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2018. 11. 12  
F薪です。

恒例の秋のレスキュー訓練、C班は諸事情により、他の2班に先がけて10日土曜に実施となりました。
事前の勉強会で、基本的な想定については班内でオーソライズしつつ、いろいろと現場で考えながら対応を考察しましょう、ということで当日を迎えました。

今回のC班は、徹底的にロアーダウンに拘って、様々なシミュレーションをしてみました。
実施前は、単純に吊り降ろすんだから課題なんて出てこないよね~、という意識もありましたが、いざやってみたらいやいや課題満載でした。

午前中は、新茅ノ沢F4で、様々仮説を立てつつ、実証実験を繰り返しました。
釜に落とさない(呼吸を確保)ことを前提にするなら、ガイドロープを使って引っ張りつつ降ろせば、という単純なことだと思ったのですが、ひと一人を引っ張ることがいかに困難なことかを実感する結果に。

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新茅ノ沢F4にて。引っ張っても、壁から引き剥がすことは、想像を超えた困難さ。いや、とても無理です。

午後は、モミソ懸垂岩に移動し、課題を追求してみました。

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午前からの引き続きの課題ですが、要は写真左端のロープに宙吊りになったと仮定して、釜を避けて右の青いロープへ誘導してロアーダウンさせる手法の確立がメインテーマとなりました。

最終的には、限定的なシチュエーション(要救助者の近くまで懸垂下降して、ガイドロープと要救助者を連結できる場合)なら有効な手法を確立できました。しかし、失敗を繰り返すなかで、介助懸垂、背負い懸垂、チロリアンブリッジ等の基本的な手法の汎用性も実感し、また失敗の事例から学ぶことも多くあったのも事実です。

こうした訓練をできる環境、お互いの力量を認識しつつ、その中でできるセルフレスキューの技術について問題解決を図れる、山岳会という組織のありがたさも実感できた一日になりました。
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2018. 07. 09  
夏合宿や水量の多い沢に向けて、奥多摩丹波川三条新橋付近で徒渉訓練を行う。
本日は曇り空。気温もそれほど上がらず、寒さに震えながらの訓練となる。

単独徒渉、2人・3人のスクラム徒渉、流木徒渉を行う。
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激流帯でロープ徒渉。末端交換三角法で。
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足がつかない・・・。

M氏は激流にさらされても笑顔で余裕だ。(なんでやねん。)
うまく流されながら対岸に辿り着く。
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セカンドのロープ徒渉。
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徒渉訓練が初めてのリーダーO嬢。
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いつもより埋まっているが、へつったのち泳いで突破、ザックピストンを行う。
泳ぎの推進力があってうらやましい。
その他、へつり、飛込み、ラッコ泳ぎなどを行う。

飛込む5秒前?!
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※泳ぐときはヘルメットをはずすのが原則なので、飛び込む前にはヘルメットをはずしましょう。(本人補足)

奥の釜まで行く。
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訓練を終えて・・・
徒渉点の見極め、徒渉技術、徒渉しない判断など・・・しっかりとした知識と技術を身につけたい。と優等生みたいなことを書いているが、流れがあって足がつかないところが苦手である。強く思うのは、なんとかこの苦手意識を克服したい、ということだ。

nao
2017. 11. 12  
~逍遙渓稜会 レスキュー秋~

天候にも恵まれ、そろそろ本気でヨウカイアメフラシも卒業かもしれない、担当はワタシだ!
あまりに天気がよいものだから、会員からは「沢へ行きたいくらいの快晴」なんて声も。
ダメです。今日はレスキュー訓練です!!

今回は都岳連へ講師をお願いして実施しました。
実施場所は丹沢のモミソ懸垂岩。

まずは講習のレクチャーを受ける。
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すぐにテラスへ移動し、訓練開始。
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みんな前のめりぎみに聞き入っています。
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①カラビナ代用での懸垂&仮固定
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②ディスタンスブレーキによる介助懸垂

講師によるデモンストレーション
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救護される側もなかなかの恐怖
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介助者は真剣
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背負いでの介助懸垂

岩にくっつきすぎず、手をついてバランスをとる

この距離感がグッド
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ザイル操作者と声を掛け合いながらタイミングを合わせるのが大切です。
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~午後の部~

③ライジングシステム(1/3→1/5)
ライジングシステムは、通常1/2、1/3は実施していたが1/5を実施するのははじめてだったので、興味あった人も多かったそう。
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カラビナ支点では、まったく人ひとりを引き上げることはできませんでした。
しかしながら、滑車を使うと引き上げられる。滑車を個人装備に追加することも検討すべきかもしれません。
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④背負い搬送
ラストは沢から林道までの背負い搬送。
これまでザックを逆さにしたり雨具と組み合わせたりして背負い搬送を実施していたが、ザックにスリングをクロスに付けてハーネスと連結する方法を教示いただきました。
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救護者の負担も少ないようです。


今回のレスキューは、メニューについて講師へ相談したくさんのアドバイスを頂き、事前の準備段階から多くの時間を割いていただきました。
甲斐あって充実した内容の訓練を実施することができました。

講師ならびに参加者各位、たいへんお疲れさまでした。
ご協力ありがとうございました。


shin

2016. 12. 21  
先週の日曜日(12/18)、谷川岳天神平にて、恒例の雪上訓練が実施された。谷川岳ロープウェイ駅は、前日の天気がイマイチだったためか雪上訓練のパーティーが集中してごったがえしていた。長蛇の列の最後尾に並び、20分ほどでロープウェイのチケットを購入する。ロープウェイに乗るのも列ができていていい加減うんざりだがしょうがない。ロープウェイから訓練に良い斜面を見ると登山者が列をなして登っていて、訓練場所確保に不安を覚えるが、どうにか快晴の天神平に降り立ち、今年も冬山シーズン到来という感じだ。今年の参加者は12名なので3班に分かれ、スキー場右方向斜面を登っていきそれぞれ訓練を実施した。

A班は、右斜面のかなり上部で訓練場所を確保する。
A班訓練場所から天神平駅を臨む

B班は、中間斜面を右にトラバースしていき少し潅木が混じる斜面を確保する。まずは、坪足歩行やワカン歩行で訓練斜面の整備をする。
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C班は、右斜面の下部に訓練場所を確保する。天神平駅もすぐ近くだが、何故かほとんどのパーティーは上へ上へといってしまい手ごろな斜面にありつける。こちらもワカン歩行でまずは斜面を整備する。
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訓練メニューは、雪上訓練として1.ツボ足歩行 2.アイゼン歩行 3.ピッケルによる初期停止 4.滑落停止 5.耐風姿勢 6.ロープワーク(トップの確保、フォローの確保、固定ロープの登高) 7.雪上の支点作成 8.ワカン歩行を、雪崩対策訓練メニューとして、1.雪質観察 2.弱層テスト 3.ビーコン操作 4.プロ-ビング 5.掘り出し 6.シート搬送 7.ビーコン捜索実習
と盛りだくさんであったが全てをこなせた班は無かった。

こちらはA班の滑落停止訓練。銀マットで加速をつける。

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C班はブルーシートで加速をつける。
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こちらは、スタッカットでのセカンドのビレイポイント作成。ピッケルを雪面に根元までさし、なるべく短めのスリンゲとカラビナで支点を作り、足で踏みつけて肩がらみの確保支点にする。
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自分の真下に支点が来るので前方に振られないのがポイント。
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セカンドにわざと滑落してもらい、確保の手ごたえを感じてもらう。
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天気は上々で、白毛門、笠ヶ岳、朝日岳が白くひかる。
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B班は、斜面の雪を切り取り、雪の層の観察する。雪が降り積もってまもなく、特徴的な層はあまり観察されなかった模様。
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各班ビーコンを隠して発見させる実地を実施し操作の習熟に努める。こちらは、プロービングの訓練。
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B班の埋没体験、掘り起こし訓練の一コマ。

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各班、訓練メニューをこなしていくとあっという間に時間は過ぎ去り、集合時間の3時が近づき撤収となる。
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最後まで天気が良く、充実した訓練が実施できた。
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2014. 12. 23  
F薪です。

12月20日~21日、赤岳鉱泉付近にて雪訓&雪崩対策訓練が行われました。
1泊2日コースには8名が参加。以下は、B班4名の訓練の様子です。

初日は時おり小雪舞う肌寒い天候。八ヶ岳は例年より積雪の多いコンディションでした。

赤岳鉱泉から中山乗越方面へ20分ほど歩いた斜面にて、まずはワカン歩行、つぼ足歩行、アイゼン歩行の練習をしました。

ワカンを付けて、ラッセルの練習。
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ワカン、つぼ足、アイゼン歩行で斜面を踏み固めた後は、滑落停止訓練。
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何度も繰り返して練習します。仰向けに倒れた場合、下降中に前のめりに倒れた場合など、かなりハードな想定での練習もしましたが、なかなか難しい...。身体にもっと覚えこませねば。
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ザイルを使っての確保の練習もしました。

確保する人。
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確保される人。
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初日は、斜面での訓練をひととおり終えて、赤岳鉱泉のテン場へ戻ります。夜は、テントの中で班ごとに夕食とおしゃべりで寛ぎました。
B班のメニューは、おつまみ2種の後、濃厚白湯鍋、〆はラーメンで、身体がぽかぽかに。
ただ、予報どおり、だんだん風雪が強くなり、気温も高めなのでなにやらみぞれっぽい音に...。積雪量もだいぶ多かったので、就寝前にM山さんが、夜中にはnaoさんがテントの周囲の雪かきをしてくれました。感謝です。

さて、明けて2日目。気温は相変わらず高めですが、空は晴れていい天気。大同心・小同心がきれいに見えます。
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初日と同じ場所で、雪崩対策の実習。
NGリーダーの講義を聞き、まずは、雪質の観察から。
M山「...こしまり雪だな...」
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温度勾配計測中。
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表層から1mくらいの深さまで、あまり温度変化のない状況でした。

続いて弱層テストです。まずは、コンプレッションテスト。顕著な破断は発生しませんでした。
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次にハンドテスト。こちらも同様の結果。地表面に近いところまで、顕著な弱層は見られませんでした。
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埋没体験もしました。こんなことは「体験」だけで済ませたいものです。
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ビーコンによる捜索訓練は、少し下って日当りのいい場所で実施。
naoさん、ビーコン&プロービング初体験です。
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【閲覧注意】...^-^;)
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シート搬送の実習中です。

雪崩対策を終えて、テン場に戻り撤収です。テントのポールが凍りついたので、なめて溶かします...(なわけないでしょ!!)
いつもお茶目なJunさんでした。(A班撤収中)
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寒さはさほどでもなかったものの、積雪が予想以上に多く、アイゼン歩行や滑落停止訓練には少し厳しい条件でしたが、滞りなく2日の訓練を終えました。

帰りの車中で、ritani氏が「訓練はあくまでも技術の確認で、実際の山行を多く体験することで技術は身につく」と言っていたことが印象に残りました。冬のシーズン、実地体験をたくさん積むようにしたいと思います。

参加の皆さま、お疲れさまでした。
プロフィール

逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動してきました。
2018年12月2日をもって解散しました。

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