2017. 10. 15  
ワサビ田?!ワタシだ。
丹波川の支流、貝沢川に行ってきた。
今シーズン初のスカ沢探検隊。。。

大菩薩嶺に続く登山口があり、その登山道をしばらく進む。


貝沢川は傾斜もゆるく平凡な渓相。
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計画ではCO872の三俣の中俣を進むこととしていたが、左俣に少し上まで小滝が掛かっているのが見えるので見に行った。
F1 2mからはじまって、登れる小滝が続く。

これは3段のトイ滝8m。枝沢なので水量は少ない。
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幅広の滝4m。
ホールドはしっかりあった。
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こんな感じて左を登った。
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この上は滝も水もなくなったので、尾根を乗っ越して計画の中俣に戻った。

中俣のF1 2m。
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大木下の3段の滝。
曇っているのが残念だか、なかなか絵になる景色。
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水量が減ってきたらボサ帯になった。
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斜滝の連瀑を最後に滝は終わった。
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CO1290の左岸枝沢までワサビ田が続いていた。
100m程の詰めで1413コルに到着した。
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尾根を1時間程歩いて、芦沢山南部のコル1140から貝沢川右俣を下降して塑行終了となった。

I先輩、スカ沢にお付きあいいただきありがとうございました。

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2017. 10. 10  
大石川イヅグチ沢~マンダノ沢~オオドツ沢~小川~五郎平沢~ブナダチ沢~滝倉沢を塑行してきた、(ふぅ~、ルートが長くて息が切れちゃう)ワタシだ。

8日晴れ
イヅグチ沢入渓。何があるかな♪何があるかな♪
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入渓4分でF1、2m。ここはサクッと越える。
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F1以降も2m程度ではあるが、立っていてホールドが乏しかったり、倒木がかかっているがその倒木が不安定だったりと、ちょいちょい登りにくい小滝を3つ越える。

急にゴルジュになって、目前の滝は釜が深くホールドがない。その奥にもいやらしそうな滝がかかっているので、苦労して越えてきた小滝を2つ戻って、左岸から高巻きとなった。
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やや大回り気味に巻くしかなくて、入渓早々に1時間の高巻きとなってしまった。降りたったイヅグチ沢は崩落帯で、すでに先行きが不安・・・
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入渓から1時間50分でマンダノ沢に出会う。
ここも2m滝の連続だがホールドがあるので登ることができた。先ずは突っ張で越える。
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6つ程の滝を越えたところでCO530、地形図通りに左から枝が入ってくる。ここを詰めれば、630のコルにたどり着く。

詰め始めると藪。しゃくなげや椿といった手強いヤツラが行く手を阻む。尾根に出ても激藪が続いていて2時間もの藪漕ぎとなってしまった。
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14時過ぎに黒手ノ峰を越えて、オオドツ沢の下降開始。途中になめこの群生発見。ワタシは、初なめこに狂喜乱舞。夕食の釜飯と朝食のお味噌汁として頂いた。
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オオドツ沢下降は、高巻きで消耗した身体に応える。
ガレているので滑るようにして下降していく。
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15:45小川に着いた。
その出会いには、奇跡のテン場が!!
てっきりテン場天国なのかと思っていたが、次の適地は30分程下降しないとなかったので、まさに奇跡。
ちょこっとの整地でテントを設営することができた。


9日晴れ時々曇り
二日目は穏やかな小川をスタート。
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五郎平沢の入口はボサに覆われていたので、手前の沢形から取付きトラバースしながら進路を変えた。
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五郎平沢の10m程のトイ滝はなかなかきれいだったが・・・
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ピーク直下はまたしても藪。息が上がる。
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ブナダチ沢は崩落していて歩きにくい。浮き石に手こずりながら、下降していった。
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10:30滝倉沢に出会う。
水が増えてきて沢も迫力が出てきた。3mの滝は右岸からブッシュ帯を下降した。
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11:30滝倉沢に掛かる赤い橋が見えてきて、2日間の塑行は終了となった。
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おつかれさまでした


shin
2017. 10. 09  
今回はいよいよ長走川流域で遡行対象としてリストアップした最後の沢となる。
7月の淀ノ沢~大面沢のとき、悪天候のため切り捨て、先週時間に追われてやはり切り捨ててしまった小面沢、そして最後のお楽しみ与兵ェ沢である。それぞれの下降には、大面沢支流の雨乞沢と与兵ェ沢の隣の沢である上鱒沢をピックアップした。

10月7日
先々週の山行を終えて、「あの悪い林道からアプローチして長走川へ向かうのも当分ないと思うと・・・」などと書いたが、早速この林道からアプローチすることになってしまった。と言うのも、本来なら小面沢は先週下降するつもりでいたし、与兵ェ沢は裏川の支流からアプローチするつもりでいたが、先週小面沢に入れなかったために、長走川流域で踏破してない沢をまとめて登ってしまおうと考えたからだ。今回も林道壁山線分岐手前の広場に車を停めて長走線を歩いた。
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林道途中から分かれる山道に入り、壊れた吊橋を渡って尾根越で大面沢に入渓。
大面沢を下降して出合から小面沢出合まで本流を下降する。
地形図には毛虫記号が記されているが、河原主体の比較的開けた流れで、狭まって深くなっているところも側壁上がバンド状で簡単に通過できた。
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ほとんど膝上を濡らすことなく小面沢出合に到着。
想像はしていたが、それ以上に水量が少なくショボい印相を受けた。
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小面沢遡行開始まもなく3M、4Mの滝が連続する。
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しかし、その後は延々とゴーロが続く。大面沢を下降した時の予想が当たっていたようだ。
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800M付近で沢床に岩盤が見られるようになり、両側は草付のV字谷になる。
小滝を含めて三級-程度の岩登りといった感じになる。
しかしそれもほんのわずかな間で、すぐにゴーロに逆戻り。
結局ゴーロのまま藪に消える。
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最後は雨乞峰からやや小面峰方面に高度を下げた辺りに出て、雨乞峰のやや南方に詰め上がった。
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稜線には踏跡らしきものも見られなかったため、雨乞峰のピークを踏むことなく雨乞沢へ向けて下降を開始した。
雨乞沢もゴーロ主体の沢だ。
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小面沢と同程度くらいには滝も懸ってたが、ほとんどクライムダウンか極小さく巻くことができて、問題になる所はない。
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大面沢に合流してからは、今朝の入渓点まで広いゴーロを延々と下降した。
その後山道と林道を辿って、林道が本流の左岸から右岸に渡る橋の袂にツェルトを張って幕場にした。
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10月8日
朝ツェルトをたたもうかと思っていた頃に林道を軽トラが通過していった。
林道を終点まで歩き、その先の山道も終点まで辿って入渓すると、軽トラの主が先行している姿が目に入った。
ゴルジュを越えて右岸に河原が開けてから少し進んだところが与兵ェ沢の出合である。
軽トラの主の足跡は、本流をこれより先へ向かっていた。
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出合からしばらくは平凡な渓相が続く。
広い河原の本流から足を踏み入れると、平凡とは言えさすがに圧迫された感じがする。
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小滝が懸り始めると、頭上を樹林が鬱蒼と覆うようになる。
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小ゴルジュを過ぎ、左岸に小滝を懸ける枝沢を分けてから少し先へ進むと、5M滝に沢筋の遡行を遮られる。
右岸のルンゼから次のルンゼまでトラバースして5M滝を巻くと、その先も延々とゴルジュが続いていた。
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4M滝の左壁を小さなスタンスと外傾した壁面をフェルトのフリクション限界すれすれで斜上し、2.5M悪相の滝を右岸か巻くと、樋状4Mが懸る。CSを頭上に見ながら水流をまたいで越えた。
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4M樋状に続く4Mを左壁の斜上バンドからこえると、両岸が高く険しく切り立ってきて、正に井戸の底のような空間へと導かれる。
左へカーブしていくゴーロの沢床は枝沢で、先には6M滝が懸っている。
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本流は35Mの滝となって右壁の上から落ちてくる。
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もと来たゴルジュを少し戻って、右岸の緩いルンゼから樹林帯に取付き、大滝と別れた枝沢の上部をトラバースし、滝上へと下降していく尾根を伝って、一時間強で沢に戻る。しばらく厄介な滝がなければ・・・と思ってると、早速ゴルジュの中に15M滝が懸っている。しかし今度はちょっと悪いが左岸を小さく巻いて落口に出た。
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15Mに続く4M滝の右壁を登って越えると、正面にはガレルンゼが伸び、本流は左から15M滝となって落下している。
右岸の小尾根状をブッシュ伝いに続く2Mもまとめて巻いた。
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その直後に続く5M、2Mのスラブ滝を越えると、平凡なゴーロ状の渓相となり、ゴーロのまま詰めの急斜面に消える。
最後はあまりの傾斜に直進が難しくなり、ブッシュを伝って右岸から尾根に詰め上がった。
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上鱒沢への下降点目指して、まず南下、そして西へ向かう。
うっすらと踏跡も見られるが、かなり藪が濃く、1km強を進むのに2時間強を費やした。
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尾根が再び南方へ折れたところから上鱒沢へ向けて尾根を外れて下降を開始する。
しばらくブッシュ伝いに下降するが、ブッシュが無くなる辺りから更に斜度を増しているように見えたので、しばらく左岸の小尾根伝いに下降した。
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小尾根から沢を見下ろすと延々と倒木が散乱するゴーロが続いている。
尾根が切れ落ちている辺りから沢へ向けて進路を変え、最後は念のためロープをセットして30Mの懸垂で沢床に下降した。
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この調子なら出合まで行けるのではと思って、駆けるようにゴーロを下降していくと、510Mで滝場に遭遇する。
17時を回り暗くなり始めていたので、出合まで下降することは諦めて、滝上の河原を整地してツェルトを張った。
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10月9日
幕場直下の滝場には、8M、3Mと滝が連なった先がゴルジュとなっており、さらにその先に滝が懸っているのが見える。
幕場から少し上流に戻った所から左岸を巻いて滝下に降りた。
上部から見えていた先の滝は12Mで、その直下に5M滝が続いていた。
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滝下からはまた平凡な渓相になるが、もう一カ所滝場があって5M、4Mの滝が続いていた。
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その後、下鱒沢を併せると間もなく出合で、本流の広々とした明るい渓相が見えてくる。
出合で徒渉すると山道終点だ。山道と林道を辿って、途中山栗を拾いながらゆっくりと壁山林道分岐へ戻った。
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今回遡行・下降した沢4本のうち3本がゴーロ沢という、飯豊においては異例の山行になった。
とは言え、与兵ェ沢は短いながらも充実した遡行ができたし、小面沢はある意味最初の予想が当たっていたことが分かって満足だった。
2017. 10. 06  
この2年連続で藪を避けて雪のついた春山に朝日北部の鍋森周辺を周遊してきた。どこまでも続くたおやかな雪のべったりついた稜線歩きが印象に残った山行であったが、土地勘もあるので今度は沢の溯下降を組み合わせて周遊する計画として、梵字側小沢遡行~ネズックラ沢下降の計画をたてた。

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前日夜から東北道をとばし、5時間半ほどで道の駅西川に到着する。週末の天気予報は、9/30(土)に午後3時過ぎから7時頃まで小雨がありそうだか総じて晴予報で問題がなさそう。寒気が入り込んできていてかなり寒いが、明日の行程を確認し6時早々に出発として、軽く寝酒をやって就寝した。翌日、月山第一トンネル鶴岡側出口の駐車場に車を止め、7時ちょい過ぎに出発する。

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トンネル脇の藪を軽く漕ぎ沢形に出て少し下降し、左から出会う本流を少し登ったところの右からの小さな流れに入り植林帯の中を歩くとなんと山道がついていて隣の引越沢(いつ沢)まで横断する。

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引越沢に出ると赤テープがついていて山道が続きそれを辿っていくと目的の西綻沢に出発から50分程度で容易にたどり着くことができた。2m程度の川幅の平凡な渓相の西綻沢を遡行していく。4m程度の何れも簡単に登れる滝が数個あるが大きな滝は特に無く、970mのコルに10時前に詰め上げる。

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梵字川小沢の右岸の枝沢を下降していく。途中ヒラタケが出ていたので少し頂戴する。

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3-4m程度の岩滝が多数連続するが、いずれもクライムダウン可能で高度を下げていくと4mの板状の滝を懸けて小沢と合わさる。枝沢から小沢への下降点の滝が難しいのではないかと予測していたが左岸の溝を降りることができた。

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小沢は5-6mの川幅で白っぽい石がごろごろした明るい印象の沢だ。

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しばらく単調な河原が続くと、1:1で右俣と出合う。

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左俣を遡行していくと4x8mの滑滝、2mの幅広滝が出てくるが、何れも簡単に登れる。

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再び河原が続くようになり、左から10mの滝を懸けた枝沢が入ってくるところで昼食休憩をとる。かたわらの水たまりには魚が5-6匹泳いでいる。


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このころから雷鳴が聞こえ始め雨がポツポツと降ってくる。昼食もそこそこに雨の中、遡行を再開するとすぐに連瀑帯に突入する。最初の2mの釜を持った滝は左をへつって越えていく。

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続く4mの2段滝、6x10mくの字滝、4m滝と続くが何れも釜を持っていて、左或いは右をへつって越えていく。


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比較的大きな8mのスダレ状滝は右側を登ることができた。

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続く逆相気味の4m滝は、雨で滑りそうなので右を小さく巻いて突破した。

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次の3m滝は左、2m、2x5m滝は右といった具合に登りやすそうな方を選択していくと、細い流れが左と右から流れ込んでくる。そこを通過すると深い釜をもった、2m滝が太い流れを勢いよく落としており、取り付けそうにない。諦めて右を巻く事にする。

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巻き登っていくと、続く4mの滝も勢いよく水を落としているのが見え登れそうになく、かなり上まであがってまとめて巻くと、東俣沢出合を過ぎた小沢の滝上に降り立つことができた。


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東俣沢出合の4m滝上に小沢からトラバースして遡行を継続する。最初の釜は、左をへつる。何れも6mの滝を伴った枝沢を2本やり過ごすと再び連瀑帯となり、5x7mは右を小巻き、続く釜のへつりで滑ってしまいドボンする。3x4mは左、2x3mは右をのぼり7m滝で雨も小降りになったので釜に魚を探す。


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時間を少し費やしていると再び雷鳴が轟き始め雨脚が強まってくる。左側のバンドを利用して越えていくと、ブナハリタケが倒木に出ていて少し頂戴する。




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河原状となり幕場を探しながら遡行するが、徐々に雨が強まる中、いいテン場が見つからず、結局少し戻った藪中の平坦地を30分程度かけて切り開き、タープを張る。雨はあられ混じりの土砂降り状態となり、すぐ脇の涸れ沢が濁流となり急速に水位が上がってきて、避難の可能性も考えタープ下でしばらく待機した。


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幸い1時間程度雨はやんだが、薪はずぶぬれで焚火は諦め、タープ下で夕食をとっていると、ハコネサンショウオがユーモラスに宴会場を横切っていきびっくり。
雨は降ったが、それほどひどくならなかったことに感謝して就寝した。

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翌日は晴れ。ネズックラ沢の下降が結構大変との事前情報があったので、7時過ぎに出発する。昨日直線的に流れる茶色い濁流の様相を呈していた本流も透明な流れに戻っていて一安心。釜を持った2m二条滝が出てくるが左を小さく巻き越える。

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その先は開けてきて緩やかな流れの河原を行くと次々にテン場好適地がでてくる。昨日は雨が強く急いでいたため、ここまで見に来れなくて残念。

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30分ほど歩くと左から1:2で枝沢が合わさる。左沢の方を遡行していくが、踏んづけるのがもったいない苔むした穏やかな渓相が続く。

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枝沢をいくつか通過していくと流れは徐々に細くぼさっぽくなってくる。多段4m滝がでてくるが右側を簡単に登る。その先、1:1で沢が分かれるが左沢を選択し遡行を続けると詰めとなり、笹とカンバやブナ混じりの密籔に突入する。
20分程籔と格闘しのっぺりとした尾根をのっこし、籔の薄めの所を選んで下降していき、最後は灌木頼りにネズックラ沢の上部の沢形に降り立つ。

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所々溝状の流れとナメ床を交えながらしばらく気持ち良く下降していく。

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流れは徐々に大きくなってくるが、渓相は明るいナメと釜が続く。7x8mのスラブ滝、
12x13mのデコ状茶色の明るい滝は左から右へ移りクライムダウンする。

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しばらく、ナメ床状の流れを行くと両岸が迫ってきてゴルジュとなる。いくつか釜を持ったトイ状滝やネジレ滝を気持ちよくクライムダウンしていくと、10m滝となる。左岸側と灌木の際を下れそうだが慎重を期し懸垂下降する。トップは下部で右に振られ水流をまともに浴び、釜にどっぷりつかって突破するが、後続はうまく左岸沿いに下降する。

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その先トイ状滝が2つ続くが先がすっぱり落ちている上、両岸もつるつるで支点もない。

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クライムダウンは到底無理で、左岸を巻き降りると途中から草付き斜面で所々ある潅木を利用して懸垂下降2ピッチで川床に降り立つ。滝の高さは確認できなかったが、25-30m程度と思われた。

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続くトイ状滝は、下れそうになく左岸の灌木にスリンゲをかけて懸垂下降するが、トップは足の立たない釜にはまり、エイト管にかかったザイルが邪魔で釜を通過するのに苦労した。後続はなるべく釜にはまらないようにザイルをトップに引いてもらいうまく下降した。




まだまだ、トイ状の流れのゴルジュが続き、4m、3m、2mの滝を突っ張りで越えて行くが
自分とTさんは最後は釜に浸かって突破。Wさんは手足の長さを利用して釜をやり過ごす。

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そこからは、単調な河原となりしばらく下降すると、左から白保土沢と出合い、遅い昼食休憩とする。
時間も押しているので、白保土沢を遡行して旧国道に突き上げるのは諦め、左岸の枝沢の急傾斜詰めて旧国道に出て、月山第一トンネル上部の尾根を藪漕ぎして駐車場に戻った。

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緩やかな流れの西綻沢、梵字川小沢の連瀑帯と高巻き、あられ混じりの雷雨との遭遇、鍋森の尾根の密籔、ネズックラ沢のナメとゴルジュV字滝下降、大滝の高巻き懸垂下降と沢登りの要素が結構詰まった沢旅を楽しめることができた。



bema

2017. 10. 03  
今週は深沢の支流綱木俣沢と長走川右岸の小さな沢オウトウ沢を巡る沢旅をした。

9月30日

三川オートキャンプ場対岸の林道を辿って深沢の大堰堤の上に降り立ち、深沢を遡行して約2時間で綱木俣沢出合に着いた。
綱木俣沢に入るとすぐに連瀑帯となる。最初の2Mナメ滝が擁する釜を右からへつって水流をまたぐ。
ここから右岸の樹林帯から最初の連瀑帯とそれに続く5M滝をまとめて巻いていく。
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沢に降り立って小滝を越えていく。
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大した難所もなく、まもなく二俣に着いた。水量比はほぼ(1:1)だ。
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しばらくは小滝が断続する。巻きは取付きこそ悪くないものの、下降には下降ポイントの見極めが少し難しい。
上流部に差し掛かると10Mを超える滝が懸る。左の草付に隠れた浅いルンゼを登る。
上部は落口付近を目指して斜上し、続く小滝3本の上に出た。
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二つ目の12M滝も左側の草付スラブを登る。今度はこの滝の落口付近に出た。
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尚も6~8Mの滝が続いた後、水が涸れて草付スラブが続く。
スラブ帯が終わるとブッシュ帯に入り、硬い枝のブッシュが密集する尾根に詰め上がった。
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尾根の反対側では植生はガラッと変わり、細いブッシュが地面が見える程度の密度で生えている程度だ。
淡々と下降していくとガレた窪が出てきて、水流が出たり伏流したりしている。
綱木俣沢遡行に予想以上の時間を費やしてしまい暗くなってきたので、土砂が積もった所を丹念に整地してテントを張った。

10月1日

オウトウ沢は源頭からゴーロが続く沢だが、ぽつぽつと下降を阻む滝が懸っている。
クライムダウンか懸垂がほとんどで、巻きは悪いところが多い。
できるだけ大きな石や倒木を支点にするが、灌木に支点を求めざるを得ないところも多くてスリングを消費した。
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滝以外はゴーロ歩きなのだが。
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出合も近い340Mで右岸枝沢を遡行する。
ほとんど水は涸れており、下部で涸棚を越えた後はひたすらゴーロ歩きが続くが、思ったより源頭部の藪は薄かった。
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尾根を越えて綱木俣沢右俣の源頭に降り立つ。
こんな感じが続けばいいのだが、恐らく下降を阻むような滝に時間を費やされるのを避けるために、源頭部から左岸尾根に上がって420Mの三俣に向かって下降した。
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尾根から降りてきた三俣は穏やかな渓相だったが・・・
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すぐに滝場となり左岸を巻いた。
このあとも地形図を見る限り滝がなさそうな地形ではあるが、面倒な滝がいくつか懸っていて、高巻きや懸垂下降に時間を費やした。
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二俣からはルートが分かっているので気楽である。
深沢に合流したあとの高巻き困難なゴルジュも、底はゴーロが続くだけと分かっていれば早くも帰ってきたという気分になった。
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支流の支流ともいえる程の小さな沢でも侮れませんでした。
2017. 09. 26  
日曜日は御坂の四十八滝沢に行ってきました。
前日は仕事だったため、朝発で行ける沢・・・
飽きるぐらい滝が続くという四十八滝沢を選んだのですが?!

林道の状況が心配だったのですが、多少荒れているものの登山口まで車で入ることができ、歩く時間を短縮できました。

最初は楽ちんですがだんだんと傾斜が増す登山道をゆっくりめのペースで登り、ひと汗かく。
初滝は見るだけにして、教科書通り、登山道が沢を横断するところから入渓します。

ちなみに今日は体験山行兼私のリード練習です。
いきなり最初の滝が、見た目ちょい難しく動揺・・・。でも倒木に乗って手を伸ばすとホールドがあり、無事クリアできました。
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水しぶきが顔にかかって息がしにくくなり、アワアワしながら登って濡れ鼠になった滝が1か所。
後続のみなさんには巻いてもらいましたが、後はほぼ水線を登っていきます。

すぐに大滝に到着。
左のガレから巻くこともできますが、中段で左から右へトラバースしてルートを見に行きます。
頭から水をかぶってしまいました(でも楽しい)。
体験のSさんにはロープを出しましたが、ドシャワーなのに恨み節など言わずついてきてくれました。
落ち口へは水流の右側をロープを出して登りますが、残置ハーケンあり、ホールド・スタンスありで問題なく登れます。
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悲しいことに日差しがない。
ほとんどシャワーです。寒い!寒い!と言いながら滝を越えていきます。
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大ナメ滝で始まる白竜の滝を登り、二俣を右へ。だんだんと水が冷たくなってきます。
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苔むしたトイ状滝を登ると
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湧き水に到着。
てことはもう終わりが近い?!
ここまであっという間でした。
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湧き水の流れ出しを写真に収め、ガレた沢を登っていくと、沢を水平に横切るうっすらとした踏跡に出合います。
これを右に辿っていけば登山道に出るに違いない!と、進んでいくと、踏跡は消えたり現れたりしながら尾根をトラバース、小沢を2本横切り・・・思惑通り北口登山道に合流!

登山道を下っていくと、滝の見物台があり、今日の振り返りができるのがいいところ。
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白竜の滝(全景)
こんなとこ登ったっけ??と思ってしまいます
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七福の滝(全景)
ふむふむ・・・
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晴れを期待してきましたが、ついぞ太陽は現れず、、、
飽きるほど滝登りをしたかったのですが、意外と短く思ったより早く終わってしまったので、もう1周してもいいかも・・と思いましたが、みんな早くお風呂に入りたいようなのでやめておきました。

夏に来るといい沢ですね


nao
2017. 09. 24  
台風が過ぎ去るのを待ち、さらに前回の山行の疲れも癒えた20日から、長走川上流部の主だった沢を継続遡下行してきた。

9月20日(曇のち雨)
早朝新潟のホテルを出て、水沢集落からの林道が二手に分かれる手前の広場まで車を走らせ、そこから林道を歩くこと2時間強で長走川に入渓した。入渓点から1時間15分本流を遡行して二俣(大滝沢と白滝沢の出合)に着いた。
この風景は前回の山行で目にしたばかりだが、いよいよここから大滝沢へと踏み込んでいく。
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二俣からわずかで15M滝が出てくる。
釜の流れ出し付近で右岸の浅いルンゼに取付いて高巻くが、取付きから5Mくらいが悪い。左へ少しトラバースしてブッシュを手にしてからは滝頭くらいの高さのところをトラバースしていくが、滝に近づいてきたところで露岩壁に行き当たり少し斜上した。滝上に連続する小滝の上に降り立つと、しばらく穏やかな渓相が続いた。
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両岸の壁が迫ってくると、層状の摂理の壁に挟まれた3×4の滝が懸っている。
ここから続く廊下状のゴルジュを材木廊下と呼ぶらしい。
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真夏の暑い日にはどっぷり水に浸かって突破するのも楽しいかもしれないが、今日のような日差しもなく涼しい風が吹く日にはちょっとつらい。
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ゴルジュの切れ目で赤抜ゲ沢が出合う。
出合に今回の山行後半二日分の酒と間食をデポして先へ進む。
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ゴルジュに懸る小滝群を越えていくとどん詰まりに見える最奥の左上から水流が落ちているのが見える。ゴルジュの最奥へはどっぷり水に浸からなければならなそうだったので、30Mくらい手前から左岸を巻いていった。上から見てみると滝の左側を小さく巻けるようにも見えた。
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滝を巻き終えると穏やかな渓相となるが、それも20M滝で終わりとなる。
左のガレルンゼに流れ込む二本の枝沢が再び水流を分けて直瀑と斜瀑となっている。
斜瀑に沿ってスラブ登攀を楽しんだ後、ガレルンゼ入口付近で右側の草付から樹林に取付いて20M滝の上に続くゴルジュの中にクライムダウンした。
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20M滝の上のゴルジュは材木廊下と反対側に傾いている。
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ゴルジュを抜けると比較的穏やかな渓相が続く。
ぽつぽつと懸る滝の中にはこんな美しい滝もあった。
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ラゲン滝沢出合が近くなるとゴルジュとなり、1Mの落込みの釜でついにへつりきれずワンポイントで泳ぐ羽目になった。
しかしそれに続く3M、5Mは登れそうもなく左岸を巻いてラゲン滝沢出合に向かって下降した。
ラゲン滝沢は源頭付近までずっとゴーロが続いているようにも見えた。
出合には雪渓の残骸のブロックが散乱しおり、ラゲン滝沢に20Mくらいはいったところにある台地を幕場とした。
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9月21日(小雨のち曇)
やや開けているのはラゲン滝沢出合付近のみですぐゴルジュになる。しかも泳がなければ取り付けない上に、取付いても登れそうもない滝が懸っていていきなり高巻くことに。高巻きを終えた後も岩壁に挟まれたゴルジュや草付に挟まれたゴルジュと、なんだかんだ言っても要はゴルジュが続く。
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少し開けてきたように思えたころに10M滝が懸っている。
この滝以降、滝が連続して巻いたところもいくつかあった。
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少し開けてきて落ち着いたかといった頃に、主稜線に突き上げる沢に懸る滝のような雰囲気の7MCS滝に遭遇した。
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6M二条の滝を左から巻くと奥の二俣となる。
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7Mの滝を懸けている左俣が本流だと思われるが、白滝沢を下降するために右俣へ進む。
右俣はゴーロなのでこのままあっさりと稜線に抜けれると思ったのだが、難しくはないものの結構滝が懸っていてそれなりに時間がかかった。
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烏帽子山の南の肩に突き上げた右俣の窪の終点。
ここから南へ進んで白滝沢を目指した。
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白滝沢へ続く斜面を特定して下降を開始する。
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白滝沢の下降に入る。大滝沢より滝は少な目で、クライムダウンできる滝も多い。
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巻きは難しくないが、懸垂下降の支点探しには苦労する。
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白い壁に優美な一条のラインを引いたような15M滝。この滝は右壁(左岸)ブッシュ帯を下降して下部は懸垂下降した。
この滝の下流に懸っていた8MCS滝を左岸から巻いているときに見下ろした様子。
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8MCS滝の下からは、しばらく滝もなく開けた渓相になる。
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小高い砂地(薪の山も付いている)を見つけて、この日の行動はここで打ち切ることにした。
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9月22日(曇)
雨に降られた前夜と打って変わって、雨にも降られず焚き火もできて快適な一夜を過ごすことができた。
遡行開始後しばらくは河原状の渓相が続く。滝はぽつぽつと出てくるが、難しい滝はない。
12Mの深く落ち込む滝を巻くと引上ゲ沢が6Mの滝を懸けて出合う。
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引上ゲ沢出合を過ぎると、まもなく前回の山行で下降してきた地点を通過する。
前回の山行の幕場。少し浸食されたように見える。台風時の雨によるものか?
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白い6×12の斜瀑。下から振り返ると美しい滝だ。
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やがて井戸の底のようなゴルジュとなる。
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525Mで右岸から支流が入ってくるあたりから樹林帯が沢床付近まで降りてきて、谷も開けてくる。
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落差のある滝と深い釜を右岸から巻いていくと二俣に出る。
釜の向こうに突き刺さっている倒木は、たぶん二俣から見えていた倒木だろう。
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一度の山行でもう一回15M滝を巻き、材木廊下を通過するのは大変なので、二俣の下流480M付近の右岸枝沢から尾根を越えて赤抜ゲ沢へアプローチすることにした。赤抜ゲ沢右岸から530M付近に出た。
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出合にデポしておいた品を取りに往復した後、遡行を開始する。
530M付近は台地状のブナ林や広い砂地もあって、この一帯を幕場としたいところだが、後の行程を考えると先へ進んでおきたいので、後ろ髪を引かれる思いでここをあとにした。
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ブナ林の落ち着いた渓相はすぐに終わり、ゴルジュと登れそうもない滝の連続となる。15Mの滝を左岸から巻きにかかると、次から次へと似たような滝が目に入ってきて延々と巻き続けた。
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高巻きを終えてしばらくするとゴルジュからは解放されたものの、なかなか幕場にできるスペースが見つからなかったが、695M付近でようやく狭いながらも小高い砂地を見つけた。
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9月23日(朝方は雨・曇)
ゴルジュ、釜、滝の連続で息を抜く間もない。
700Mで杉の沢への近道になる支流を分けた後、ゴルジュの中の釜を持った1.5Mの滝を巻こうとすると、その先の屈曲部の滝も手がかりがなさそうなので、結構長い高巻きとなる。
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850M前後は登れそうもない滝が続いて大高巻きとなった。
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かなりスケールダウンしたが、厭らしい渓相もスケールダウンしたなりに続いているかのようだ。
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950Mを左俣へ進み、さらにこの後1000Mも左へ進んで烏帽子山-蒜場山間の尾根にあがった。
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詰め上げたところから稲葉ノ平あたりまでの方向の見定めが少し難しいが、そこを過ぎれば進む方向は明瞭。
踏跡もあり、所々にひらけたブナ林もあって予想以上に早く杉ノ沢への下降点に到達できた。
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杉ノ沢と赤抜ゲ沢を分ける派生尾根の西側の沢を下降するが、10M級の滝が思った以上に多く懸っており、今度は予想外に時間を要した。これは杉ノ沢の本流よりかなり大変だ。
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短い沢の下降に2時間45分を要して、ようやく出合が見えてきた。
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ここからは昨年も下降して情報のあるエリアだ。杉ノ沢本流の5Mは淀ノ沢出合までにある唯一ともいえる滝で、昨年残置したシュリンゲにロープをかけて懸垂下降した。
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幕場定めをしながら下降して、淀ノ沢出合よりやや下流まで行くが、結局引き返して淀ノ沢出合上流50Mくらいにあった砂地を幕場とした。
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9月24日(曇のち晴)
最終日は降るだけ。500M付近に懸る滝を巻くくらいで、あとはほとんど河原歩きと林道歩きだ。
長走川本流が見えてくると「帰ってきた」気分になった。
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通行する人も稀に思える林道に隔てられた地に、軽トラック、釣師の乗用車、バイク・・・、予想外に多くの人が入っていた。
幸いにもすれ違った軽トラックが引き返してきたところで声を掛けられて乗せてもらうことができた。
一時間以上早く駐車地点に戻ることができたので、干し物をしてゆっくり荷物の整理をしてから温泉へ向かった。
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長走川を堪能しつくした五日間だった。
あの悪い林道からアプローチして長走川へ向かうのも当分ないと思うと、車を傷めつけられた苦い思いも薄れていくような気がする。
2017. 09. 18  
今回の山行では初めて裏川へアプローチする。山行前には17日の昼前後から雨、18日には台風接近の予報が出ていたので、当初の行程をできるだけ前倒そうとしたが、なかなか思惑どおりは行かなかった。

9月15日

裏川堰堤は東北電力の設備なので、林道は整備されており普通乗用車でも問題なく走行できた。林道終点で山道の入口を見つけるのに少し苦労したが、一歩踏み込んでしまえば初めのうちははっきりした踏跡が続く。しかし途中には草を踏み倒しただけのような区間もあって、全体にはかなり荒れているという印象だ。この道を盆休み前後の猛暑の中アブに纏わりつかれながら歩くことを考えるとかなりげんなりしてしまう。

林道終点から一時間半足らずで要所口に辿り着く。要所口は快適そうな段丘になっており、できれば二日目にはここまで降りてきて増水の心配もなく泊まりたいものだと思った。
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白蓬沢の出合は本流をスケールダウンした感じで穏やかな印象だが、やっぱり両岸は立ってくるのがこの山域の沢の常といったところか・・・。
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二俣まで三カ所ほどまとまった滝場があり巻いたところもあったが、特に困難なところや大滝はない。左俣は3段の滝を懸けて(3:2)の水量比で出合う。左俣が本流で地形図からは結構険しい渓相が想像される。
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右俣は穏やかな流れで出合っている。
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いくつか滝が懸るが特に難しい滝や大きな滝はなく、概して平凡な沢だ。
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至って斜度を感じない沢で、最後まであまり斜度を上げないまま尾根に突き上げている。
尾根到着はほぼ正午。こびやた沢へ降って泊まる計画だったが、ここから20Mも降ればこびやた沢に着いてしまう。17日に予報されている雨が気になるので、先へ進むことにする。
尾根にはうっすら踏跡があって、沢へ降りて遡行するより早そうなので、尾根を辿って長走川との分水尾根を目指すことにした。
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こびやた沢を見下ろしながら尾根を登って分水尾根に到着。反対(西)側へ下降していくと引上ゲ沢が見えてくる。
最後は懸垂下降で沢床に降りた。
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地形図通り斜度はなく穏やかな流れだが、両岸はかなり立っており滝が出てこないことを願いつつ下降する。
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滝がでてくると、支点になるブッシュも手が届くところにはなく、高巻きに時間をとられる。
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800M前後のところから斜度を増して釜へと落ち込む滝が続くようになる。
左岸に取付いて、ここから出合までを一気に巻くことにした。
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枝尾根から主尾根にでると踏跡があって、小ピークを一つ越えた先のコルから白滝沢へ向かって下降した。
コル付近はちょっと開けたブナ林になっており、水があればここに泊まってしまっても・・・という気になった。
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椀を伏せたような4Mの滝の釜の畔に降り立った。
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少し下った所にある広い淵の際に小高い砂の台地を見つけてツェルトを張った。
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9月16日
白滝沢は引上ゲ沢をスケールアップした感じの渓相だ。大きな滝もあるが、高巻きはそれほど難しくない。
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ひらけた区間もあるが、概ねゴルジュ帯の下降が続く。
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出合付近の滝群は右岸から巻いて、尾根の先端から二俣に降りてきた。
二俣から下流は問題になる所はなく、10分程で柳小屋沢出合に着いた。
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柳小屋沢の出合は少し藪っぽい。小滝が懸る程度で難しい所は少ないが、異様に倒木が目についた。
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550M付近で大きくカーブしているところがゴルジュとなっており、3Mの滝が登れず、ここを巻くために右岸の悪い高巻きに1時間半以上要した。
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600Mを過ぎると小滝とナメが連続するようになり、上部で水流が細くなってくると登れない10M以上の滝が連続する。
最後は再び小滝とナメが続くようになり、沢型はブッシュ帯に消える。
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筆塚山北方の小ピーク付近に詰め上がると、そこにも踏跡があった。間違いなく昨日辿った白滝沢左岸の尾根から続いていると思われる。もしかしたら大倉沢左岸尾根も踏まれているかもしれない。
既に15:00を回っていたが、大倉沢に向かって下降する。
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ブッシュ帯を下降していくと一旦ルンゼに降り立ち、ルンゼが本流に注ぐところで倒木を支点に懸垂で本流に降り、足下にあった5M滝下まで続けてロープを伸ばした。
続く3M滝をクライムダウンしたが、さらに深い釜に落ちていく5M滝が懸り、その先も狭い溝のような沢型が続いている。幕場になるようなところを期待できそうな渓相ではないので、早々に見切りをつけて左岸の尾根を登り返した。斜面の途中のやや開けたところにツェルトを張った。
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9月17日
大倉沢に下降することも考えたが、幕場が860Mで尾根の方がはるかに近いこともあり、露岩のルンゼを登って尾根にあがった。
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予想通り大倉沢左岸尾根にも踏跡があった。720M小ピークの先で踏跡が不明瞭になるが、コンパスで方向を定めて大倉沢出合に続く尾根を目指す。途中広々としたブナ林を抜け、しばらくすると植林帯となる。
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大倉沢出合に降りてきた。結局下降する予定だった大倉沢は、上部と下部を見ただけで殆ど巻いてしまった。
出合付近で川幅が広がっている本流を膝あたりまで浸かって徒渉して、往路と同じ山道を辿って林道終点に戻った。
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結局最後まで雨は降らず、荷物を整理して車に積み込んでいるときにぱらぱらと小雨が落ちてきた。
2017. 09. 17  
せっかくの三連休は、台風の影響が出てしまいそう・・・、でも、沢には行きたい!ということで、台風の影響が出る前に、谷川の南カドナミ沢へ行ってきました。

8時少し前に駐車スペースに到着すると、既に車が三台停まっていた。しかも、そのうち一台の近くでは、沢の格好をした二人組が準備をしている。もしや?!と思ったらやはり、「南カドナミ沢に行きます」とのことであった。

そのお二人が出発してから数分後、出発。噂の通り、南カドナミ沢のスタート地点は、なんともしょぼい。
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右岸の踏み跡を少し辿り、適当なところから入渓する。20分程でようやくナメが出てきて、沢っぽくなる。
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4mは、右から登ろうとしたが、上部がハング気味だったので、素直に左岸を巻く。
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先行した二人組に追いついてしまった。あんまりぴったりくっついて行くのも申し訳ないので、休憩を取ってやり過ごす。
この7mは、右岸から巻く。
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釜を持った8m滝は、左から。ちょうどいいところに潅木があり、簡単に登れる。
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7m滝は、右から入って水流を登るルートが取れそうであったが、先行者が登攀中であったため右岸を巻き、先に行かせてもらうことにする。
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登れる滝もたくさんあり、なかなか楽しめる。
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co880で中俣との二俣。100mはありそうなスラブが続いていた。
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一旦、ゴーロになるもののお楽しみはここから。
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2段5m滝は、階段状で簡単そうに見えたが上段は逆層で滑りそう。左から巻いたが、巻きもいまいちで素直に登った方が良かったかも。
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co980の三俣。左に入り、またもやゴーロとなる。
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緑の苔が張り付いた滝(水はほぼない)をいくつか登っていくと
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スラブ地帯に突入。絶対滑っちゃ駄目なところ。振り返ると、高度感がハンパない。
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スラブ地帯が終わると、岩登りチックになる。そして最後は、藪を少し漕いで・・・というイメージだったが、いやはや、なかなかしっかりした藪漕ぎとなる。大好きな藪漕ぎをたくさんできたということで良しとしよう・・・。

稜線でランチタイム。遥か彼方に、土樽駅の電車、高速道路を走る車が見える。
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下りは、カドナミ尾根。しっかりした踏み跡があるものの、滑る滑る。一時間弱でスタート地点に戻る。

車に着いたら、Yさんが冷えっ冷えのコーラをくれた!(Y号には秘密がいっぱい)
帰りはせめてもの恩返しにハンドルを握るものの、高速を下りた後の都内の運転が一日のなかで一番疲れた・・・。

by K
2017. 09. 16  
先週、9/9-10は、苗場山清水川水系の釜川右俣を遡行してきた。Hリーダーが昨年より計画を出していたが、その度に悪天で流れ、今回が4度目の正直だった。今度こその願いが通じたのか、2日間とも久しぶりに好天に恵まれ、気持ちの良い遡行を楽しめた。
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前日、林道終点ゲートまで入り、テント泊とする。林道脇の駐車スペースは我々だけで、テントの中で過去の遡行記録を参考に作戦会議をした結果、林道と交差地点まで7時間かからないようなので、8時出発と決め込み就寝する。翌朝は予報通り快晴。期待が高まる中準備を急ぎ、8時前に取水堰に向かって10分ほど下り入渓する。
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水量多めの河原をしばらく行くと、6x7m滝が出てくるが、左を小さく巻いて越える。
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大岩が転がる河原を右へ左へ徒渉し、時にアスレチック登りをして遡行していく。
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深い釜を持った小滝に出会うが、右にトラロープつきの巻き道があり利用させてもらう。
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いくつかゴーロ滝と釜を越えて行くと左俣が1:3で合わさるが、すぐ先に5m2条滝が行く手を阻む。右に釣り師のトラロープがかかるが痛んでいるので、ザイルを出して慎重に登って突破した。
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続いて5x6mが出てくるが、右を小さく巻いてクリアする。
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続く2条5mCS滝も登れそうになく右を巻いてクリアする。
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たおやかに水を落とす大釜2m滝は右を登る。
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その先は両岸が狭まりトイ状になるが右を進んでいく。
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すると、勢いよく左から水を落とす2mヒョグ滝がかかるがこれは登れず、手前の左ルンゼ状をザイル確保で登って巻くが、沢床に降りるのに懸垂下降のおまけつきとなる。
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更に4mの直瀑は胸まで浸かって左のチムニー状に取り付き、ザイル確保で突破する。
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その上は激流となっており、ザイル確保で左をヘつってどうにか通過する。
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しばらく、開けた感じになり、右から左から滝をかけた細い流れを通過すると長い淵を伴った4m2段滝となる。右側を胸まで浸かってヘつって突破する。
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何個か釜を越えて行くが、小さな滝上で左に移るが流れが速くお助けを出してもらう。
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急に両岸が狭まり、4x6mのトイ状ひねり滝となるが右を慎重にヘつって突破する。向こう側にスラブが見え開けた感じだ。
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そのすぐ上に大岩が転がる4mスダレ状スラブ滝となる。念のためザイルを出してもらい右側を登る。
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大岩が行く手を塞いでいるので左から流れ込む枝沢3mのナメッタ滝をタワシでこすって慎重に登りトラバースして越えると、一転目の前に大スラブ広がり、これは・・・。いよいよきたかと言った感じ。
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三ツ釜滝到着です。
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でも間違えて右岸をヘつっていってブッシュに入ってしまい。
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振り子懸垂で沢床に戻る。30分ほど時間を無駄にしたが・・・。
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14時前でお腹がすいていたが、三ツ釜突破してから昼飯とし、右のリッジに取り付く。
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スラブの上の方がザレていて嫌らしかったが、3人ともフリーで潅木帯までたどり着く。2段目の滝も近くから見ると圧巻だ。
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ブッシュを少し登り、ヤド沢に架かる滝の釜の落ち口に懸垂下降して徒渉してしまう。
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滝上でゴキゲンなランチタイムをとる。
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大きな釜を持ったナメ滝をいくつか快適に越えて行く。
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再び両岸が迫ってきて、3mの直瀑が現れるが、左壁を空身でザイルを引いてリーダーに突破してもらう。
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大岩で分けられた2条は左を登る。
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続く6m滝は、倒木手前から左の草付きからブッシュに入り巻くが懸垂下降のおまけつきとなる。
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テン場適地を見つけ時間も16:10なので初日はここまでとする。7時間で林道まで行けるはずだったが、清水沢手前のここまで8時間半ほどかかってしまったのはちょっとショックであった。
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それでも焚火は盛大に楽しい夜は更けてゆく。
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2日目は、早めの6時過ぎに出発する。ちょっと眠気がある体に、釜といくつか小滝を越えて行くとエンジンがかかってくる。すると12m滝が豪快に落ちている。リーダーは左水線を登る準備をしていたが、遡行記録でここは左を巻いていたと自分が発言し左を巻くことになる。(自分の勘違いで左水線を登るのが正解)
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懸垂下降で沢床に戻り、遡行すると3m、7x9mと何れも釜を持った滝が出てくるが快適に登れる。
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すると、20mのトロ場が出てきて、朝っぱらからしっかりと水と戯れることができた。
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そこから少し行ったところに12m滝が豪快に水を落としている。直登は難しく、左草付きをリーダーがザイルを引いて登り巻きクリアした。
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巻き終えたところが清水沢の出合い。1:5で左から清水沢が流れこんでくる。何個か小滝を通過しナメ床の歩きを楽しむと8mCS滝が出てくるが、登れそうにないので右を巻く。朝に日差しを受けて水が輝き始める。
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続く4m二条滝は右壁を快適に登り、3段のナメ状滝も難なくこなしていく。
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両岸がまた迫ってきて、3mCS前の流れの強い淵は左を胸まで浸かってヘつってどうにか突破する。
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3x4mのCS滝を右からクリアすると大釜を伴った12m滝が出てくるが、左を比較的簡単に小さく巻ける。
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そこからは、急に開け朝の光にキラキラと輝く沢の世界となる。
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しばらく河原を行くと、林道の橋に出る。
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ここで時間確認すると、9:50、登山道までここから早めの記録で4時間半、下山に4時間半かかっており到底日のあるうちに下山するのは難しいと判断し、林道を下ることにする。ちと悔しいが諦め、3時間半林道を歩き、林道終点ゲートの駐車場に戻った。
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bema
















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逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)

Author:逍遙溪稜会(しょうようけいりょうかい)
東京を拠点として、沢登りを中心に活動する山岳会です。
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