2017. 05. 11  
GW後半は南紀、黒蔵谷の支流、出谷へ行ってきました。
出谷の二俣付近で泊まり、荷物をデポ、翌日右俣から左俣へぐるっと1周して荷物を回収、往路を戻る計画です。
多くの人が前を通り過ぎていく出谷は、地形図に現れない標高差に大滝が懸かり、やっぱり南紀って面白いなと思わせる沢でした。

5日(晴れ)
今回は泳ぎがあるので体調を万全にせねば・・・と、前日に集合場所の新宮に到着。宿に泊まって十分睡眠をとる。
名古屋からの特急ワイドビュー南紀はディーゼルのエンジン音を響かせて走る。のんびりと車窓からの風景を眺めながら、久しぶりに一人旅に出たような気分を味わえた。

6日(曇りのち雨)
朝9時、他のメンバーと新宮駅前で集合し、レンタカーで入渓点へ向かう。
今日の天気は下り坂。午後から雨の予報なのが気がかりだが、予定通り出発。
DDSC02594.jpg

黒蔵谷は穏やかに始まる。
DDSC02599.jpg

少し歩くと鮎返し滝。
右側へ回り込んで写真を撮ったりした後、釜を泳いで取りつき・・・はせずに右岸から巻く。
DDSC02604.jpg

斜面を登っていくと山道に出た。岩屋があるね、なんて言って尾根を乗越したら、岩屋じゃなくてトンネルでつながってた!
DDSC02611.jpg

沢に戻ると、いよいよ下ノ廊下へ突入。最初の泳ぎはザックピストンで。
水はそれほど冷たくない。泳げる温度でよかった。さすが紀伊半島。
先週の奥多摩の水のほうが冷たかった・・・。
DDSC02619.jpg

濡れた岩が滑りそうな(実際滑る)嫌なへつりも交えつつ、胸まで浸かったりしながら進んでいく。
DDSC02624.jpg

DDSC02630.jpg

DDSC02650.jpg

DDSC02658.jpg

もう2回ほど泳ぎを交え、下ノ廊下を抜けると、右から出谷が流れ込む。
穏やかでゆったりとした出合だ。
本流はこの先が中ノ廊下、この谷の核心だ。
DDSC02670.jpg
この頃から雨が降り出す。すでに全身濡れているから関係ないけど・・・

出谷に入ると、いきなり10m位の滝が懸かる。
意外と登れる滝でした。
DDSC02680.jpg

手前の水たまりにはアカハライモリさんがたくさん♡
DDSC02772.jpg

もう1つ滝が続く。
DDSC02687.jpg

沢は穏やかに・・・
DDSC02689.jpg

と思いきや・・・滝が現れる。いやはや。
DDSC02695.jpg

大滝登場。
DDSC02697.jpg
滝場が終わると、水量が減り、スギの植林地帯を流れる平凡な沢と化す。
もう、この雰囲気のまま終わるのかな、と思うがそうではなかった。(→7日へつづく!)

二俣手前にちょうど良いテンバがあり、タープを張る。15:30着。
DDSC02712.jpg
集めた薪は濡れていたが、秘密兵器を駆使して火をつけ、焚火もできた。スギの丸太をくべるとふんわり良い香りがした。
夕食はおつまみ数品とシソと梅干しの混ぜごはん、キムチ鍋。おいしかったです。

日が暮れても、雨はなかなか止まず、服が乾かない。先輩方はタープの下に引っ込んでシュラフに入ってしまったが、
焚火の前で粘っていると、ようやく雨が止む。服を8割位乾かして就寝。


7日(うす曇りのち晴れ)
朝のテンバ。6:30出発。
DDSC02713.jpg

右俣へ入る。入口は平凡だ。
DDSC02714.jpg

やがて連瀑帯となる。
この上にもさらに何段か続いている。
DDSC02719.jpg

DDSC02731.jpg

再び、滝場となる。
DDSC02739.jpg

510m付近で左に入り、尾根を乗越して左俣へ降りていく。
最初は急だが、下降向きの沢だ。
DDSC02758.jpg
9:05、テンバに戻り、荷物を回収。来た道を戻る。

出谷の最初の滝を懸垂下降。
DDSC02770.jpg

本流を下降する。
DDSC02775.jpg

DDSC02776.jpg

緊張のトラバース。逆コースは難しかった。
DDSC02778.jpg

帰りはラッコ泳ぎで、流れに流されて楽に下るはずが流れがなさすぎて進まない。
結局、交代でロープを引いて泳ぎ、後続はザックピストンにした。
DDSC02780.jpg

昨日より天気は良いが水は冷たい。
太陽の日差しが欲しいところ。
DDSC02785.jpg

DDSC02790.jpg

鮎返し滝の手前で山道に上がる。
ようやく日差しが強くなってきた。
DDSC02794.jpg

13:55、車に戻る。
DSDC02798.jpg
渡瀬温泉の大露天風呂に立ち寄り、17:30のワイドビュー南紀に乗り込む。
新宮駅前にはコンビニができて便利になっていた。


お疲れ様でした!!
来年もまた紀伊半島へ来ましょう!

nao
スポンサーサイト
2016. 05. 17  
先週に引き続き・・・やって来ました!紀伊半島。
天気は最高。どんなところなのかな?楽しみ!

新宮駅でレンタカーを借り、八木尾集落へ。
DSC07467.jpg

まずは癒し系です
DSC07470.jpg

DSC07475.jpg

DSC07478.jpg

おたまじゃくしがわんさか。
みなさん、岩の上が好きなようで。岩についた藻をはむはむしていたり、日向ぼっこしている様子。
すぐそばを通ってもどかないので踏みそうになる。
DSC07480.jpg

いよいよゴルジュが・・・奥にも続いているようだ。
あまり浸からない作戦なので左岸を巻く。
DSC07482.jpg

枝沢に出る。どの枝沢も滝となって流れ込むものが多い。
DSC07489.jpg

枝沢を降りる。
DSC07491.jpg

水が青い・・・
DSC07495.jpg

DSC07497.jpg

ここは右岸から
DSC07506.jpg

少し上の木にロープを掛け、振り子トラバースで滝の左側のリッジに取付く手筈なのだが
DSC07509.jpg
振り子トラバースって、初めてなもので・・・
振り子になってないよー、勢いをつけろー、と声が飛ぶ。

DSC07520.jpg

DSC07524.jpg

2段6m滝をリードするM氏。
DSC07531.jpg
ハーケンを打って上がっていった。
Y氏も空身で続き、3人分のザックを荷上げ、ラストの私は初めてのハーケン回収。
最後の2歩は確保がなければ上がれなかった。
さらに釜が深い2m滝が懸かっているので、右側の、斜め上に上がっていく狭いチムニーを抜け、懸垂で戻る。

DSC07544.jpg

深い釜の奥に滝。のオンパレードだ
DSC07547.jpg
左岸から巻いていくと・・・

奥に15m滝が懸かっている。
DSC07552.jpg
これもまとめて巻くことにするが、大高巻きとなる。

どんどん上がっていくと古道に出るが、すぐ崩壊して途切れる。さらに登り、トラバース、再び古道跡が現れ、最後は枝沢を降りて戻る。
DSC07554.jpg

朝早く出発できなかったせいもあり、時刻は16時を過ぎた。
なんとか二俣まで辿り着きたい。
DSC07564.jpg

DSC07567.jpg

co300m付近の20m大滝
DSC07588.jpg

左岸から巻いていくと、
DSC07590.jpg

みなさんが記録に書いている、碑の前に出た。
DSC07591.jpg
古道を辿り、沢に戻る。

17時48分、co340m二俣に到着!
DSC07597.jpg
タープを張ったら、薪を集めて火をつける。
食当の私はごはんの支度・・・の前に魚釣り。
初めてmyぶどう虫を仕入れてきた。日が暮れる前になんとか人数分のアマゴ3匹を釣ることができた。よしよし。
アマゴはY氏にさばいてもらい、片栗粉をつけて揚げる。
ふわっふわでおいしい。淡泊な味。骨せんべいもうまい。
お酒が無くなるとともに21時頃就寝。
最高に寝心地が良いテンバだった。


2日目。
DSC07600.jpg

今日もでかい滝が現れるのだろうか?!と進んでいくが・・・
DSC07602.jpg

DSC07620.jpg

昨日に比べれば穏やかだ
DSC07630.jpg

DSC07643.jpg

横から通過できる滝も多い
DSC07651.jpg

DSC07656.jpg

2条5m滝。
DSC07660.jpg

リーダーM氏がリードしてくれたおかげで登りを楽しむことができた
DSC07667.jpg

DSC07670.jpg

連瀑帯が現れる
DSC07679.jpg

DSC07681.jpg

4段滝(この奥に15m滝が隠れている)
DSC07683.jpg
右岸を巻く

DSC07685.jpg

沢に戻ると、また連瀑となっているので、再び右岸に取付く
DSC07689.jpg

もう1つ 15m滝
DSC07692.jpg

DSC07713.jpg

だんだん源頭の雰囲気となり・・・
DSC07716.jpg

緑がまぶしい
DSC07726.jpg

直登できる滝が楽しい
DSC07727.jpg

DSC07729.jpg

詰めの途中で、尾根をトラバースする踏跡が横切る。
それを辿っていくと、ブナの平へ続く登山道に出た。
DSC07732.jpg

最後は植林の作業道を辿って、車を停めた河原へショートカット!
DSC07736.jpg

DSC07734.jpg
お疲れ様でした!

濡れずに突破するルートを探すのも楽しく、適度な巻き、後半は登れる滝もあり、楽しめました。

・・・下山後は湯の峰温泉公衆浴場に立ち寄る。
車から降りた途端、硫黄の匂いが漂う、なかなか良い温泉場でした。(お湯は熱め)
あっつい源泉に卵を入れてゆで卵を作るコーナーもあります(^^)

そして、大急ぎで新宮駅へ。最終の特急にぎりぎりセーフで間に合い、当日中に帰ることができました。
めでたし。めでたし。


nao

2012. 11. 25  
11月23-25日。逍遥の年度末である。一年の締めに、また一年の疲れを癒すべく温泉宿山行を企画する。場所は温暖な南紀の高田川・西の谷ナル谷。遡行後は雲取温泉に泊まり、温泉と宴会だ。

23日 新宮駅に集合後、タクシーで高田小水力発電所へ。道路には去年の水害の跡が生々しい。
PB230083-s.jpg
ここから入渓。谷そのものには荒れた跡は見られなかった。

PB230086-s.jpg
最初に現れる滝、一の滝15m。右岸から巻く。

PB230087-s.jpg
二の滝40m。末広がりで縁起がよい? 堂々たる風格である。荷物が軽ければ中央を突破できるだろう。左岸から巻く。

PB230088-s.jpg
二の滝を高巻中から。

PB230089-s.jpg
二の滝上にもナメ滝が続き、美しい。

IMGP0860.jpg
岩に積もった落ち葉も美しい。


PB230092-s.jpg
テンバを前にして谷は平流となる。静かなること、水の清らかなること筆には尽くせない。

IMGP0864.jpg
最高のテン場発見。

PB230093-s.jpg
砂地の台地にテントを張る。寒くもなく超快適!

IMGP0869.jpg
焚き火も今年最後だなぁ。。

24日 今日は核心部の遡行だ。遡行後は温泉が待っている。

PB240097-s.jpg
最初は淡々とした河原が続き、冗長だがCo459の二俣を過ぎると谷は躍動する。大岩の間を落ちる多段の岩間滝。

IMGP0879.jpg
振り返ると紅葉真っ盛り。

PB240100-s.jpg
綺麗なスラブ滝が出てきた。

PB240101-s.jpg
そのスラブ滝を右壁から突破する。

PB240102-s.jpg
南紀の特徴たるスラブ滝とナメ。そのナメが現れる。

PB240104-s.jpg
うーん綺麗。

IMGP0882.jpg
どこまでも綺麗。

PB240106-s.jpg
優美以外の何者でもない。

PB240109-s.jpg
クレバスのような釜を持ったスラブ滝を登る。

PB240111-s.jpg
Co660を左に入ってもナメが現れる。

IMGP0890.jpg
木漏れ日とナメの組み合わせは最高。


下山後は温泉に入り、新宮に出て飲み、温泉に帰ってまた風呂、酒、翌朝起きてまた風呂、帰りのワイドビューでまた酒と年度末にふさわしい? 飲んだくれ山行になった。
2012. 05. 09  
I谷です。

5月4-6日で、去年手ひどい敗北を喫した立合川へリベンジ、無事成功しました。

前日までの雨による増水でゴルジュは激流、大滝は猛瀑となり高巻きはルートファインディングが難しく、疲れました。

詳細は沢ヤカ男氏の記録をお待ちください。なお、去年の台風による影響は、多少の倒木が見られる程度で溪自体にはほとんど荒れた様子がありませんでした。
沢ヤカ男のブログ

P5040073-s.jpg

P5040082-s.jpg

P5040113-s.jpg

P5040108-s.jpg
2011. 05. 05  
I谷です。

GW恒例となっている関西遠征だが、今年は第1弾として4月30-5月1日の日程で南紀・相野谷川相野谷へ行く。

子ノ泊山を水源とし、去年行った立間戸谷の反対側に位置する沢で構成も似ている。登れる滝が少なく、行程も短いのが難点か。

P4300009-s.jpg
出合から少し行った所にある2条12m滝。なかなかの美瀑で、下は大釜となっており風格がある。登れずに左岸を巻く。

P4300017-s.jpg
地蔵谷出会いを過ぎ、一旦林道が横切り、少し行くと落打滝40m。登るとすれば右隅からだろうが、シビアなクライムが予想されるため右岸を巻く。なぜかぴかぴかなボルトやフィックスロープなどが整備されており、やや興醒め。

P4300020-s.jpg
落打滝上部。ナメ滝とナメが続いており、非常に美しい。この後はしばらくゴーロで、100mの障壁をめぐらせた40m滝は一見して登攀不能、右岸リッジを大巻きする。

P4300024-s.jpg
大滝上は綺麗なナメ床が続き、立間戸谷と似ているが、やがて平凡なゴーロとなり、子ノ泊山へ詰めあがる。この日は立間戸谷へ下り、Co750の小屋跡に幕営。翌日、立間戸谷沿いの道を下り、熊野川温泉へ。

今回は「釣り師」2名が一緒だったが、大きなものがいなかったのが残念? であった。
プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
このブログを訪れた方は、会員以外の方も、気軽にコメントを書き込んでください。
新人募集中!

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索フォーム
カテゴリ