前に、増水に耐えられるところまで行っておきたい。
幕場からしばらくは河原歩きで、間もなく二俣となる。目指す右俣は屈曲し、出合には8Mの滝が懸っている。


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まだ瀞、釜、滝が続いて、なかなか進まない。

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前方の滝の上にガスが・・・、何やら今回も出てきそうな雰囲気!!

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先の写真で、奥に映っている5M滝を巻くと、やっぱり雪渓がでてきた。気温が上がらないうえに、雪渓が放つ冷気で肌寒い。

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予報通り、雨が降り始めた。しかし、相変わらず滝が断続的に出てきて、なかなか山頂までの距離が詰まってこない。

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何カ所かに、写真のように両端だけ残った、消え損ないの雪渓が出てくる。上をいけば雨に濡れ、下を行けば滴に濡れる。気温も上がらず、昨日とは打って変わって、動いてないと寒い。

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何度か水流を分けて、水量が減ってきたころ、滝身の途中で水流が二分している10M滝に出合う。少しホールドが細かいが、左側の水流際を登った。Tさんには、荷揚げをした後、空身で登ってもらった。勿論確保の上で。

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大分水量が減ってきた。滝らしい滝は出てこなくなったが、急峻な窪が続く。窪が消え、相変わらず急峻なブッシュ帯を登っていくと、山頂直下の登山道に出た。

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荒沢岳登頂。寒いので早々にここを後にする。雨の中、前嵓直下の鎖場を下降するには、結構神経を使った。
下山後、まずは白銀の湯で温まり、一人自転車を回収に向かった。
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2011. 09. 12  
I谷です。
9月10-11日。台風の影響で延期になっていた越後荒沢岳・蛇子沢中俣に赴く。
左俣に対して遡行者の少ない中俣だが、極端に狭まった大ゴルジュや大滝、巨大なスノーブロック等、越後荒沢岳北面の真髄をここに見る。

10日(土)晴れ後にわか雨
今日は石抱橋から入渓し、左俣出合の二俣まで。前夜発としたが、二俣までコースタイムどおりの4時間ほどで行ってしまい、当日早朝発でもよかったか。
新潟・福島豪雨の影響で最近開通したばかりのシルバーラインを通り、越後荒沢岳登山口に車を置く。入渓してしばらくはゴーロ歩きだが、ミミズ沢を分けてからゴルジュとなる。
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この先に懸る魚止めの滝6mは左岸泥付を巻こうとするが、悪い。感覚がまだ冴えていないので安全を期し、ゴルジュ入口まで戻って巻き、ゴルジュ出口へ懸垂25m。その後は低いゴルジュ帯が続くがさしたる悪場はない。

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前?沢出合を過ぎたところの4段30m滝。左岸の水流のあるザレ斜面に取り付いて巻く。
その上の10m滝は右壁をワンポイントの人工で越し、続くゴルジュに挟まれた4m滝は水流に抗し得ず右岸巻き。

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4m滝の巻きの途中から望見する蛇子沢左俣。凄いゴルジュと連瀑。
この日は二俣の河原のちょっとした砂地に幕。薪はふんだんにあり、景気よく燃えるが途中からにわか雨でげんなり。

11日(日)晴れ
いよいよ蛇子沢核心部だ。雪渓の状態も気になる。
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右俣前半部、いよいよゴルジュが立ってきて6m滝。左壁を登る。続く2段14mCS滝はロープを出して空身となり、左壁凹角部を登る。荷揚げにやや苦労したが何とかなった。ヤレヤレと思う間もなく、前方に巨大なスノー・ブリッジが見える。こわごわ潜ると。


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なんだこれは!
ゴルジュが極端に狭まり、中には2連瀑、通過は絶望的だ。左岸のルンゼに活路を見出して高巻き開始。

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もう訳がわからぬ程ゴルジュが立っている。最狭部は1mほど、どうやったらこうなるのか。
2時間ほど巻き続け、中俣出合の雪渓上に懸垂40mで高巻きを終える。

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中俣は打って変わって出合に明るく、壮大な連瀑を掛ける。2段70m、8m、2段30m、2段35mナメと続き、ラインを読んでロープなしで通過する。
このあとは時々小滝が出てくるほかは基本的にゴーロで、核心部を終えた疲労が出てくる。越後荒沢岳山頂に2時。暑さにうんざりしながら前尾根を下る。

今回は途中から巨大なブロックが断続的に現れ、その処理に苦労したが、中俣出合の雪渓は大滝と接しており、なんとかなった。しかし時期が進めば更に困難が増すだろう。
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逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
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